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金太郎を知っていますか?

足柄山の金太郎ではありません。

金太郎というのは魚の名前です。山口県萩市の萩漁港では、赤い小魚「ヒメジ」のことを腹掛けのように赤いということで金太郎と呼びます。この金太郎、小魚ですが、味がとても濃く旨みも濃い。ただ小骨が多いので、以前はあまり一般には売れず、漁師の間で食べていたようです。しかし、萩漁港は250種という魚種豊富な水揚げがあり、その中でも雑魚たちをもっと知ってもらい、食べてもらいたいと「萩の地魚もったいないプロジェクト」として、金太郎を始め、小魚たちを見直すプロジェクトが10年前から立ち上がりました。おかげで、金太郎は現在、地方でも有名になり、そのおいしさが知られるようになりました。

金太郎は、地元ではオイル漬けにしたり、寿司ネタにしたり、揚げたりして食べると旨味が増しておいしいんです。また、一夜干しにして焼いても手軽でおいしい。干したものをだしにすれば、高級なスープになるのです。

因みに、フランスはヒメジの近縁種をルージュといい、高級魚としてシェフ達に人気のようです。

旬は冬ですが、9月頃から漁れ始めるので、ぜひ食べていただきたい。

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