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東北・東京のコワーキングスペースがタッグを組む。繋がる先にあるものとは?(enspace・BIRTHコミュマネ対談)

こんにちは、BIRTH事務局の内田・松尾です。

今日は「仙台のコワーキングスペースenspaceとBIRTHがタッグを組みます」noteの第二弾!

「なぜ東北と東京のスペースが業務提携するの?」

という疑問には、enspace代表の吾郷さん・BIRTH代表の髙木に、タッグの背景を熱く語ってもらっていますので、ぜひこちらのnoteを。

今日のnoteは、現場編。enspace、BIRTHそれぞれのコミュニティーマネージャーが、普段より良い場づくりのために何をしているのか?ふたつのスペースでタッグを組むことによって、どんな変化が現場で起こっていくのか? 熱く語ります。

自己紹介 & enspace・BIRTH LABについて

内田:はーい、では早速はじめていきましょうか。まずは自己紹介と、簡単に、運営しているスペースの紹介をお願いします。

可野:仙台の国分町で、東北最大級のシェアオフィス・コワーキングスペース「enspace」のコミュニティマネージャーをしています、可野 沙織です。ざっくり言うと、東北で活動する 起業家の方や起業家になりたい方を、スペース運営やイベント企画などで、サポートしています。

運営する「enspace」は、現場の運営スタッフが全員「学生」なので、日々「働く」ことの楽しさや難しさを伝えていくことも大事な仕事です。

青木:東京・港区 麻布十番にある、コワーキングスペース BIRTH LABのコミュニティマネージャー青木 雄太です。

BIRTH LABは、シンプルに「スペースを貸す」だけではなく、ご利用いただくみなさまの事業に「伴走する」ことを大切に、運営しています。「ティッシュをここに置いてほしい」といった日々の相談から「クラウドファンディングをやるので、誰か紹介文書いてくれないかな」という、直接事業に関わるものまで、相談をお受けし、できる限り、応援させてもらっています。

また地域の方とも、接点を増やしていて(地域の会合やお祭りへの出店など)、地域の方が、気軽に集まれる場所も目指しています。

気軽なコミュニケーションを大切にする2つのスペース

内田:enspaceは5年目、BIRTH LABは4年目。この期間で見えてきた、それぞれのスペースの良さは、どんなところですか?

可野:enspaceの良さは、主に2つですね。1つは、コミュニティマネージャーがいること、2つ目は、学生主体で運営していることです。

宮城県内でいうと40弱のシェアオフィス、コワーキングスペースが県内にあります。その中で、コミュニティマネージャーが設置されている空間というのは、3箇所しかないんです。事業をしっかりハンドリングしながら、安心安全なスペースを作るための専任者がいる、というのは強みだと思っています。

あとは、学生主体の運営が特徴的かな、と。学生の力は偉大で、社会人よりも学生が入居者さん同士を繋ぐ方が、仲良くなりやすいんです

内田:想像つきますね〜 和気藹々って感じになりそう。

可野:学生が間に入ることによって、仕事としてというより、人として仲良くなるんです。お互いのことをよく知った状態が早く生まれるので、結果「何か一緒に仕事しましょう」って話にもなりやすいのが、面白いところです。

学生たちにとっても、様々な社会人を間近に見ることができる、貴重な体験になっているので、双方にとって、いい空間なんじゃないかと思います。

青木:やっぱり「人のコミュニケーション」ですかね。事業に「伴走する」というミッションがあるので、利用者さんの事業については、前のめりに聴かせてもらっています。コミュニケーションがマイルドで、得意なメンバーが多いので、スタッフとの気軽な会話を楽しんでくださっている利用者さんも多いですね。

結果、普段の何気ない会話から「こんなことできない?」と相談をもらって、スタッフそれぞれのスキルや経験を活用して、事業をサポートさせてもらっているのが、BIRTH LABの特徴かなぁと思います。

良さを発揮していくための、日々の工夫

内田:どちらも「気軽な」コミュニケーションを大事にしているという共通点がありますね。ちなみに、良さを生むには、日々の工夫が欠かせないと思うのですが、日々常に意識していることはありますか?

青木:「様々な方々の立場に立って、物事を決める」ということですかね。ご利用いただく方々、スタッフそれぞれの立場に立ってから、判断するようにしています。関わる人が多いので、全員に100点とはならないのですが、どのラインだったら、誰にとってもハッピーな形であるか、それはずっと考えながら、動いていますね。

可野:「学生主体」というところに、難しさがあり、工夫が要ります。とにかく「相手の立場になって考えること」を徹底的に体験してもらうようにしています。例えば「会議室にタイプCの変換器が必要なお客様がいるので置いてきて」という指示に対し、テーブルの中央に置くのか、お客様が座りそうな位置を考えて置くのか。どうやったらお客様の為になるのか?自分で考えられるよう、サポートし続けています。

enspaceとBIRTHのタッグによって生まれるものは?

内田:「人」を大事にする、ふたつのスペースが、今回タッグを組むことになりました。現場として、期待していることは、なんですか?

可野:入居者さん同士の交流はもちろんですが、運営者同士の交流も、間違いなく双方にとってプラスになると思っています。

それぞれのスペースに入居している企業が全然違いますし、異なるもの同士が出会うからこそ生まれるのが、イノベーションだと思うので、コミュニティーマネージャーとして、このマッチングを応援していきたいです。

また運営者のみなさんとの交流で、お互いのルールや、同じ事象に対する考え方、答えの出し方を照らし合わせてみたいです。新しい発見がきっとあるだろうな、と期待しています。

青木:そうですねー。これまでも、お互いのスペースを行き来する利用者さんがいらっしゃって。その繋がりから可野さんに、運営の相談をさせてもらったりしてたんです。今回の提携で、この相談がさらにしやすくなるのは、嬉しいですね。

エリアが広がり、仲間が増えたことで、利用者さんに「伴走」できる幅も広がりそうなので、すごく期待しています。

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ここまでお読みくださって、ありがとうございます♪

あらためて、現場コミュニティマネージャーふたりの言葉に、共通するものがたくさん見られ、想いが同じであることが、再確認できたインタビューでした。

これからは、交流イベントなども企画していく予定なので、ぜひ利用者のみなさんは、楽しみにしていてください♪

まだ enspaceやBIRTHを使ったことがないという方は、ぜひふらりとお越しください。東北のみなさんは東京に、東京のみなさんは東北に、コミュニティが広がるかも^^

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