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葉隠と震災学でみる生きるということ

人が生きてこその社会

今年(2021年)の7月に気仙沼に行った際に出会った金菱清さんの著書『震災学入門』を読みました。

この本を読んで、あらためて生きることとは何なのかを考えさせられました。

この本のサブタイトルは”死生観からの社会構想”である。人が生きることから積みあがって社会ができるのであり、行政からの押し付け「復興」の社会はありえないことを感じた。

人が生きることをベースにした社会であるべきだと。

生きよ、人のために生きよ

『ラストサムライ』という映画のなかで、主人公の勝元を演じる渡辺謙が散りゆく桜をみながら最期に言った言葉

「武士道といふは死ぬことと見つけたり」

武士道精神の根幹を示す書である『葉隠』の有名な一節です。

日本という国の根底に流れている精神は人が生きる社会をさらに広げた意識につながっているように思います。

青山繁晴さんの『ぼくらの哲学』によると、死ぬことの前に誰のために書かれているといいます。自分以外の他の誰かのために死ぬことが武士道だという考えがあったというのです。

「生きよ、人のために生きよ」

これが武士道の根幹だというのです。青山繁晴さんが「青山繁晴・魂の応援演説!やまだ賢司候補」のなかで、国会議員はひとのために死ねるというのが資格です、やまだけんちゃんは、その覚悟をもっていると言っていたのが印象に残り、じーんとしました。

生きるからには武士道のように、青山さんら国会議員のようにありたいと思いました。

言うはやすし、ですが、皆がそう思える社会へ一歩でも進めば、やがて世界は平和へ向かうはずだと思います。

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