ルフトハンザ職員は寝言も多言語。7月10日
今日はひたすら歩き、「サンティアゴまであと200キロ」の案内看板が見つけた。残り4分の1。半分を過ぎてから早く感じる。
●ベッドバグ
ルートランのアルベルゲの受付で腕の瘡蓋(かさぶた)を掻いていたら、
「最近虫に刺されてはいないか?」と宿主に聞かれた。「ここ数日は無いけど、蚊にさされた後はいくつか残っている」と腕を見せたら、
「それは蚊ではない。ベッドバグだ」
ベッドに付く虫でベッドバグと呼ぶが南京虫のことだという。改めて身体を見回すと腕や脛回りに10カ所ぐらいやられている。傷口が二つの穴になっているのが特徴。
どおりで痒いわけだ。持ってきていた虫除けのシーツを使っていなかった。
「もしも明日新しく噛まれているのがわかったら、絶対に教えて」と言われた。バッドバグの噂は経営に影響するらしい。
アルベルゲの夕食は賑やかで楽しかった。20回目の巡礼だという78歳と71歳のブラジル人姉妹と、スペイン人家族と、ドイツ人マルコス(55)と僕。
今回は一人で来ているマルコスだが、一昨年は長男と、去年は次男と来たそうだ。
寝る前に「僕はすごく寝言を言うらしいけど気にしないでね」と言っていたが、隣のマルコスのベッドから複数言語の寝言。ドイツ語、英語、スペイン語。ルフトハンザ航空に勤務しているといっていたが、さすがだと思った。
今日の写真
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