2022年10月10日、今年のノーベル経済学賞の受賞者として以下の3人が選ばれました。
▼アメリカのFRB＝連邦準備制度理事会の元議長、ベン・バーナンキ氏、
▼アメリカのシカゴ大学の栄誉教授、ダグラス・ダイヤモンド氏、
▼アメリカのワシントン大学セントルイスの教授、フィリップ・ディビッグ氏

バーナンキさんは、元ＦＲＢ議長で日本でも有名な方です。1930年代の金融恐慌を研究した恐慌の専門家で、その理論をもとに金融政策を発動することで2008年のリーマンショックを乗り切ったとのことです。

高橋洋一さんがプリンストン大学に在籍したころの同大学の経済学部長だったそうで、気さくな人柄でカフェで高橋洋一さんと日本の政策で論議をすることもあったそうです。

バーナンキさんはアベノミクスを支持し、黒田日銀総裁にも影響を与えたそうです。民主党、野田政権のころ、冷え切った日本経済からアベノミクスで景気がよくなりました。まだまだ志半ばで、コロナになり景気は減退してしまいましたが、当時のことを考えると、アベノミクスがなければ日本はもっと大変なことになっていたと思います。

でも願わくば、実態のない金融ゲームだけではなく、実態に即した「ものづくり」などを基盤とした自前の産業で足腰をしっかりとした日本であってほしいです。