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【保存版】平成31年4月30日(火)新聞広告まとめ

いよいよ、改元前夜。

テレビでは「平成の大晦日」を掲げる特番が予定されるなど、ほんとうに年末さながらのお祭りムードですね。

僕はなんだか気持ちがついていかず、ここ数日をただそわそわしながら過ごしていました。

しかし、改元なんて一生にそう何度も経験できることではありません。せっかくなら何かカタチになるものをと思い、この記事を書いています。

毎年、元日の新聞広告をまとめるということをやっているので、時代の境目の新聞広告をまとめてみよう、と。

平成最後の日に、企業が新時代に向けてどんなメッセージを選んだのか。ぜひご覧ください。

※メッセージに時代性のないものは割愛しています。

■新聞
厳密には広告ではないのですが、企業活動そのものが広告だとすれば、朝日新聞の一面の作り方は一線を画していました。下記にざっと各紙の一面を並べます。最後が朝日新聞。

コンビニのラックで一番目立っていました。新時代の“夜明け”が一番似合う社名ですね。

下記からは正真正銘の広告です。

■出版

改元を機に、日本をそして皇室を考えませんか、という本が目立ちました。

一方、集英社は15段×2面をつかって50代女性のための雑誌『éclat』を広告。

かつて資生堂が「美しい50代がふえると、日本は変わると思う」というコピーで広告展開をしていましたが、来たる新時代を50代の女性が輝くものに…という集英社の気概みたいなものを感じました。

■音楽
4月30日はEXILE ATSUSHIさんの誕生日だそう。大きな文字の「エグザイル アツシ 検索」にターゲットがうかがえます。

そして、平成の“大晦日”ということでこの方も登場。

昭和、平成を代表する歌い手の代名詞。新しい時代も彼の歌が聴けるんだ、という喜びがあります。

■スポーツ
新日本プロレスが団体名にかけたキャッチフレーズでアピール。このタイミングでしか出せない広告ではないでしょうか。

そしてスポーツの会社ではないのですが、平成最後の大きなニュースとなったイチロー選手の引退。

イメージキャラクターに起用している2社がイチロー選手への感謝を伝えるとともに、新しい時代の決意を述べています。

個人的に、もっともたしかになぁと思わせる説得力があったのがこれ。

今や国際大会の優勝賞金が10億円を超えるなど、メジャーなスポーツとなったe-Sports。「怪物」と言われる高校生が出てくるのは時間の問題かもしれませんね。

■アパレル
昭和、平成と衣食住の「衣」の一端を担ってきた「しまむら」。新しい時代も服を着る楽しみを提供し続けることをうたっています。

■エンタメ
個人的にめちゃくちゃカッコいいと思ったのがNetflix。

昭和30年、街頭でプロレスを見る人たちの写真から、「見たいものを見る」熱が伝わってきます。

見たいものを見られなくする力へのアンチでもある、ととらえるのは考えすぎでしょうか。

■SNS
そして、平成を振り返るにふさわしい企画を展開していたのがTwitter Japan。

見開き2ページに時代を象徴するハッシュタグを配置し「#平成を語ろう」という提案です。

また、語るための材料として平成を一気見できる特設ページまで準備されています。

時代といっても、それは「今」の積み重ね。今こうしている瞬間も、平成という時代をつくっているんですね。

平成31年4月30日(火)の新聞広告まとめは以上です。全体的に広告が少なく、各社が明日に備えて出稿を控えている。そんな印象を受けました。

令和元年5月1日(水)には、どんな広告が紙面を飾るのでしょうか。

平成から令和へ。新しい時代があなたにとって素晴らしいものとなりますように。

ほんなら、また。

※出典:日本経済新聞、毎日新聞、朝日新聞、讀賣新聞、中日新聞、日刊スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、中日スポーツ

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