ネイティブミリオン人、アイナナに引き摺り込まれる

 こんにちは、birdeaterです。
 先日、#ミリアニムビナナ異文化交流 ということで、アニナナを1期から3期まで全て見させていただきました!
 僕が以前見たことがある男性アイドルものは、同じアイドルマスター繋がりで「アイドルマスターSideM」だけでした。でも、SideMもめっちゃ面白くて、そのときから「アイドルものに男も女も関係ないよね!」と思っていました。なので今回アニナナを見ることにも、全く抵抗はありませんでした。
 そして「今から見ていきます」とツイートした結果、想像以上の反響が。今までこんなにいいね貰ったことないよ…ってくらいたくさん通知が来て、本当にたくさんの方から愛されているコンテンツなんだ…と認識しました。
 というわけで、そんなたくさんの方に愛されしアニナナを見た、一般ネイティブミリオン人の僕が、改めまして感想を語っていきたいと思います!


〇アイドルって、なんだ?

 僕が率直に思う感想として、「アイドリッシュセブンは"芸能という職業"としてのアイドルの面が強かったな」という感じでした。これはどちらかというと、ミリアニよりも2011年放送の初代「アイドルマスター」だったり、それこそ「アイドルマスターSideM」に近いのかな、とも。なので、見てるときにも少しずつ「アイマス」と「アイナナ」に重なる部分があったりして、そういうところも楽しみながら見ることが出来ました。
 7人のアイドルたちとの出会いから始まった物語。それからもっと良いお弁当が食べれるように、というお話もありながら、なんとしてでもアイドリッシュセブンを活躍させていくぞ、という目的でお話が進んでいきます。
 とにかくアイドリッシュセブン、応援したくなっちゃうんですよね。あと個人的になんですけど、男子同士でのワイワイ感の解像度が結構高くて、今ちょうど高校三年生の自分ですが、男子同士でいるときってわりとガツガツ言葉をぶつけ合うので、アニメとして見たとき「割と熱くぶつかり合うんだ…」とびっくりしたものの、思い返してみれば現実もそうかもしれないなんて思いながら見てました。
 最初、お客さんがなかなか集まらなかったライブ。これはもう僕も激しく同意というか、ミリアニでもそんなお話があったのもありますし、僕自身が以前ライブでお客さんを集めるのにとっても苦労して…ということも思い出しました。事前にインスタとか友人づてとかに「ライブするから来て!!」とたくさん広めようとしたのですが、最終的に集まったのはほとんど知人のみ、全員合わせて1クラスないくらい….。でも、全然悲しくなかったんですよ。僕たちの登場を待ってくれている人が、そこにいる事実自体がとっても誇らしくて、なんだかそれだけで泣きそうになっちゃって。だから、あの場で全力のパフォーマンスを発揮していたアイドリッシュセブンの姿には、とりわけ感じ入るところがありました。
 アイドルとファン、という繋がりはもちろん、「アイドル同士」の掛け合いも印象的でした。先ほど言った通り、想像よりもガツンとぶつかってくるのが結構緊張感もあって、それだけの本気感も併せて知ることが出来たんですよね。それぞれ「秘めた過去」とか「事情」がありながら、それを打ち明けることに対して葛藤がある…たしかに、どれもそう簡単には打ち明けられないものでしたが、そういったコンフリクトの中で「仲間を信じるとは何か」がすごく丁寧に描かれていて、本当に一筋縄じゃいかないことばっかりだったけど、それでも本人たちなりに、その場その場で決断を重ねているんですよね。
 アイナナに登場するアイドル像って、なかなかまとまらずに進んできたような気がするんです。「アイナナってどんなアイドルなの?」に対する問いの答えが、全編かなりアバウトなままで進んできたというか。でもそれって、「アバウトなまま進んできた」んじゃなくて、「アイドル像を探していく物語」という本質があったからだと思うんですよね。「アイドルとしてどうあるべきなの?」という姿。アイドリッシュセブンはもちろん、TRIGGERだったりRe:ValeだったりZOOLだったり、それぞれが「自分の存在を確立させていく物語」、つまるところ「個として、そしてチームとしての究極の成長物語」だった……それがこのアイドリッシュセブンが物語に託したテーマであって、僕たちに伝えてくれた感動なんじゃないかな、と思います。


