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コミュニケーションは20点でいい

自分に自信がなかったり
コミュニケーションがうまくいかなかったり
相手が期待に応えてくれなかったりと、
自分の理想通りにいくことはめったにないので
コミュニケーションをうまくいかせることは簡単ではありません。

けど、コミュニケーションは20点でいいんです。
自分が20点なら、
その分自分より相手がすごい部分を認めるような会話をすればいいですし、
自分が不得意なことや知らないことを
相手に助けてもらったり、教えてもらったりするだけで
良いコミュニケーションになります。
誰かの役にたって「ありがとう」と言われることはうれしいものです。

相手が20点であっても
その20点できている部分にフォーカスして
会話をしたり、協力して何かをするだけで
良いコミュニケーションになります。

コミュニケーションが20点であっても
その20点だけでお互いの関係を向上させることができます。
「相手の話を聴く、相手に話してもらう」
「相手のいいところを見つけて認める」
「相手に教えてもらう」
こういったことを少しでも意識するだけで
20点であっても関係を向上させる20点とすることができます。

相手も、自分も
100点にはほど遠いから失敗、ではなく
20点でもできることはあるんだ
20点でも進んでいるんだ
ということに自信をもって
コミュニケーションをとってもらえればと思います。


「なるほど20点でもいいのか」と
思っていただけた方にはこれでいいと思いますが、
「20点ではダメ、より高度な結果が必要」と
考えている方にもう少し説明をしていきます。

20点を突き詰めるというのは
80点や100点よりも実は難しく、高度なことでもあります。

80点や100点をめざす場合には
必要だと思うものを積み上げて達成をめざせばよいです。
しかし、20点を突き詰める場合には
必要だと思うものの中でも
本当に必要なものは何か
数あるものの中でたった一つだけ達成するとしたら何か
を深く考えて取捨選択する必要があります。

お互い協力して何を達成しようとしているのか
何のためにコミュニケーションをしようとしているのか
を突き詰めて、それだけ達成していればよいということになります。

もっとうまくやろうと思ったら
あれもこれも達成して、100点をめざしていくことになりますが、
本当に必要なものを見極めて、
まずは20点でもいいから最低限それだけでも確実に達成する、
達成できたら大成功、ということを前提として、
確実に20点をとったあとにそこからの上乗せとして100点をめざしていく
というやり方です。

20点を突き詰めるということは
必要そうなもののなかから本当に必要なものを見極めるということなので
想定外のことが起こって100点が取れない状態になっても
そのなかで何を最優先で達成すべきかが判断でき、
本当に必要なものを確実に達成できる、ということです。

初めから100点や80点をめざそうとしている場合には
本当に必要なものを掘り下げることができていなければ
想定外のことが起こって減点せざるを得ないときに
本当に必要なものを取りこぼしてしまう危険があります。

仕事以外でのコミュニケーションの場合には
お互いに何か会話できただけで20点で大成功
という場合がほとんどではないかと思います。
できなかった80点、達成できなかった80点にあれこれいうよりも
「会話できた20点で目的達成できたありがとう。」
という感覚でコミュニケーションを行えばよいと思います。

普段「あれができていない」と思うことも多いのではと思いますが
それは本当に必要なことではないのだと思います。
できている20点。本当に必要な20点だけに注目すれば
コミュニケーションは良くなっていきます。


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