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BIRTHERs' INTERVIEW Vol.11 / 株式会社ネルコ 代表取締役 山縣 伸行さん

こんにちは!BIRTH LABコミュニティマネージャーの比嘉みなみです。
今回は会員さん、スタッフ合わせた中でも、BIRTH LABへの出席率No.1!(比嘉調べ)の山縣伸行さんにお話を伺いました。

比嘉「山縣さんと、こうやって改まってお話するのは少し緊張しますね。
今日はよろしくお願いします!」

山縣さん「よろしくお願いします。」

最近よく聞くメンズメイク、その検定とは??

比嘉「山縣さん、最近メンズメイク検定の教科書を出版されたと思うんですが、メンズメイク検定ってどんなものですか?」

山縣さん「最近の若い子だと、韓国の影響もあって男の子もメイクする子が出てきているでしょ。
でも女性と違って、男性には男性なりの見せ方や輝かせ方があるから、検定を通してそのスキルや知識を身に着けることができるようにしているよ。
とくに男性って、基本的な知識がゼロのところから始めるから、本当に初心者でもメイクをスタートすることができるように、教科書は丁寧に解説を入れているんだ。

各級の難易度は、
3級…メイクをやってきている人なら受かる
2級…一般女性がギリギリ受からない
1級…マニアックな人がギリギリ受からない

1級を持っている人は、その看板を掲げてメンズメイクのお仕事ができる。
でも美容系の仕事じゃなくても、自分自身の身だしなみを整えるための勉強になるし、女性が自分の彼氏や周りの男性をきれいにすることもできるから、男女や職業問わず需要があるんじゃないかな。」

左が2級、右が1級のテキスト。雑誌のような誌面でメイクに興味がない人でも楽しめる

メイク経験は0!メイクが好きなわけじゃないのに、始めた理由

比嘉「この検定を始めようと思ったきっかけはなんですか?」

山縣さん「ビジネスとして面白そうだなと思ったっていうのが一番の理由かな。
共同事業として今の事業パートナーに誘われた時、『メンズメイク』って言葉は時々耳にするようになったけどビジネスの面では全然進んでいなくて、今もまだwikipediaにも載っていない。
でも最近だと男性もおしゃれに気を遣う人は増えてきているし、メンズメイクが今後広がっていったら、そのレベルを測るための基準は必ず出てくる。そこでメンズメイク検定の商標登録を取って広めていくことができたら、伸びる市場で唯一独自のポジションが築けるなと思ったんだよね。
逆にメンズメイク検定をうちが広めていくことができなかったら、メンズメイクっていう言葉自体が廃れていってしまう可能性もあるから、業界を背負っていると思って泥臭くやっていかなきゃいけないね。」

これからの時代、イケメンは作るもの!

比嘉「元々、山縣さんご自身がメイクに興味を持っていたわけではないんですね!」

山縣さん「そうだね。でも、僕もこの仕事を機にやるようになって、少しの手間で大きく変わることを実感してからは楽しくなって、わからないことは徹底的に聞いて知識を蓄えているよ。元々オタク気質だから物事を極めたいって思うんだよね。
日常的なところだと、化粧水は今までよりきちんと塗るようになった。肌の潤いが全然変わるからね。年齢的にもこれから衰えていくけど、今の見た目をキープしたい。こうやって自分がやってて楽しいから、人にも勧めていきたいなと思っているよ。」

比嘉「メイクを初めてみて何か変わりました?」

山縣さん「人の顔が良く見えるようになったね。この人も眉毛を少し足したら、もっとやわらかい印象になるな、とかね。
あとは女性との新しい話題ができた。髪や眉を整えた時に、男性は気づかないけど、女性だと気づいてくれるのは嬉しいよね。」

比嘉「たしかに!私もそういうところに気づいてもらえると嬉しいです。
身だしなみが整っているだけじゃなくて、きれいになりたいという想いに共感してくれる男性ってモテそうですね。」

山縣さん「そうだね。男性って肌はぼこぼこが大前提だし、化粧水も塗らない人もいたり、ゼロベースだから一気に始めようとするとめんどくさいって思うけど、眉を変えるだけで全然印象が変わる。少しメイクをして、髪型と服を変えると一瞬でイケメンが作れるよ。
みんながやるようになったらライバルが増えちゃうけどね笑」

美容業界・メディアを巻き込んで、日本にメンズメイクの波を起こす

比嘉「BIRTHがイケメンでいっぱいになったら嬉しいので、ぜひ広めてほしいです笑
今後はどのように展開していく予定ですか?」

山縣さん「まずは美容室。今美容室のビジネスモデルって限界が来ていて、単価がどんどん安くなっているから美容師さんの給料も上がっていかない。そこでメイクが新たな切り口となって、美容師さんの新たな仕事を作ることに繋がると考えているよ。
それと併せて、専門学校には、メンズメイクの資格をもった人を採用したいという美容室への就職率を上げるために、授業としてメンズメイクを取り入れることを提案している。
あとは、化粧品メーカーもメンズメイクの商品を作って売上を伸ばしていきたいと思っているし、メディアもトレンドを先取りしたいと思っているから、これらが加速装置になってくれる。
こうやって人が喜ぶことは何だろうと考えて、掛け算ができる戦略が楽しいなと思うよ。」

真の意味で人の役に立つことを追及し続ける

比嘉「日本の流行がこうやって作られていくんだなと体感してわくわくしました。そのように、相手のことを考えるって常日頃からされているんですか?」

山縣さん「そうだね。他の事業でも、これまでに関わった人たちからお仕事を何度ももらえるのは、相手のことを考えたり、どうせやるなら効率的にめっちゃやろうって徹底的に取り組むから、評価してもらえているんだと思う。昔から、本質的な価値を追及するタイプだったことが、今の仕事のスタイルに繋がっているのかもしれないね。」

比嘉「そういった姿勢が、山縣さんが幅広いお仕事を任される理由になっているのだなと思いました。貴重なお時間、ありがとうございました。」

いつもスタッフに気さくに声をかけてくださる山縣さん。
今回、普段は聞けない山縣さんの仕事に対する考え方についてお聞きすることができ、新たな一面を知ることができました。
「メンズメイク気になるけど難しそう」「イケメンになってモテたい」という想いをお持ちの方は、ぜひスタッフにお声掛けください!

ーメンズメイク検定ー
男性向けのメイクのスキルや知識を体系化した検定。
3級はWebで無料で誰でも受検することができる。2級、1級は美容師を中心に受検者数増加中。

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山縣伸行さん
昭和61年生まれ。和歌山県出身。一部上場のIT企業及びフリーランス期間を経て2017年に株式会社ネルコを設立。Webサイトの企画・制作や中小企業向けのIT導入支援、アプリの企画・制作、セミナー事業などエンジニア経験を軸に幅広い事業を手掛けている。


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