本誌発売までの時間を持て余してさらっとしか見てなかった舞台版を見直す…。学スト始まるし、林檎自殺倶楽部に思いを馳せようかと。DAから。
原作、小説、アニメその他、あらゆる媒体のネタバレありますのでご注意くださいね。

DA舞台、ドスくんとしぶさわさん対峙シーンより。

・人間は死んでも罪は死なない
・死んだのはドスくんではなく分離した異能
・ドラコニアルームは人間と異能の絆を味わい飲み干したいと願う龍の欲望

前の2つから、罪＝異能分離体、と。共喰い舞台のお見送りで「罪は死んだ（けど人間のドスくん生きてた）」のと一貫してますね。
人間と異能に絆？があるのかぁ。55のガブは分離前から意識があったと言ってましたし、本質的に人間の意識とは分けることのできる何か、なんですね。羅生門はやつがれの実力を測り、虎はあつぴを急かして仲間を助けに走りたがり、夜叉は母の愛を体現して娘を守り…と、DAの異能分離体たちは確かに独立した意思を感じる振る舞いを見せました。異能に異能者を殺させたら、絆は断ち切られちゃう気がしますけど…。断ち切られない程の絆のある異能者と異能を探してたの？それがあつぴだったの？

DA見ててもドスくんの最後の台詞に舞い戻る

私はゴゴリの悲しみを尊重してドスくんは復活していただかなくてもよい派ですが…、最後の台詞については思う所ありメモを。
キリスト教初期、磔刑にかけられた時、まだ死は本人の消滅を意味していた…後にパウロによって広まり確立される死者の物理的な蘇りの約束や、さらに後世霊魂という概念を取り込んで、ダンテが魂の憩う天界というイメージを描いて確立させるより前だから。肉体の復活を前提にしていないからこその、「なぜ見捨てられたのか…」という台詞です。ドスくんが復活する見込みを持ってるなら、出ないはずの台詞なんですよね…。
まぁ、神を模した造形物であるところの人間を人間が作った（←シグマ）ことを悪と見ていないドスくんなので、宗教周りのことはふんわりした気持ちで読んだらいいのかも〜。地動説も進化論も問題ない別の宗教の神様なのかもしれない〜。というわけでしれっと再登場して、また地獄の罠に絡め取られるのかもしれない〜。

DAは異能者が皆で見ている夢の中

DAでみんなが輪になって寝てるビジュアル大変可愛いですよね。ぱしゃこれいいな…。霧の中では非異能者が消えていたけど、霧の外から見ると異能者皆で夢を見ていたようなものなのかな。中は悪夢だけど。外もヨコハマ焼き払われそうで悪夢より悪夢的だけど。みんなが夢を見る中で目を覚まして見守る？だざさんが素敵ですが、ドスくんとしぶさわさんも並べたら、起きてる側なんですね、きっと。いや、しぶさわさんは映画開始時点でもう異能分離体だから、夢から覚められなくなっちゃって、それを叩き起こしに来てくれた…というか、本当に眠らせに来てくれたのがあつぴ天使かなぁ。舞台DAはだざさんの内心が補強されていて大変に感動的ですね…。
もしドスくん悪魔の思惑通りになってたら、ヨコハマは焼き払われて白紙の文学書探しが始まり、しぶさわさんは異能生命体のままさまよい続けたんでしょうかね…？

時計塔の従騎士

ヨコハマどころか国を焼こうとしてる人もいましたね…。原作で五衰が終わったら、欧州編始まりますかね〜。時計塔の従騎士は異能集団の名前ということですが、時計塔＝ビッグベン、従騎士＝所属の異能者は近衛騎士長であるアガサさんに仕えてる、ってことなのかな。騎士ではなく従騎士…。英国王室の守護をしてるそうですし、特務課への通達の様子を見ると公的機関として国を代表して動いてますけど、組合はともかく盗賊団（鼠）ともホットラインがある公的機関とは一体…。
ところで公的機関といえば、七號機関に虎の字があるの気になりません？　７回虎が吼えて…開けごま！みたいな…（DA見すぎて扉から離れられない）　長野の真澄の酒蔵に七號というお酒があるそうですね…だざさんに呑んでほしいですね（どんどん話がずれていく）　単なる遊び心かな…

おまけ

本日アニメ派の人に「アニメラストの後原作ってどうなってるんですか？芥川さんのバトルなの？」と聞かれ、まだ社長とフクチさんのバトルだよって答えたら、？？？ってなってました。そうなるよねぇ〜〜！
あと「文ストの主人公って誰ですか？」って聞かれました。５期まで見た人に…w

次は何を振り返ろうかなぁ。BEAST銀幕の前説が見たいんですけど何とかなりませんか…！配信にはないけど円盤にはあったりしますか〜？？