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ハードセルツァーについて。

数か月前。某タップルームに行った時のこと。

「そういえば、ハードセルツァーは飲まれました?」
 と、ブルワーさんの問いかけ。

「あー、なんかツイッターのTLで流れてましたけど、飲んだことないですわ
 どういう飲み物なんですか?アルコール飲料なんでしょうけど」


「低カロリーのグルテンフリーで。アメリカの若者に人気ということです。
 今、缶でありますけど、持ち帰って飲んでみます?」
「ヨロコンデー!」

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そして帰宅。
ビールの一種かと思ってたので、透明な見た目に驚く
あー、そういう方向性?もしや、ジーマ的な?

確かに味はドライ。甘みも無くてキレてる。そして強炭酸で爽快。
ブラックチェリーの風味はややケミカル。ドクペチェリーやチェリーコークのような炭酸飲料を思い出す。

なるほど………。悪くない。いや、美味しい。
美味しいといえば美味しい。うん。だけどなぁ……。

アメリカで流行ってるらしいけど、日本にはチューハイあるんだよなぁ!
「フルーツフレーバーの炭酸アルコール飲料」はチューハイがある。
しかもめっちゃ種類出てる!フレーバーうんぬんで言えば果汁たっぷり入ってるよ!

でも、ハードセルツァーはローカロリー?
その枠にはハイボールあるんだよなぁ!糖質ももちろん少ないぞ。
チューハイ枠も最近はローカロリータイプあるぞ?アサヒのSlatとか。

フレーバーつき炭酸アルコール飲料、甘くない、ローカロリー」をピンポイントで飲みたい人がどれほど日本にいるのか。

いや、その需要自体はあると思うし、俺も飲みたいと思うけど…。
ハードセルツァーのお値段、1缶500円か、それ以上とかですよ。

ハイボール(もしくはジンやラムのソーダ割)でいいですわ。
チューハイ飲みますわ。檸檬堂甘くて果汁でおいちいねー!イェーイ。


そのようなわけで、日本では現状、ハードセルツァーは流行しないと思う。

チューハイとハイボールという巨頭とどうしても競合する。
気軽な飲料としては値段が圧倒的に負けている

この2つが大きな理由過ぎる。

ただし。「ハードセルツァー」が流行らない…ということではない。
キリンやサントリーなどの大手が低価格でハードセルツァーを販売すれば、日本でも流行る可能性はある。そうなるとハイローでアメリカ産の高級セルツァーが売れるかもしれない。

まぁ、なんだねあれだね。個人的には、その値段だと申し訳ないけどクラフトビール買う。
あと、なんかクラフトビールの次はクラフトジン、その次はハードセルツァーや!みたいな売り方の気がして、あまり好きじゃない。
そもそもアメリカの若者で大人気!とか言われても、だからなんなんだとしか思わんし。

それと、昔にあったZIMAみたいなアルコポップの焼き直しというか、ひとつ前の世代が飲んでいる酒類を嫌がり、新しいものに飛びついてるだけの気もする。それが悪いこととは言わないが、「味」本位の流行じゃなく下駄を履かされた世代的流行ではないかという、勝手な推測もあり。

うん。別にハードセルツァーをけなしてるわけじゃないけど。
選ぶ理由が少なくて、それを選ばない細かい理由が多いんやなって…。