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美女メディアなのにモデル募集を辞める理由と成長戦略について。

 このたび「美女読書」ではモデルの募集を打ち切ることにしました。理由については、こちらの記事の中でも触れていますが、募集しても採用する可能性がほとんどなくなってしまったからです。

 これまでは、モデルさんの方から応募してきてくださった場合は、基本的にノーギャラ(撮影後のお茶代・ランチ代はこちらで負担)とさせていただき、こちらからご依頼する場合は、ギャランティーをご提示して出演を打診するという方針をとってきました。

 最近は前者のパターンがほとんどなくなってきてしまったので、今後はこちらからギャランティ(5,000円〜30,000円程度)をご提示し、出演を依頼するパターンに統一していくことにいたします。

 たいていの美女メディアは、できるだけコストをかけずにコンテンツを増やしたいという狙いがあるため、モデルの応募フォームは当然もうけているものだし、ほとんどの場合、注意事項に「ギャランティーは支払われない」旨が記載されているものです。

 なぜ「美女読書」では、わざわざモデル募集を打ち切り、コストをかけた上で起用していくことにしたのか。noteではその戦略意図についてまとめておきます。

「美女メディア」の成長戦略について

 今やネット上には数多くの美女メディアがありますが、そのビジネスモデルというか成長戦略は、大きく2つのパターンがあると思っています。

 一つは、できるだけ多くのモデルさんに出演いただき、コンテンツの「数」で勝負するタイプ。美女メディアの走りである「美人時計」や「美女暦」のモデルですね。コンテンツの更新ペースが早いとファンが付きやすく、メディアとしての影響力(閲覧数やユーザー数)も高まりやすいので、広告収入が得やすくなります。

 この場合、安定してハイペースで更新できるように、1件あたりの制作効率をできるかぎり高めることが基本方針となります。

 そのためコンテンツ自体は写真(やミニ動画)+プロフィールといったシンプルなものになる場合が多く、モデル募集フォームを設けて、(おそらくビジュアル面で)一定の基準を満たす人はじゃんじゃん採用していきます。またSNS等でモデル活動をしている方にメッセージを飛ばして、出演を打診することもあるようです。

 これに対して、美女読書では「数」よりも「質(写真だけではないコンテンツ性)」を重視する方針をとっています。具体的には「本×美女」の写真だけではなく、記事を執筆したり、動画を撮影したりして、美女が商品(本)を紹介するコンテンツを制作しています。

 執筆や編集作業が必要になる分、制作に時間も手間もかかり、更新ペースが遅くなってしまうのですが、それでも、書評記事をなくして写真のみで運営するよりは、よっぽど成功する余地があると思っています。

写真のアイデアだけでは
差別化にならない

 なぜなら写真の切り口と更新数だけで勝負するパターンでは、「美人時計」「美女暦」「美人SNAP」「美学生図鑑」といった先行プレーヤーに勝てないからです。

 美女メディアの大半は、「◯◯×美女」の◯◯の部分だけ変えることで作られていますが、「どんな姿の女の子を撮るか」という切り口のアイデアだけでは、先行者に勝る価値にはなり得ません。

 たとえば他の美女メディアがモデルに本をもってもらえば、画としては「美女読書」になるので、写真のアイデア自体には何の競合排他性もないからです。

 実際「美女暦」では最近、(意図はわかりませんが)モデルに本をもたせた写真が増えてきていて、写真だけ見れば完全に「美女読書」です。

 しかしネームバリューも影響力も「美女暦」の方が圧倒的に上なので、もし向こうが(ないとは思いますが)本気で「読書」をテーマにした写真を撮り続けるとしたら、単純に「本を持っている女の子の写真が見たい人」や「本を読んでいる姿をキレイに撮ってもらいたいモデル」は、「美女暦」に集まるでしょう。

 差別化ポイントが写真の切り口だけだと、すでに固定ファンや運営スタッフが整っている先行メディアにはまず勝てないのです。

 その一方で、「数」で勝負する美女メディアにとっては、いかに1件あたりの制作コストを下げ、更新頻度を高められるかが肝になるので、手間も時間もかかるテキストコンテンツの制作に力を入れる方針はなかなかとれません。

 そのため美女読書では、手間も時間もかかるけど、「質」を重視して「写真だけではない」コンテンツを作り続けることで、他の美女メディアと差別化する戦略をとっています。

 まとめると、美女メディアをビジネスとして考えたとき、重要なのはメディアの影響力(閲覧数やユーザー数)を高めることで、そのためにはコンテンツの「数」を伸ばすか「質(写真だけではないコンテンツ性)」を重視するかの2択があり、美女読書では後者を選んでいる、ということです。