〇ミリオンライブのPだからこその想い

 アイドリッシュセブン、先ほど申し上げたように「成長の物語」だったと思うんです。だからこそ、1期最初の時点ではずばり「スタートラインの上」でしたよね。
 僕がミリオンライブに出会ったのは、おそらく4年前?くらい。アイマスとの出会いはもっと前、小学生のとき(10年近く前!?)。あのとき僕がアイマスを追いかけ始めて、僕視点では誰もがまだ「スタートラインの上」だった頃。アイドルと同じで僕もまた始めたばかり、アイドルゲームなんて一度もやったことが無いからこそ、色んな曲を聴いて、ゲームを楽しんで、プロデュースをして、アイドルの姿に憧れて、そんなアイドルに涙して…。今思えば、アイドルマスターの「プロデューサー」としての今までも、成長の物語だったような気がするんですよね。だから、アイドルと一進一退で努力していく「アイドリッシュセブン」は、あのときの自分を思い出させてくれたような気がするんです。今でこそしっかりとした姿勢で応援しているミリオンライブですが、あの初々しかった時代のアイドルとか自分だったりを思い返させてくれて、なぜか「懐かしい」気もしたんです。これはミリPだからというよりも、アイマスのPだからこそ感じられたことかもしれませんね。
 アイドリッシュセブンのセンターの陸くんと、ミリオンライブのセンターの未来ちゃ。僕は未来ちゃのPなので、お相手のセンターということで意識して見てたんです。結構違うところも多かったりするんですけど、でもやっぱり「他の人を大切にしたい」気持ちはおんなじで、それがとっても嬉しかったです。いつか陸くんと未来ちゃが出会う世界も見てみたいな~と思ったりしてます! アイナナのアイドルと765プロのアイドルが同じ舞台に立つ日が来たら、それはもう最高なこと間違いなし…!!


〇アイドリッシュセブンのここが好き!

