【読書記録】メタバース、タリバン、般若心経


『メタバース進化論』
 最近つとに話題のメタバース。メタバースについての解説本は毎週のように出ているが、本書はメタバースの住人である、バーチャル美少女ねむ氏が筆者となっている点が面白い。メタバースとは何か。その実態を、沢山のデータと共に解説してくれる好著。メタバース初心者の私にとって最適な入門書となった。


『おしえて!タリバンのこと』は、アフガニスタンのイスラーム組織、タリバンについて分かりやすく解説した一冊。本書は決してタリバンに好意的な本ではない。ただ、タリバン=悪の組織のような単純化された見方に対して一石を投じてくれる。タリバンはどのような倫理で動いているのか、そしてそれはイスラームの思想とどのように関連しているのかがまとめられている。


『般若心経 生まれ変わる』は、「般若心経」を主軸に、今の社会のあり方と、人の生き方を問う一冊。「お金が一番大切」などの先入観を疑うことによって、物事の見方を変えることの一助となってくれる。二十年以上前の本の文庫化だが、ここで扱われている問題は現在でも少しも古びていない。
 



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