見出し画像

祇園祭の提灯

7月の京都。祇園祭の月に京都へ行くと、町の軒先に提灯が下がり、なんとも独特の風情があります。

この軒吊り提灯は町内ごとで様々ですが、「御神燈」「献灯」「賽照」などの文字と、両側に八坂神社の神紋が描かれたものだそう。

八坂神社の神紋は、左三つ巴と五瓜に唐花の2種類です。この1つ、五瓜に唐花の神紋は、きゅうりを輪切りにしたときの切り口に似ているので、きゅうりを食べるのは恐れ多いといわれ、京都では7月にきゅうりは食べてはいけない、というしきたりがあるのだそうです。そういえば、似ているような気もしますが、旬のきゅうりが食べられないのは、残念なことです。

この時期、八坂神社の周りの路地はもちろん、京都の町中にはいろいろな提灯を見ることができるのです。


サポートは投げ銭よりもスキの方が嬉しいです