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(B62) これからの人事はHRテックなしでは戦えない-1 by ビズリーチ (2019.6.17)より抜粋加筆しました。

⑴ 人材獲得競争に勝つための「戦略人事」とは
グローバル競争や人材獲得競争が激化する昨今、
人事が積極的に経営戦略に関わり競争力を高めていく「戦略人事」の導入が日本でも急速に進んでいます。

戦略人事の実現には、
テクノロジーによる人事業務の効率化、
すなわち、「HRテック」の活用が不可欠。


⑵ HRテック導入で人にしかできないコア業務に集中
HRテックの第一人者である慶應義塾大学大学院の岩本隆氏は、テクノロジーの進化がもたらす人事・採用業務の変革を以下に語ります。

「かつての人事の仕事は、労務管理や事務作業に時間を費やしていました。
それらをテクノロジーで代替できるようになった現在、
人事は人にしかできない業務、
いわば生産性を上げるためのコア業務へ付加価値を見い出していくようになりました。

それを手助けするさまざまなHRテックが登場しているのが、今の大きな変化です。
特に、莫大なデータを扱う定型作業の多い採用分野に関しては、HRテックの導入効果が出やすいとされています」


これまでの採用業務といえば、以下の膨大な工数が発生していました。
①応募者とのやりとり
②面接のアレンジ
③応募者データの管理
④面接評価の管理
⑤面接官への申し送り


以下の作業で、一つひとつの作業にかかる時間とストレスに悩まされる採用担当者も多いのではないでしょうか。
①データを手作業でExcelに入力する
②メールで受け渡しをする
③過去の評価を確認するのにデータを探す


⑶ 採用管理システムでは以下を一元化することができます。
①これまでバラバラになっていた応募者データの管理
②エージェントとのやりとり
③スケジュール管理
④面接評価などの業務


岩本教授は以下に言います。
「生産性は、分母を時間、分子を成果の付加価値として測ることができます。
人がやらなくてもいいノンコア業務をテクノロジーが代替すれば、人の工数が減り、労働時間が削減されることで、分母を小さくすることができます。

採用において、テクノロジーが代替できるノンコア業務はデータの蓄積です。
蓄積したデータを活用することで、面接の精度も高まり、クオリティが向上します。

結果、分母を小さくするだけでなく、
分子を大きくすることにも寄与し、“採用生産性”は圧倒的に上がるのです」


HRテックには以下が求められていきます。
①ビッグデータを多く取る手法の豊富さ
②PC画面上で一覧表示できる見やすさ
③面接時間調整のスケジュール管理のしやすさ
④採用関係者内でのコミュニケーションのしやすさ
⑤採用関係者内にとってのデータ入力のしやすさ


そして、今後の人事業務は以下のように変わります。
①採用業務に関わる定型作業をシステム化する
②生産性を向上させるコア業務時間を創り出す

https://toyokeizai.net/articles/-/283132

私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp