はじめに

　インターネットビジネスで成功するためには、魅力的なコンテンツを持つことが重要です。魅力的なコンテンツは有償で売ることもできますし、無償で公開すれば集客に繋がり、後続のサービスに誘導することもがきます。
　これまでインターネットにおけるコンテンツの王道と言えばブログ記事でした。皆、こぞってブログ記事を量産し、大量のアクセスを獲得することに躍起になってきたのです。しかし、ここに来てインターネットビジネスにおけるブログの資産価値は大きく下がってきています。その理由は以下になります。

①GoogleのSEOアルゴリズムが大きく変更された。検索上位はより権威性のある企業サイトに奪われ、個人ブロガーが企業サイトに勝ちにくくなった。

②５G技術等の台頭により、ユーザのインターネットの利用スタイル激変が見込まれる。これにより、従来の文字ベースのコンテンツは廃退し、動画ベースコンテンツに主流が移行していくと予想される。

現状でもYouTubeと言えば、誰もが知る巨大な動画サービスですが、将来、その存在感は、現在とは比較にならないくらい生活に密着したものに変化します。これまでブログやTwitterに記載していた内容は、より情報量の多い動画に取って代わられるでしょう。あらゆる動画は撮影者・出演者・撮影場所・時刻などのメタ情報と紐づくようになります。日々のありとあらゆる情報が動画というコンテンツでレコーディングされるようになり、YouTubeは世界中の情報を集約した強大な情報ポータルサイトとなるでしょう。

さて、今後、インターネットビジネスを進めていく上でYouTubeに確固たるコンテンツを保有しておくことは非常に重要です。貴方がアップロードする動画の一つ一つは将来の資産になります。言わば、未開の地に貴方の土地を少しずつ広げていくような形です。その土地はしばらくは芽が出なくても、YouTubeの利用者が激増するであろう数年後には、数倍・数十倍の価値を持つようになるでしょう。

これから先は超情報化社会です。人はありとあらゆる情報と繋がり、貴方が何者でどういった人生を歩んできて、日々何をしているか、それらは全てデジタルデータとして管理されることになります。インターネット上での権威性や信頼性は、換金可能な資産となります。自分から情報を発信する習慣を持つか持たないかで、今後２０－３０年の貴方の人生は全く違うと断言できます。そして、その情報を発信するプラットフォームとして、今考えられる中で最も適切なのがYouTubeというわけです。

貴方が何らかのスキルや趣味を持っているのであれば、それを元に動画コンテンツを作っていくと良いでしょう。しかし、特にスキルを持っていない人はどうしたらいいのでしょうか？　これは誰もが悩むところだと思います。

そこで私は皆さんに「特別な前提やスキルが無くても作れる動画コンテンツのアイデア」を提供します。これは、たった一人のアイデアから作られたものではなく、様々なバックボーンを持った老弱男女のスタッフによって生み出されたアイデア集です。ピンと来ないものも、あるかもしれませんが、自分でも実践したくなるものも必ずあるはずです。しかも、そのほとんどが、何らの前提やスキルを必要としているものではなく、誰でも動画コンテンツの情報発信者になれるアイデアばかりです。

１００個という数字には、意味があります。多くのアイデアを収集しましたが、類似のものや重複のアイデアが大量に出てしまうのです。それらを集約していくと概ね１００個。つまり、ある程度、オリジナリティを確保することを考えると、この１００という数字が提供する上でベストだと判断しました。

これらのアイデアを閲覧する上で、少し、気を付けてみてほしいことがあります。皆さんがイメージしやすい形にするために、それぞれのアイデアは、具体的に記載されています。しかし、皆さんにはこのアイデアを大枠で捉えていただきたいです。もう少し、分かりやすく言えば、アイデアの中に存在する「名詞・固有名詞」は全て貴方が自由に置き換えることが可能だということです。

それぞれのアイデアは少し見方を変えれば別のアイデアに変貌します。アイデアをヒント・切欠にして貴方の頭の中に別のアイデアが浮かぶこともあるでしょう。この１００のアイデアを千のアイデアにも万のアイデアにも変えられるのは貴方の想像力次第です。そういった気持ちをもってこのアイデア集を是非手に取ってみてください。

アイデアの中にはありきたりなもの、あるいは特定のスキルに頼るものは極力なくしています。具体的にはペット動画、テキストスクロール/LINEスクロール、asmr/音フェチ、アニメMAD、ゲーム実況、アイドルfancam/推しカメ/固定カメラ、トレンド動画、歌ってみた/踊ってみた/弾いてみた、など既存の有名ジャンルは外してアイデアを考えてもらいました。ただし、王道ジャンルを応用したアイデアはあります。

このアイデア集が貴方の動画投稿に対するハードルを低くし、動画コンテンツ作りを苦も無く日常タスクとしてこなせる、次世代の情報発信者になる助けになることを心より期待しています。