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起業2年目に入って思うことを綴る

こんにちは!BIGW@VEです!
noteをゼロベースで書くのは数年ぶりでしょうか(苦笑)
今は湯河原の温泉宿で1人経営合宿と称して、思考の整理や棚卸しをしています(漫画を読んだり、ダンスをしたり、ダラダラしてたりもすることは🤫)

THE RYOKAN TOKYO(湯河原)

起業してから1年経過をして、ちょうど2期目に突入するタイミングとなり、今このタイミングで思うことを振り返りもしながら綴っていきます!

これから独立したい方や、キャリアで悩まれている方に少しでも参考になれば嬉しいです!


なぜ起業したのか

最初に起業のきっかけはなんだったのか。
先に結論を述べておくと、以下2点が大きな要因となります。

  1. 起業することからずっと逃げていたこと

  2. 第一子を授かったこと(※起業のトリガー)

特に1のテーマについては棚卸しの観点で、個人的にも改めて時系列で深掘りしていきたいなと思います。

まず最初に起業したいと考えたのは、7年前の29歳でした。
その頃は管理系最大手の人材AGTであるMS-Japanに在籍しており、横浜支社の立上げをやりながら30代のキャリアに悩んでいました。

当時は社内のイノベーションコンテストなるものがあり、積極的に新規事業を考えたりすることに悦を感じることが増えていきました。横浜支社立上げの経験をさせていただいたことから、何か自分で新しいことを生み出すのが楽しいと感じるようになったのが大きいなと思います。

当時のマザーズ上場承認を機に会社を退職し、4ヶ月のニート兼旅人となり、いわゆる自分探しの旅に出て今後の行く末を探し続けていました。

福岡の高島市長が企業誘致やスタートアップ活性化を熱心にやっていらっしゃって、自分自身も福岡という街がすごく好きだったので移住も踏まえチャレンジを検討しましたが、1人旅で貯金をすべて使い切ってしまったのと、そもそも何者でもない自分が結果を出せる自信がないことをそのタイミングで気付きました。
戦略も何もない状態でチャレンジするのはさすがにハイリスク&無謀すぎるなと思い、経営目線で裁量を持って仕事を遂行できる可能性があるスタートアップで修行も兼ねて転職することに決めました。
起業から逃げた1回目

その後、Photosynthに入社しグロース市場へIPO達成まで牽引。
後任を育成し退職を検討するも、ここでも起業をするかどうか悩みました。

というのも営業/マネジメントを中心としたスキル・経験値としては結果を出すことができ、自信が付いたものの、起業することが目的となってしまっており、特に事業の方向性や何をやりたいかの解像度が低く、前回のモヤモヤと同様の事象が起きてしまいました。
結局、スタートアップ10社程度との転職活動を経て、自分自身に足りていないBizDev力を一番磨ける環境を選ぶこととなりました。
起業から逃げた2回目

転職したものの、BizDevという新たな領域で苦戦していたのも事実です。
入社当初から優先順位は基本仕事というスタンスで、優秀な方々から色んなやり方をインプットし、平日朝7時〜23時+土日は仕事!という感じで日々結果を出すべく本気で取り組んでいました。

ただ心身ともにダメージが大きいこの働き方をいつまで継続できるか、事業拡大や組織貢献へのパッションをどこまで最大限引き上げられるか自問自答を繰り返していた頃、思ったよりメンタル面でのダメージが大きく、パフォーマンスが出づらくなってきたことを記憶しています。
※正直ベースで鬱病的な症状に近いと感じています。部屋中を何も考えずウロウロしたり、深く眠れなかったりといった症状です。「多分このままいくとトぶな」という異変に理性で気づけたからこそ病院にも行かず大事には至らなかったが、何がきっかけで発生するのかは誰も分かりません。
上長にはすぐさま相談し、適切な対応をしていただき感謝しかありません。

上記のような流れがあり、結果的に起業のトリガーとなったのは2022年10月の「第一子妊娠」という出来事でした。

働き方や人生単位での目指す方向性や成し遂げたいことなどを本気で考え抜いた結果、リスクを取り起業をすることで、覚悟を持って新しいチャレンジをすることに決めました。

何より娘が育った時に、やりたいと思っていることを逃げながらやらない理由を探している姿がシンプルにカッコ悪いなと思うようになり、親としてお手本となるような生き方を体現すべしとなったのが強かったです。

