見出し画像

思いっきり澄んだ空気を吸い込んで

和歌山県の奥地、高野山。平安時代に弘法大師が開かれた日本仏教の聖地です。金剛峰寺の名で知られていますが、金剛峰寺とは、本坊をはじめ、様々な建物を備えた境内48,300坪の広大な寺で、高野山全体を言います。この地に立って空を見上げると、澄み切っ空気を感じ、不思議とありがたさがこみ上げてきます。高野山が「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星の評価を受けたのも納得です。

画像3

画像2

鮮やかな赤い色彩の高野山の総門「大門」。厳かな雰囲気漂う金剛峰寺をはじめ、金堂、壇上伽藍、根本大塔、御影堂、奥の院など、ゆったりと拝観しましょう。

画像1

そして、もう一つ忘れてはならないものがあります。それは三鈷の松です。三鈷の松とは、弘法大師が中国で修行を終え、日本で道場を決めようと法具の三鈷杵を明州の浜から日本に向けて投げ、和歌山県の高野山にあるこの松の木に引っかかったと言われています。

普通の松は2本か5本の葉ですが、三鈷の松の木には三鈷杵のように3つに分かれた葉っぱをしており、これをお守りとして財布の中に入れて持っていると弘法大師のご利益を授かると言います。

私は、以前からここの三鈷の松が欲しくて高野山に行くという友人に頼んだことがあるのですが、三鈷の松を探すのは意外に大変。松には囲いがあり、落ちた松葉を探すのも容易ではありません。今回はじっくりと探し見つけて、仏様にお供えできました。

高野豆腐の入った精進料理もいただき、ありがたく美味しい旅になりました。気候もいいのでこの時期出かけてみてはいかがでしょう。

画像4


サポートは投げ銭よりもスキの方が嬉しいです