4月2週目の金曜日、職場にて。
「もしもし、坊（息子）のお父さんですか、保育園です。」
来たか。4月から通い始めた保育園、初の呼び出しの電話。
遅かれ早かれ来るとは思っていたが、思ったより早かった。

「坊が痙攣を起こしてしまって、救急車を呼びました。」

は！？！？なに？救急車？？
熱出たのでお迎えを〜とか想定してたのに救急車？？
全然心構えできてないよ。黒船襲来だよ。

電話越しの先生も説明がしどろもどろでかなりテンパっている。
そんなに重症なのかと不安になる。
幸い妻がすぐに保育園に行けたので救急車に同乗してもらう。

僕も仕事を切り上げ車で搬送先の病院へ直行する。
着くとぐったりとした様子の坊と妻。

「大丈夫？」

「熱性痙攣、5分以上痙攣が起きたんだってさ。今は落ち着いてるし、命に別状はないみたい。」

ほっと息をなで下ろした。
その後医師から詳しい説明を受け、坊は熱冷ましの座薬を入れられた。
看護師さんの浣腸は一瞬すぎて目を疑った。俺でなきゃ見逃しちゃうね。

この日は2歳の誕生日２日前。翌日から誕生日旅行を計画していたが、残念ながら旅行はキャンセル。幸いにもホテルに電話をしたところ特別にキャンセル料は無料にしてもらえた。
神。絶対にいつか利用します。

そんなこんなで誕生日前日と当日の土日は家でゆっくりすることに。
妻とは、「早く良くなるといいねー」、「回復したらどうやってお祝いしよっか？」などと言っていた。

まさかここから地獄が始まろうとはつゆ知らず。。。

土曜日、1日寝て座薬の効果もあり、坊も元気そう。
いつも通りご飯は食べるし、遊ぶし叫ぶ。
異変が起きたのはその翌日の日曜日だった。

誕生日当日の朝食にて。坊、パンを一口食べるなり嘔吐。
それもちょっとではなく盛大に。シンガポールのライオンくらい盛大に。
坊はよくご飯を食べる子だが、今まで食べ過ぎなどで吐いたことはなかった。

何が起きているんだ、熱ももう下がっているのに。。。
朝ご飯を中断し様子を見ていると、異臭が。
見事なまでのシャバシャバ💩

脳裏に過るのは先週配信された保育園のお知らせ。
「園では胃腸炎が流行り始めています。ご家庭でも注意してください。」

まずい、胃腸炎や！！

すぐさま対策に走る我が家。
バケツを買いに行き、消毒液を作り、マスクを付ける。
今一番最悪なのは親子共々胃腸炎に倒れること。

何としても、何としても親は胃腸炎になるわけにはいかない。。。

翌日、僕嘔吐。

翌々日、妻嘔吐。

もうね、辛い。本当に辛い。
普通に胃腸炎辛い。その上坊の相手も辛い。
何で？何で坊は元気なの？？坊、腹下ってんだろ？まだご飯食べれないんだろ？？なんでそんなに元気なんだよ。

死にかけの両親相手に遊ぼう遊ぼうとせがむ坊。
すまん、坊、上も下も限界ギリギリなんだ。
稲葉浩志もギリギリチョップなんて歌ってられないくらいギリギリなんだ。

仕方なしにテレビを付け幼児向けYouTubeをエンドレスに流す。
ありがとうYouTube。ﾍﾞｲﾋﾞｰｼｬｯ!!ﾄｩｰﾙﾙｰ

現在は何とか全員回復し、平穏な暮らしが戻ってきましたが、これでもかというくらい保育園の洗礼を受けた。
初の保育園からの呼び出しが救急車で始まり、そのまま家族全員胃腸炎にかかるなんて。。。難易度設定バグってるよ神様。

皆様も4月から保育園に通われ始めた人も多いと思います。
すでに保育園の洗礼を受けた人もそうでない人も、これからも楽しく頑張っていきましょー！