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チェコの医学部でどうやって勉強してる?[完全版]

こんにちは、ヒトミです。

チェコの医学部で学んで数年、今回は私がどんな風に普段勉強しているのか紹介していきます。

使っているもの

  • iPad

  • iPhone

  • 無地の紙とノート

  • 教科書類


iPad

授業のノートは全部iPadでとっています。


お気に入りのアプリがあって、


Good note」っていうノートアプリです。



有料ですが、個人的にはお金を払ってでも使う価値はあると思っています。(医学生じゃない人にもおすすめなので後述)




他にも、
Atlas」というアプリでは人体模型が手元になくても自分が知りたい構造をパパッと手軽に確認できて、個人的に医学生としてはありがたいツールだなと思います。
(高学年になっても「あれ?なんだったっけ?」っていう場面は少なくないし、それが人体がどれだけ複雑か物語っている)



その他の用途とすれば、やはり検索、ですね。



Google、YouTube、Instagram、等々勉強に活用しています。



「YouTubeとインスタが勉強?」



そう、実は、私自身の中ではこれらのツールはとても役に立っています。



例えば、
構造が多面的かつ連続的に変化していく発生学や、実際に見て覚えなければならない身体診察のしかた、顕微鏡下で話が進む病理学などでは特に、
YouTubeがその能力を発揮します。


あともう一つあるとすれば、ディスカッション形式の動画の場合、
仮に病理学では顕微鏡の画面を見つつ彼らの会話(質問応答がメイン)を聞きながら自分の頭でアウトプットできるところも、勉強としてのYouTubeの使い方の良い面ではあります。



次にインスタグラムを勉強に、という話ですが、

特に医学を英語でやっている場合ですけれど、
実はたくさんの海外のドクターが勉強アカウントなり医学に関する投稿をしていて、

普段趣味で閲覧している時にそのような投稿から情報を得たり、ものの覚え方を知ったり、役に立つことがいっぱいあります。

もちろんジョークやミームというふざけた投稿もありますが、
こういう医療に関する投稿を普段から目にしているうちに医学がより身近に感じれるようになったと思います。
(最初は思いつきというか、興味本位でした。)


iPhone

スマホは勉強の妨げ、には私はなりませんでした。笑


基本検索ですが、
私は医学の他については比較的無関心な人なので、脱線して旅行について調べたりゲームについて調べたりすることは滅多にないです。


でもクラスメートには勉強中は機内モード、っていう人もいます。

たまに意味のわからない単語に出くわすので、その時は翻訳アプリの手を借りています。




息抜きも非常に大事なので、自分は休みにポケモンGOでポケモンを捕まえています。


無地の紙とノート

最初に私はiPadで授業ノートをとっている、と言いましたが、自習は裏紙とか無地のノートに青のボールペンでやっています。


私は断然紙派!(右翼左翼ならぬ紙翼)
自分の手を動かした方が私は覚えがよくなる人なので紙は欠かせない存在ですね。


チェコの文房具は日本のと比べて安っぽくて質が悪いものが多いです。
インクペンはほとんどが裏移りするし、ボールペンはいつもインクが出るとは限らないし、、、


それで数年経った今、赤の色鉛筆と12本入りの青のボールペン、白の無地のノート(パンチの穴と切り取り線がついていて、切り取ってそのままバインダーに整理できるもの)がスタメンになっています。


裏紙は簡単な計算や壁に貼って覚えたいものがある時に使っています。

普段生活していると無数に発生しますし、いくら使ってもいい物の存在って大きいですね。

功法かはわかりませんが、筆を選ばず、だと生活が楽だなーとひしひしと感じます。


教科書類(もちろん洋書)

外国人が周りにいる環境でもよく言われるのですが、
「ヒトミは勉強の仕方がユニークだね」と。



ほとんどの人は上級生からもらった過去問を使って勉強をするのですが、私はその過去問だと全然頭に入らないのです。

私の学校は試験がほとんど口頭試験です。なので過去問はまとめノート、に近いかな



毎科目教科書を使う人って外国人でもなかなかいないんですよね。。(私の学校に限定した話)




教科書は実際の臨床医によってきちんとデータがベースで書かれているので、
秀才生徒の誰かが書いた根拠は定かではないレジュメよりかは個人的に信頼を寄せていて、

だからこそ教科書で勉強している時の方が頭に入ってきやすいのかもしれないです。


それから単純に紙の方がいい、というのもあります。(PDFのリソースは頭に入らなかった)



教科書を全部読むのではなく、かいつまんで大事そうなことを無地の白いノートに書くのが自己流の大まかな勉強方法で、

毎回読んだ部分をコピペしないように、時間をかけて脳内で「こういうことを言っているのかな」って一旦理解してからそれを自分の言葉でアウトプットすることを心がけていました。


まあ高学年になった今では教科書で習ったこと以外のことが試験で聞かれる(セオリーより実際の臨床面でのことが聞かれる)ので、

教科書が担う割合は今はそれほどでもないですが、基礎医学を習っていた頃は大変お世話になりました。




今は「Amboss」という医学生向けの臨床医学を勉強するための専門のツールをノートパソコンで使用しています。

会員登録云々めんどくさいことがありますが、医学部に通っていれば無料でアーティクルが読み放題なので、学生のうちはいいことしかないです。


それに、教科書同様医師に監修されているので信頼もある程度担保されていて、私みたいな硬い人間にはちょうどいいです。

医学生以外にもお勧めしたいアプリ

「Good note」をお勧めしたい、と言いましたが、このアプリめっちゃ使いやすいです。
広告ではなく、個人的に勉強だけではなくタスク全般にめっちゃいいな〜って思うので紹介したかっただけです。笑


どう素晴らしいかというと、

  • Apple pencil で本物のペンみたいにかけるし、キーボードにワンタッチで切り替えることもできる。

  • 方眼・無地の縦型・横型のノートを上下・左右にめくる、が全部自由に決められる

  • 写真や図が自由に載せられる

  • インターネットの文章をコピペ引用できる

  • パソコンのデスクトップファイルみたいに書類を整理できる。

  • 文字検索をして、気になる単語のページにジャンプできる

  • 事前にダウンロードしたパワポに授業中そのまま記入できる

  • 教科書もダウンロードしてそのまま記入できる

  • 付箋を貼って、違う書類を読んでいるときにそのページに直接ジャンプできる


などなど、、

一つの文章にまとめられないくらい、本当にいいアプリだと思います

特にiPadを持っているならお勧めしたいです。




こんな感じで終わりますが、誰かの参考になれば幸いです


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皆さん良い1日を!


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