そこから先輩や同世代の経営者たち10人以上に話を聞き、起業や事業領域の解像度を高めて2023年1月に登記することになります。
※ここでの解像度を高める行動が、今になって本当にやって良かったなと感じています。忙しい中、時間を割いてくださった皆様には感謝です。

結果として、起業から逃げたことは事実なのですが、そのまわり道をしたことが今の仕事につながっているので、色んな辛い経験も含めてちゃんとつながっているなと感じました。

遠回りすることこそ近道。失敗しない人に深みはない。無駄だったと思うことにもちゃんと意味があり、無駄と気づけることこそ前に進んでいる証拠。

イチロー選手の言葉

妊娠中に起業をすることで家族の反対はなかったのかとかも聞かれたりするんですが、撤退条件はしっかりと決めていたのと、そもそもこの話をしたときにもアクビしまくっていたのであんまり興味がないというのが実情ですw

撤退条件はこのように定めています!

あと出産してから起業をする選択肢もあったのですが、私の性格的に逃げようとしてしまうと思ったので、むしろ出産まで(約6ヶ月)になんとか安定させる!無理だったらサラリーマンに戻る!というスタンスで実現しました。

起業家はハードワークしてなんぼ!みたいなテンションや風潮もあるのは理解しているのですが、フェーズによって取り組みやリソースの使い方は変わってくるなーというのが持論です!(個人的には育児が落ち着いたらハードモードでガシガシやりたい派ですw)

具体的に何をやっているのか

対外的には、Biz領域を中心とした「スタートアップ特化型ハンズオン支援」をする会社とお伝えしています。(長くてなかなか伝わりづらいですがw)

支援している会社は投資ラウンドがシード期くらいで、これからPMFを目指すフェーズや、新規事業領域でグロースを目指しているスタートアップなどのビジネスサイドでお手伝いできるところを支援しています!

よく「営業代行会社としてやっているの?」と聞かれたりするのですが、営業だけの仕事は基本的にやっておらず、どちらかといえば経営に近いポジションで事業をグロースさせるための戦略や組織体制構築を自分自身も現場に出ながら担っているようなイメージです。
あとは課題がある領域の立て直しなど。

セールス全般はもちろん、事業戦略立案やセールス&マーケティング戦略、CS立上げ、アライアンスの構築、適切なチャネル選定、プレスリリースのPR的なこともやったり、SFA/MAのゼロイチ構築、ValuePropositionの設計など多岐に渡ります。

領域的に経験の浅い分野も当然あるのですが、支援を通じて自分自身の経験を積み重ねていけるのが最高だなと感じています。
起業をキャリア形成の選択肢として有益だと実感した原体験でした。

どうやって顧客獲得をしているのかも聞かれたりするのですが、基本的には紹介ベースでお繋ぎいただき、価値提供ができそう&自分自身としても良い経験を積むことができそうと思ったクライアントとご一緒させていただいている状況です。
※顧客開拓関連は別のnoteで詳しく記載しようと思っています!

大前提として、顧客への価値提供を継続的に実現できないとすぐに仕事がなくなる世界なので、本質的な実力やスキルセットを求められます。

これからどうしていくのか

2期目に突入し、事業計画を再度引き直している最中ではありますが、短期的には「背伸びをしすぎず、まずは目先のできることに全力を注ぐ」ということにしています。

もともとは結構ストレッチした目標を立てていたのですが、現状の優先度を「家庭の時間」にかなりフォーカスしているため、時間のバランスが悪くなり、公私ともにうまくいかないリスクが高くなるなと冷静に考えました。
現状は基盤を固め、経験を積み、キャッシュをとにかく増やし、アクセルをいつでも踏める体制を構築することに専念していこうと思う次第です。
※チャンスだ!と思ったらいきなりアクセル全開になる可能性もありますがw

一方でいつかチャレンジしたいマーケットや、こんなサービスがあったら良いなーということを常日頃から考えるようにはしているので、並行して思考の時間を創出して、事業解像度を高めていけるようにしていきます。

またどこかのタイミングでは高い山を一緒に登る仲間を増やし、切磋琢磨して事業を大きくしていきたいと考えています!

まだまだ会社としては未熟ではありますが、少しずつ貢献できる領域を増やして頑張っていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

お仕事のご依頼や、一緒に働きたいというような変わった方がおりましたら、カジュアルにご連絡くださいー!


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