某大手オンライン古書店の「買取価格」。

どうもどうも、大鍋ちゃんです。
(客観的に物語のように語りたいので一人称は「大鍋ちゃん」です。きもくてゴメンネ★)
マガジンのネタが思い浮かばず、友人に知りたいことを募ってみたところ「値付け」「買取価格」について興味がある!
とのことだったので、今回は某大手オンライン古書店の「買取価格」について語ります。

といってもバイトである我々には買取価格に関してなんの権限もなく。
ただ基準に沿って「買い取れる」か「買い取れない」かを選別するお仕事でした。
買い取れる商品については、買取価格をどうやって決めているのかというと「本部で設定した価格が自動的につく」のです。
商品についているバーコードをスキャンして読み取ると、目の前のパソコンに「タイトル」と「買取価格」が自動的に表示される仕組みでした。
ただし、バーコードのついていない(または、ついていても読み取れない)商品も存在します。
そういう商品は「文庫は◇円」「マンガは■円」のように一律の値段で買い取ります。
ただしジャンルによって(大きな声では言えない……ここは同人誌版に載せますね)「バーコードがないと買い取らない」本も存在しました。まあ、バーコードがない=年代が古い、ってことなので、大手的には売れ筋ではないんですよね。古書店なら価値を考えて売買していただきたいものですが、残念ながらそういう価値観の会社ではなかったので。
買い取れない商品に関しては別項で詳しく書く予定です。本好きの身としては、悔しい思いもたくさんしました……。

話が逸れました。

本部での買取価格は、時流によって細かく変えていたようです。
当たり前ですが新しめの本は高く、古くてたくさん流通しているようなベストセラーは最低価格でした。「多くの人が求めている本は買取額が高い」というのは当然ですね。
ベストセラーのマンガが、買取150円から時間が経って10円になり、アニメ化でふたたび150円になり、時間が経って在庫が溢れて5円になり、さらに実写映画化で70円に上がり……みたいな事例も(価格は適当ですが)あります。
売るならば「新しいうち」か「メディア化で注目」されているときが高くなりがちです。
そしてそして、オンラインで働いていた大鍋ちゃんとしては言いにくいところですが、同じ会社で実店舗がある場合は直接持ち込んだほうがちょっと高く買い取ってもらえる……みたいです。送料無料(会社の負担)で買い取るぶんが差し引かれていると思えばさもありなんです。
ただ、まあ、どちらにせよ、この某書店の査定額は業界で下の下でした。怒られるほどお安いかと思われます。評判は悪かったです。
自分も持っている本のバーコードをスキャンしながら「絶対ココには売らないわー」と思ったもんなー……。
なので、手間がかかっても買取額を重視するならフリマアプリなどを使ったほうが高く処分できるかと(大鍋ちゃんが働いていたころはフリマアプリなど存在しませんでした)。
送料の負担なしに、気軽に処分できるのが郵送買取のいいところです。買取額には期待しないでおいたほうが無難かも、です。

※この会社、買取の基準やオペレーションがコロコロ変わるので、あくまで「大鍋ちゃんが働いていた一時期」の話ということでご理解くださいね。

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