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不均衡な男女 2023/6/10


お昼前に起床。
天気はイマイチだけど、向こう1週間はずっとグズついているようなので観念し、乾燥機を使うこと前提で洗濯機を回す。

軽く掃除など済ませて納豆と玄米を食べたら、PCを開き、最近の日記を書く。ためてしまった…というか、日記の存在をコッテリ忘れていた。印象的な日(というか記憶が残っている日)だけをピックアップして書く。その後はZINEの作業。進捗が止まっていることから目を背けており、今日~明日で進めたい。目標日時までに間に合わせたいのだ。

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夕方が近くなり外出。蒸し蒸しマックスな陽気で何を着てどうしたとしても不快。家を出た瞬間からもう多汗。まだ6月ぞ。

天王寺へ着き、ルシアスビルへ。一杯飲もうと友人に勧められた店へ行くも、満席。というかビル内は人だらけでどこも行列。にぎにぎしてるのう。

そしていつも通りあべちかへ向かい、おか長で瓶ビールを飲んだ。アジフライとゴーヤお浸し、計1,000円以下ですごい。
しかし、おか長って発音「おかなが」なのね。ちょうじゃないんだ。

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ちょっとノンビリしてたらあっという間に予定の時間。スタンダードブックストアへ。少し遅れて入り、ほぼ満席状態の会場。あと1席…という座席を譲り合ってワタワタするが、無事乾杯をし、落ち着いて話を聞けた。

「会社員の哲学」著者の柿内さんと、聞き手としてライターのスズキナオさんが登壇される刊行記念トークイベントで、会社員として働くことについてトークするというもの。

お2人とも、仕事と自分の距離の取り方がうまいな。

私は社畜体質で、会社員の時はサボるとか仕事を自分と切り離して考えるということがまったくできなかった。すべてを全力で自分ごとに捉えていく、準・意識高い系である。書いてて恥ずかしいな。
所属していた企業にスタートアップ的な組織が多かったという環境的要因もある。社員数の分母が少ないので、イチ社員が業績に与える影響力が高いのだ。1/10,000よりも、1/30の方が会社というものは身近で自分のコミュニティということがくっきりする。自分の貢献度が目に見えて分かる喜び、がんばらないと会社が潰れるプレッシャー、周囲の雰囲気につられてつい働く。
(なお、フリーランスとなり、無事(?)仕事と自分の距離コントロールはできるようになってきたと思う。きちんとサボっているので今は仕事の奴隷ではない。)

そして現在、わたしはフリーランスであり、会社員ではない。
わたしは人事の仕事をしているので、視点を社員ではなく組織におく必要がある。

つまりお2人とわたしは、あらゆる点において違うポジショニングなのだ。

イベント中にお土産が配られた。うなぎパイかと思ったら、東京ばな奈パイだった。

強く共感したのは、得意なことを仕事にした方が良い、という話。
組織・能力開発文脈でもよく出る話題(スタートアップ界隈だけかもしれないが)で、得意なことを伸ばした方がパフォーマンスいいよね、才能を見つけて輝くようにスポットをあてるのがチームマネジメントだ、というもの。これを個人単位でも考えながら組織に身を置くと幸せな働き方がしやすいと思う。
とは言え、会社員は仕事の割り振りを組織側に委ねざるを得ないので、トスされればどんなことにも挑む必要がある(し、あえて不得意を克服させるべくストレッチのきいた目標設定をされたりもする)けども。

フリーランスの場合はむしろその得意/不得意をしっかり把握していないと、自身の提供メニューがつくれないし、せっかく選び取れる立場に(リスクを負って)なっているのにもったいない。
自分の才能を見つけることはとても大事だ。そんなに苦労なくできていることは誰にでもあるはず。見つけたらその要素を分解して、ポイントを突き止めると良いと思う。

面白いイベントだったな。話し手の内容について、即脳内で自分の意見が展開されるのはわたしにとって珍しいのだが、それが起きた。
柿内さん、もう少しお話ししてみたかったなー。またどこかのイベントがあれば参加させてもらおう。

祭りの後

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スタンダードブックストアは6/11、イベントの翌日が最終営業日とのこと。閉店がとても残念だ。
こういう存在感の本屋さんは貴重。イベントの開催が多く(おそらく開催基準は『オモロそう』なのだと感じる)書き手と読み手の垣根をひらりと超える体験をたくさんできた。地域のカルチャーを支えていると思う。

どんな種類の経営判断をどう下したうえでの閉店判断なのか、プロセスを聞いてみたいと思う。ビジネス的な視点で。

またいつかどこかで、でもご無理なさらず、と店主に伝えることができた。良かった。

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柿内さんにサインをいただき、会場にいるお顔の分かる方々に、ご挨拶だけなんとかできてお店を後にする。

さっ2次会じゃ。
どこかで早よ、ビール。

と、ウロウロしたものの街は人だらけ、めぼしいお店は時間か席かが折り合わず。結局そのだへ入店した。

天王寺へ来ると必ずそのだになってしまうな。しかも流れ着く感じ。意図せずともしなくとも。つまりこれは、行きやすい丁度よい店ということなのだろう。
カウンターに陣取る。

テレビを見ながらポテトサラダ。
テレビ前の席に男女2人連れがおり、目に入る。良いイチャイチャっぷりだなと視界の隅で眺めるが、数分見てるとなるほど片想いなのかなと窺えるパワーバランス。女、積極的である。ボディタッチの連続技を繰り出し、口元目元、指先の使い方に意思を感じる。それに対して男、目線、合わせてやれよ。席の横幅中心線に対して、2人の立ち位置が男側に寄過ぎている。僅かずつ距離を詰められてはやや逃げ、を繰り返しているのだろう。

出て、我が街鶴橋へと帰路につく。天王寺は元気いっぱいの若人で溢れていたな。

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コンビニで見かけて気になっていた、白州ハイボールの缶を買ってみた。

1缶600円というお値段にビビり、先日は見過ごしてうーんと唸ったが、今日仕事仲間がこれは良いと評していたので、では、と清水の舞台に立ってみた。そして飛んでみた。

まだ飲んでいない。どのように飲んでみるか、そこから考え、しっかりやりたい。

今日の楽しかった

久しぶりに日記を書いたら楽しかった!なんで急に抜け落ちたように忘れてしまったんだろう。こういうの怖い。


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