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ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく

現在、福岡市美術館で開催中の
【ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく】に行ってきた。


「ミナ ペルホネン」とは
デザイナーの皆川明さんが設立したブランド。

前身となる「ミナ」を立ち上げたのは1995年。
流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深い関係を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けている。

感じたことは、
丁寧なものづくりを愚直に突き詰めている
ということ。

ファッション業界は
1990年代から大量生産大量消費が始まり、
流行り廃りがとても短い周期で進んできた。

しかし、ミナ ペルホネンは流行に左右されるデザインではなく、
何年経っても着続けられるデザインを追求している。

展覧会では
年代別ではなくテイスト別に歴代の服を展示していたが
古いデザインだな~と感じさせられることはなかった。

そして、
とても印象的だったのは
「人がデザインするからこその温かみを感じられる」
ということ。

意識について皆川さんはこのようにも言っていた。

デザインから
呼吸、意識、感情、熱量が伝わってくるってすごい。

また、もう一つ印象的だったのは
言葉の定義を世間一般的なものではなく、
自分たちなりの定義をしていたり、
例えを用いて言葉で説明している
ということ。

デザインとは?
デザイナーとは?
考え抜いているからこそ
出てくる言葉たち。

これらの言葉を見た時に
「なるほど、」
と思うものもあれば

「うん、どういうことだ??」
と思うものも正直あった。
自分の感性を高めていきたい。

この展覧会に行って感じたことは
妥協せず、時の流れに左右されない細かいところまで
心を込めたデザインを作り続ける姿勢

これを何年間も続けているからこそ
ミナ ペルホネンの考えに共感をしたファンの方々がいるのだと思った。

自分自身、ファッションに詳しいわけではないが、
流行に流されず、自分の意識から生み出される熱意、感情を大切にする姿勢はかっこいいなと純粋に感じた。

ミナ ペルホネンのことはひょんなきっかけで知るまで
知らなかった。

今回、展覧会に行ったことで
少し自分の世界が広がった気がする。

「自分が心から好きだ」
と思えるものが身近にあることは、
豊かな人生を送るうえでとても大切だと思うし、
そういうものと少しでも多くめぐり逢いたい。

そのためにも、
今回のような展覧会やいろいろなお店に実際に行くことで
自分の心が「ビビッ」と動くものと出会っていこうと思う。

そこまで長くない人生。
好きなことを全力で、
好きな人と一緒に、
好きなものに囲まれて
生きていきたい。

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