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『山女日記』を読む

また山へ行きたくなってきた。
なぜ行きたくなるのだろう。

何かヒントになることがないかと『山女日記』を読んだ。
山女日記』(やまおんなにっき)は、湊かなえによる連作長編小説。

ほんとは読んだのではなく、オーディブルで聞いた。
面白かった。
山に登る女性を描いている。最初の舞台は妙高山、そして火打山、次に槍ヶ岳利尻山白馬岳金時山トンガリロ。最後は「カラフェスに行こう」で終わる小説。

ドラマにもなった。

小説だから、心境を言葉で描写しなければならない。
とはいえ、こんなにも色々考えて、山に登るのか!⁉️
主人公が、悩める女性だからか。

山が変わるたびに主人公が変わる。登る女性がそれぞれの人生を背負いながら、山に登る。

それが面白い。

それぞれの舞台の女性がまた違う山で出会う。
小説を読み終えて思った。
おそらく一番の出会いは「自分との出会い」だろう。
山へいくことで悩みが整理され、次の一歩を踏み出すことができる。

山へいくと本音がでる。
つくろっていても大自然の前では通用しない。
黙々と歩くなかで自分と向き合う。
まとわりついているものが、そぎおとされ、
整理されていく。
そしてシンプルになる。

富士山を登ってから2〜3日は、7階のオフィスまで歩いて階段を登り、こんなもんだったかと思う。
でも1週間もたつと身体が重くなり、階段で登ろうと思わなくなる。

きっと山でシンプルになったのに、日々の仕事のなかで、知らず知らずのうちに「仕事の装い」をまとい込んでしまい、また重くなってしまうのだろう。

あー、やっぱりまた山へ行きたい。

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