【イベントレポート】デザイン思考でこれからの介護・福祉を変える!~デザインスクールアイデア発表会~

12月2日、billage OSAKA内にて株式会社studio-L主催の「これからの介護・福祉の仕事を考えるデザインスクール アイデア発表会 in 関西」が開催されました。

介護・福祉の現場で働く方やクリエイター、学生、さまざまな企業に勤める方々が関西各地から集まり、8月からワークショップを通じて「これから」について考えてきました。

デザイン思考で考えることってどんなことだろう?そんな“学び”から始まり、インターンシップで“現場”を体験し、未来の“理想の生き方”や“働く場のあり方”を想像し、「これから」のアイデアを企画にしてきました。

これからの介護・福祉を考えるデザインスクールとは
介護人材の確保や介護に対するイメージの向上を目的として全国8ブロックで開催してるワークショップ形式のスクールです。多様な立場の参加者が介護・福祉の現場の「今」を見つめ、「これから」の自分たちの生き方や希望の未来を想像し、その実現に向けたアイデアを「デザイン思考」のプロセスや考え方を学びながら企画にしていきます。さらにはこれからの企画の実現に向けて深く対話し、行動へとつなげていきます。
今回のブロック別の発表会を経て、2019年3月には東京で全国のスクールで発掘されたデザインが一堂に会するフェスティバルも開催します。


関西ブロックでは、約80名の参加者が9つのチームに分かれ、これまでの介護・福祉の常識にとらわれないアイデアを考えました。
今回、そのアイデアを参加者に共有し、ディスカッションを通じて今後の具体的な取り組みへと繋げていきたいと考えています。


まずは各グループの発表からイベントはスタートしました。


介護施設が「働くきっかけの場所」に

利用者さんをケアされるだけの存在にしない。介護施設を家族の都合で、行くべきところにするのではなく、利用者が特技を生かして働くためのきっかけの場を実現します。そのための第一歩として、地域の人に「特技」を知ってもらえるような名刺を作り、バラまき作戦から始めて行きま す。


川西の中心から わがまま を叫ぶ

介護する人、介護される人両者がわがまま(=ささやかな自由)を我慢しなくていい場所を作ろうと考えました。介護施設にあるカフェ予定エリアで、そこで介護をする人、される人、そしてカフェを利用するお客さんとが相互に自分のわがまま(=ささやかな自由)を叶え合える、という関係を作れる仕組み・場所をデザインします。
わがままではなく、ささやかな自由を。


アップルミントで繋がろう

介護施設を、子供から大人まで、いろいろな世代の人が集まる場所にすることで、来るとちょっと前向きになれたり、元気になれたりするような施設にしようと考えています。
アップルミントを中心に、いろいろな世代の人が集まる素敵な施設に。


現代のお互い様をSNS上で

現代は悩み事や失敗したことなどを相談すること、そしてサポートすることが減ってきています。地域とのつながりもしかり…。そこで、匿名性を利用できるSNSで自分の失敗談やミスを投稿して、実際にカフェなどで集まり、投稿された内容に対し解決策や励ましをユーザー同士で行う、というオンラインとオフラインの場づくりを考えました。
ミスをみんなに共有、そして解決していける新しい「お互い様」を実現したいです。


世代を超えた少年少女キャンペーン

人は突然老人になるわけではありません。誰しも少年・少女時代を経験しています。そこで、各世代に共通点を見出すことで、若い人たちには自分の老後を想像しやすくなってもらい、年を召した人には若かったころの気持ちを思い出してもらって元気になってもらおう、という仕掛けです。
自分の生まれた世代がプリントされたデザインTシャツでその共通点を作ります。


あなたの個性が魅力なんです

「一芸テーマパーク」というこのアイデアは、介護職員一人ひとりの特技や個性、趣味を一つのアトラクションとしてとらえ介護職務に活用する、というものです。仕事がつらい…という気持ちをまるでテーマパークに行くような気持ちで職場に行けるようにします。
自分の個性が認められて褒められることで、自信を持ってもらいたいと考えています。


ななめがねで日常を新しく捉えよう

利用者さんを測定数値や日常生活動作など、介護士としてのプロ視点でとらえすぎて入居者さん自身に興味をなかなか持てない…。という職員のために「ななめがね」という取り組みを考えました。日常のの利用者が残すちょっ
とした痕跡(例えば入居者さんの靴の脱ぎ方や食事の順番など)を新しい視点で捉えてアウトプットすることで、「利用者さんを観察するとこんなことがわかるんだ!楽しい!」という気持ちになり、その気持ちを周りにも伝播させます。


「…知らんけど」でつなぐ地域と施設

関西人特有の「…知らんけど」を施設と地域をつなぐきっかけとして活用できないか、という着想から考えたのが「ウワサ郵便局」。地域の人が気になるうわさをポストに投函し、集まったウワサの真相を利用者さんと地域の
人で一緒に調査して新聞にまとめて広めるというものです。


オシャレな福祉で自分らしく働く

オシャレな場所で働きたいと思いませんか?「オシャレ福祉」では、オシャレな施設、オシャレな服、オシャレな制度、そして昇給などを実現することを考えています。そこで働く人たちが自分らしく働けて楽しくなったり、それが利用者にもポジティブな感情が伝わります。そしてそのオシャレな施設を地域などに開放することで、こんなオシャレなところで働きたい、という人も増やせていけたらと考えています。


以上、すべてのグループの発表が終わりました。


少し休憩をはさんで、ここからは気になるチームの元に行ってアイデアについてディスカッションを行いました。

お互いに熱い意見交換を交わしていました。


ディスカッションを終え、これからどうしていきたいかを各グループに発表していただきました。

ディスカッションの内容を踏まえ、これから継続していきたい良い点や思いもしなかった改善点が見つかり、各グループの新たな発見につながりました。



最後に集合写真を撮影してイベントは終了しました。


今後は2月24日にあべのハルカスでのエキシビジョン、そして3月には全国のブロックから70のプロジェクトが集まるデザインフェスティバルも開催されます。ぜひ皆さま、こちらにもご参加ください!



billage OSAKAはこれからもこのようなイベントを随時開催していきます!


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