 もちろん「質」が高いコンテンツを「数」多く量産できるのであればそれが一番なのですが、そうするとスタッフの増員が必須となり、コストが掛かりすぎてしまうので、とりあえずは「質」を最優先する戦略をとっています。

 美女読書にとってのコンテンツの「質」とは、モデルの質、写真の質、選書の質、記事の質、デザインの質などすべてが関係していますが、中でも重要なのが「モデルの質」です。

 これはビジュアルが優れている(美女である)というだけではなく、SNSでの影響力が高いかどうかが大きな基準となります。とういのも、それによって無名メディアにはない影響力を補強することができるからです。

モデル費はメディアの広告宣伝費

 立ち上げ初期の無名メディアが一番大変なのは、時間をかけてコンテンツを作っても、誰にも見られない事態に陥りがちということです。Web上は無数のコンテンツであふれているため、SNSなどでの拡散起点がないメディアは、数ヶ月〜数年の間、誰からも注目されないということはザラにあります。

 どれだけ良質なコンテンツを、手間をかけて更新していても、誰からも見られない期間が長く続くと、運営側のモチベーションが折れてしまうでしょう。

 しかし美女メディアの場合は、モデルさんの影響力をお借りすることで、無名の段階でもソーシャル上で拡散させて、多くのユーザーにリーチさせることが可能です。

 とすれば、「モデルフィー=広告費」と考えて、ソーシャルで影響力のあるモデルさんに出演をお願いした方が、早くメディアを成長させることができるし、ビジネスとしても成立させやすくなります。また知名度のあるモデルさんに出演いただくことで、メディア価値やブランドイメージを高めることにもつながるため、TwitterやFacebookに広告を出すよりも、ずっと費用対効果のよいい投資になります。

無名メディアのSNS拡散戦略

 これに加えて「美女読書」では、紹介する本の著者の影響力をお借りすることもできます。

 美女読書も、初期は知名度の高いモデルさんにギャランティーを支払ってばんばん出演いただくという手法はとれなかったので、紹介書籍の著者の影響力を活用する戦略をとっていました。

 たとえば堀江貴文さん(フォロワー数200万人)は、著書を紹介して@を飛ばしながらツイートするとたいていRTしてくださるので、一定数のユーザーに確実にリーチさせることができます。

 このときモデルさんが飛び抜けて可愛ければ、目にした方の印象の残るため、サイト自体を覚えていただきやすくなります。

 そうした狙いから、サイトオープン時の記事は、堀江貴文さんの『ゼロ』を、当時「Sonyを救う女性」とネットで話題になっていたイベントコンパニオンのつちださゆみさんにご紹介いただきました。

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> 仕事を辞めたい人必読の1冊!ホリエモン『ゼロ』から3つのアドバイス!

 こちらの記事は当サイトの累計閲覧数でTOP5に入っており、77,300PVを超えています。

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 このように、メディア自体の影響力がゼロであっても、戦略的に他者の影響力をお借りすることができれば、アクセス数を大きく伸ばすことができます。

 そうしてメディアがそれなりに知られれば、ノーギャラでも出たいと言ってくださるモデルさんが増えてくるので、継続的にコンテンツを更新していくことが可能になります。

 しかしながら、プロのモデルとして活動していて、ソーシャル上にファンが何万人もいる方が、自分からノーギャラで応募してくるということはまずありません。そのためギャランティーを出していない美女メディアは、出演モデルが似通ってきてしまい、ここでも差別化ができなくなってしまいます。

 美女メディアで突き抜けるには、写真以外のコンテンツ力を持つことに加えて、出演モデルの質を重視することが肝になるということです。

 こうした考えから、これからはよりモデルさん側の影響力をお借りするかたちでコンテンツを作っていくべく、ギャランティーをお支払して出演依頼をすることにしたわけでした。

美女のアイキャッチが持つ
アテンションの強さ

 なぜモデルさん側の影響力を重視するかというと、Webコンテンツにおける美女のもつアテンションの強さは非常にポテンシャルが高いと思っているからです。

 たとえば「美女読書」はキュレーションアプリのantenna*と、ニュースアプリのSmartNewsと提携していますが、どちらに掲載されたときも、美女のアイキャッチ(フリー素材ではなくオリジナル素材)のアテンションの強さは際立っていると感じます。

■antenna*

 キュレーションアプリのantenna*でも、アプリ立ち上げ時のトップカバーの最上段に何度か使っていただいていますが、このインパクトです。

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心配事の9割は思い込み!「禅」の教えで人生をシンプルにする方法!

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> 未来をつくる起業家たちが語る!スタートアップは何人で始めるべき?

↓PC表示ではこんなに大きく出していただいたこともあります。

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> 早稲田大の美女が教える!多忙な社会人でも英語学習を習慣化する方法!

