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スイスの税金 2017 年

スイス移住を考え始めた理由の一つに、アメリカの税金が高いというのがあります。ただでさえ高いのに毎年増えていって、このままアメリカにいたらいつまでたっても引退できない!という危機感がありました。

スイスのお役所公式の税額見積もりツールの結果を見て、たびたび友人にスイスの税金は、アメリカの半分くらい!と宣伝していたのですが、丸々1年スイスで働いた2017年の確定申告が終わったので、実際スイスに移住してから税金がどう変わったのか比べてみました。

以下のグラフが、2013年の収入と税額を100としたときのその後の収入と税額がどう変わったかを表しています。青系統のバーがアメリカ、赤系統のバーがスイスの数字です。

2016年の途中まではアメリカ居住で、収入と税額の比率は2013年とほぼ変わらず、累進課税のためか、収入の増分より税額の増分が大きくなっています。

2015年は保有していた株の売却益が大きかったので、収入、税額ともに大きくなっています。スイスではキャピタルゲイン課税が0なので、スイスで売っていれば収入は変わらず、税額が大幅に下がる結果になったと思います。

2017年になってようやくスイスの安い税率の効果が現れて、この年はじめて2013年を基準とした時の収入が税額を上回りました。まだアメリカ時代のストックボーナスが残っているので、アメリカの収入と税額が残っています。スイスの税金はアメリカの半分というのはずいぶん違っていました。

さて、もうすぐ2018年も終わり。今年はさらにアメリカでの収入が減るのでそれがどのように税額に影響してくるか楽しみです。結果が出たらまたグラフを作ってレポートます。

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