 アニメたくさん見てきて感じた好きポイントを紹介! たくさんある中でも特に印象に残ったところを話していきます!
 まずはですね、アニメのライブシーン! 1期のOP見た瞬間から分かったんですよね、「神アニメじゃん」って。個人的に大好きなのは"口元"で、キャラクターの表情の雰囲気が、この口元からダイレクトに伝わってくるのが好きで、「3Dモデルの表情って、こんなに生き生きしてることあるんだ…!」と、ミリアニ以来の感動を覚えました。
 それからですね、僕が大好きなユニットはまず2期から登場した「Re:Vale」! まず、僕はとにかく「強い」のが大好きで、2期序盤の二人の圧倒的強者の風格は痺れましたね…そこから過去も掘り下げられて、「え、この方、元メンバーだったの!? どうりでイケメンなわけだ…」と。これもアイドリッシュセブンの特徴で、本当に作品に登場する全てに「無駄がない」というか、活かせる舞台環境が全て活きている、余すことなくアイドリッシュセブンの世界観を使ってその魅力を引き出している、そんな姿勢がめっちゃ好きです。
 そして3期になるとZOOLというユニットが出てくるのですが、それによって様々な判断を迫られたTRIGGERの三人。社長から最後の三人への激励でボロ泣きしたんです……最初は強面だったし、アイマスでいう黒井社長(主人公たちのライバル会社で悪者)みたいなな感じなのかなと思ってたんですけど、最後の見送りのシーンは男前すぎるでしょ…アニナナの中でもトップクラスに好きなシーンになりました。そのあと、雨の中でもファンのために舞台に立ち続けるTRIGGERの姿は、かつての「Jupiter」に重なるところがあって、「それでこそアイドルだよな…!」と完全に惚れました。あまりにもアイドルの象徴すぎました。
 そこからスポットが当たったMEZZO"。いわゆる「醤油のシミ回」でめっちゃ泣いたんです。環の男前なところが見れて、そして壮五の本心もめっちゃ心に響いて…。この二人、最初からずっと喧嘩ばっかりしてたけど、なんかそういうところがよくて、アニメでも「仲良しじゃないけど」の辺りのセリフが、この二人の関係性を表しててめっちゃエモだしなんか今泣きそうだし。
 あと、終盤では何やら過去が明かされはじめたナギさん。ナギさん、めっちゃ良い人で、いるだけで雰囲気和むし場を明るくしてくれるし、ここぞというところではしっかり言葉で伝えてくれるところが大好きです。ミリしらのところに「もはや王族」って書いたのがまさかのドンピシャ、前々からあの投稿でマネさんが賑わっていたのはそこだったのか…という思い入れがあって、特にナギさんが大好きになりました!
 そしてやっぱり王道のアイドリッシュセブン。最終回では惜しくもTRIGGERに負けちゃったけど、全ての物語が動き始めたのは彼らあってこそ。その影響ともたらした光は、一生忘れることはありません。
 本編ではあまり長く書かれなかったZOOLなのですが、見終わった後にマネさんから募集したオススメ曲にも多数見られて、色々聞いているのですが、マジでカッコいいです。TRIGGERは「惚れる」感じだったんですけど、ZOOLは「痺れる」感じで、全てを受け止めつつ圧倒的な存在感を誇るTRIGGERとアグレッシブにこちらの"癖"にナイフを刺してくるZOOL、というような印象です。どちらもカッコいいんですよね、今もプレイリスト回してます。
 そして何よりアイナナの好きなところは、マネージャーさんの温かさです。だって、「ミリしらやりました」だけで1800いいねがついて、「アニメ見ます」だけで1700いいねつくんですよ?? 単純にヤバくない??
 それで、アニメ実況中も「これってどういうことなんだろう…?」ということに対して優しく答えてくださったり、そうしながらもネタバレに配慮してくださったり、「曲教えてほしい!」と頼むと無限にオススメ曲を頂ける楽園、一体どういうことですかこれは。
 それから、ミリアニからミリオンライブのことを好きになってくれたマネージャーさん。以前書いた、オススメ記事の紹介。

 なんとこれだけで、僕が今まで書いてきた記事の累計アクセス数を上回りました。それから、ミリアニの振り返り記事もたくさん読んでいただけてるみたいで、SNSでは「ゲッサンミリオン気になってます!」「ミリシタ始めました!」と、ミリアニ以外のコンテンツにも足を運んでくれるフットワークの軽さ、そしてたくさんくれる感想! 「新しく〇〇ちゃん知りました! かわいい!」というツイートを首がねじ切れるくらい頷きながら見ていました。やっぱり、今まで知らなかった人にアイドルちゃんの魅力を届けられることって、とっても嬉しいし素敵なことですよね!
 改めて、アイナナのマネさんには感謝でいっぱいです。たくさんアイナナのことを教えてくれて、そしてミリオンライブを大切にしてくれて、本当にありがサンキューですよ!


〇大好きの輪を広げて

 最初はファンの投票争いから始まった企画。それでも「相手を負かす」のではなくて「これだけ強いお相手、一体どんな作品なんだろう?」…「何、あっちは7周年?」「あっちは10周年?」、お互いに懸けている思いが共鳴して、こんなにたくさん大好きの輪が広がっている……これって、当たり前になってほしいけど当たり前じゃないことだと思うんです。だから、こういうことから少しずつでも、みんなの大好きを分かち合える空間を作っていきたいな、と思っています。
 全てのミリオンライブのPに、そして全てのアイナナのマネージャーさんに敬意と感謝を込めて、ありがとうございます。
 そしてこれからも、よろしくお願いします!!
 birdeaterでした!


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