 パッと見たときに、思わず目が止まってしまうパワーがあることがわかると思います。

■SmartNews

 SmartNewsでも、美女のアイキャッチは非常に目を引きます。おそらくクリック数の多い(=閲覧数が多い)記事が上位に表示されやすくなる仕様になっていると思うのですが、美女読書の記事は、公開するとほとんどの場合チャンネルの上位記事を独占することができます。

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↑これは1日に3本を同時公開したときの読書チャンネル。3記事とも上位表示されました。

 TwitterでのRT数が多くなると、「コラム」や「エンタメ」「テクノロジー」といったチャンネルで掲載されやすくなります。これらは「読書チャンネル」と違ってSmartNewsをダウンロードした時からデフォルトで入っているチャンネルなので、基本的に全ユーザーが利用しており閲覧数が桁違いに大きくなります。

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 SmartNewsでは、現状、TwitterでのRT数を重視したアルゴリズムになっているため、Twitterのフォロワー数が多く、エンゲージメントが高いモデルを起用している当サイトは、非常に相性が良いといえます。

(※SmartNewsのアルゴリズムが変更になる場合があるので、必ずしも掲載されるわけではありません)

 つまりPVを伸ばすには、「コラム」や「エンタメ」といったデフォルトのチャンネルに掲載されることを狙うべきで、そのためにはTwitterでのRTが多くつくような記事を作ることが効果的なのです。

 この面からも、Twitterで影響力のあるモデルさんをキャスティングすることが、メディアを成長させるためには非常に重要な戦略となってきます。

SmartNewsに掲載されるために
モデルをキャスティングする

 例えばこの記事のアイキャッチの女性、タレントの森あんなさんの記事は、森さんのRTによって50RT、112いいねが付いています。

 また全国のTSUTAYA書店さんとコラボした第3回美女読書フェアでは、20名のモデルさんにご出演いただきましたが、ほとんどの方がご自身の出演記事についてRTしてくださったので、大いに拡散され、SmartNewsの「コラム」や「エンタメ」チャンネルだけでなく、TOPにも掲載されました。





 最近スタートした「吉田ももみ起業物語」でも、堀江貴文さんの著書を紹介したことで、ももみさんのRTに加えて堀江さんのRTもいただくことができ、大いに拡散されました。

 最近は試験的にミニ動画の撮影も行っておりますが、SNSでの反応は良好です。


 このように、当サイトのような無名メディアでも、モデルさんのお力を借りて50RTや800いいねといった規模のリアクションがもらえると、1記事で3万〜4万PVといったアクセス数を得ることができます。

モデルさんへ...
今後はこちらから依頼します!

 ということで、美女メディアとしてのポテンシャルを最大限に活かすために、今後はモデル応募を受け付けるのではなく、こちらからギャランティーをご提示した上で出演依頼するパターンに統一することにしました。

 金額はSNSでの影響力や知名度によりますが、約2時間の撮影で5,000円〜30,000円を想定しています。(美女メディアでここまで出すところはまずないと思います。大抵はノーギャラか1,000円程度がほとんどなので...)

 フリーで活動されているモデルさんや、事務所に所属しているけどある程度自由に仕事を受けられるというモデルさんは、ぜひ美女読書のTwitterアカウントをフォローいただければと思います。

> Twitter(@bijodoku)をフォローする

 ご出演をお願いしたい方にはフォローバックし、案件が入り次第、こちらからご依頼させていただきます。

 本当はライターも1本 5,000円〜30,000円くらいで募集したいのですが、これはもう少し基盤が安定してからの話になると思います。

 尚、今後は「美女読書」本体への出演以外にも、noteの月額課金マガジンや、読書に限らない美女を起用したPRコンテンツの企画・制作、インターネット配信番組なども実施予定のため、その際は、Twitter上で出演者を募集させていただく可能性があります(あくまで通常記事へのモデル募集を打ち切るとご理解ください)。

広告主さまへ...
美女コンテンツの制作を承ります!

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 こうした美女のもつアテンションを活用したい企業様のために、今後は商材を書籍に限定せずに、広告コンテンツの企画・制作を承ることにしました。

 「Webプロモーションで商品の認知を拡大したい」「商品の購買に結びつけたい」等、ご要望のある企業様はぜひお問い合わせください。

 商材や課題に応じて、10代〜20代の女性モデルを起用した美女コンテンツを企画・制作いたします。料金は1本10万円〜(モデルキャスティング、撮影、制作費込み)となります。

 また12月〜は某制作会社さんと組んで、インターネットの生配信番組をスタートする予定ですので、こちらの番組内での商品の紹介といった広告メニューも今後、展開していきます。

■お問合わせはこちらから
メール:info@bijodoku.com


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