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旧日光街道ウォーク④ 越ケ谷宿→粕壁宿

こんにちは、ばーどです。

2024年2月17日(土)。
越ヶ谷宿の次は、粕壁宿。
近そうに思えて、実は10kmもあったんですね。



1.宮内庁埼玉鴨場

東武伊勢崎線 越谷駅
新型特急スペーシアXの広告
東口からスタート

越ヶ谷宿を抜け、北に向かいます。

埼玉県なのに「茨急バス」

茨城・埼玉・千葉の県境の交通を担う路線バスを運行。本社は埼玉県松伏町に、あります。

東武伊勢崎線 北越谷駅前を通過
道なりにカーブして東武の高架をくぐる
さらに左へカーブ
振り返るとこんな感じ

かつての街道は直線だったが、鉄道敷設に伴いS字カーブに曲げられたのかな、と思われます。

蛇行する元荒川
川沿いの道は、桜堤通り
川沿いに進むと、越谷梅林公園がある

桜と梅。これからの季節は、春を感じる風景が楽しめるエリアですね。

庚申塚と道標

街道を進むと、宮内庁埼玉鴨場があります。

入り口までは玉砂利が敷かれた道
この門の先に、広大な敷地が広がる
門の前の梅がほころび始めている

皇室が賓客接待場として設けていた浜離宮鴨場が、明治後期に鴨の飛来が減ったために、この場に移転。見学会の抽選は数十倍の倍率になるとか。


2.国道4号線

踏切脇の居酒屋「カンカン」
伊第91号踏切

日光街道で最初の踏切です。
91号とあるのは、起点の浅草から91番目の踏切という意味でしょう。ただ、北越谷駅付近までは高架化が完成し、ほとんどの踏切が廃止になっています。

王子コンテナー 埼玉工場

この先の古河市や常総市にも、拠点があるようです。

国道4号線の下をくぐる
街道の曲線美
下間久里香取神社
下間久里の一里塚(詳細不明)はこの辺り
街道の曲線美
国道4号線に合流
日本橋から30km
戸井橋で新方川を渡る
春日部市に入る
大枝香取神社
説明書 大枝村の総鎮守

この辺りの神社は、香取神社とつながりが深いようですね。

国道の反対側に、備後の一里塚跡があった
小さな石碑にも、地域の歴史が刻まれている
古河(茨城)・小山(栃木)の地名が出てきた

3.<第四番>粕壁宿

東武野田線の高架をくぐる
八坂神社
一宮交差点を左斜めに折れる
脇本陣跡
匠大塚 春日部本店

御家騒動で有名になってしまった「大塚家具」は、ここ春日部が発祥の地。

仏壇屋も多く見かける

日光東照宮造営のため、日光街道沿いには全国から匠が集まり、その後もこの地に残って桐箱や仏具を作り続けた者たちから、伝統工芸として受け継がれていると言われています。

利根川せんべい

「板東太郎」利根川までは、最短距離は12kmほどですが、日光街道を進むとあと20kmほどです。

シャッターに描かれたイラストも、江戸時代風
群馬銀行辺りが、小沢本陣跡 10:48着
和菓子屋 江戸助

立ち寄りませんでしたが、「塩あんびん」という貼り紙が気になり、後で調べると、埼玉県北部で古くから愛されてきた、砂糖を使わず塩で味付けした大福、だそうです。

関根本陣跡 今はインドレストランに

粕壁宿の本陣、初代が関根本陣で、その後に小沢本陣へ移ったとのこと。

どっしり構えた蔵造りの家屋
春日部情報発信館 ぷらっとかすかべ
春日部駅前に続く大通り
粕壁宿の説明書

ここで気づいたことが、日光街道の正式名称は「日光道中」だということ。
街道=海道、すなわち海の道だが、五街道のうちの日光・奥州・甲州街道は海のない国を通ることから、●●道中に改められたとのこと。
確かに、東海道は海の近くを通るが、中山道は山の中なので海道ではなく山道となっている。
しかし、「街道ウォーク」として楽しんでいる私のこのブログでは、あえて「日光街道」とさせていただくことにします。

酒屋の蔵のようだ
問屋場跡 すぐ裏手に大落古利根川がある
永島庄兵衛商店 かつての米問屋
屋根には鍾馗(しょうき)様の像
新町橋交差点を右折
その交差点にある、高札場跡
当時の絵地図
新町橋を渡る 上流には河岸があった
大落古利根川(おおおとしふるとねがわ) かつての利根川本流

粕壁宿を抜けて、次は杉戸宿。

越ケ谷宿→粕壁宿
 距離 10.0km
 所要 1時間40分(休憩除く)

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