生きていくのにどの程度お金が必要なのか知っておきましょう。
日本人の平均寿命は約84年です。
結果から伝えると、普通に結婚して1人の子供を作って普通に生活した場合、低く見ても2億3000万円程度は必要になります。
実際に計算してみましょう。

22歳～30歳まで独身で一人暮らしをして、30歳～結婚して家族3人で暮らした場合の例で計算してみます。

▼22歳～30歳まで
住宅費 60,000円
光熱費 10,000円
食費　45,000円
被服費 8,000円
車用日 27,000円
交通費 10,000円
通信費 10,000円
娯楽費 20,000円
その他 10,000円
合計生活費 200,000円

200,000円×96ヶ月=1920万円

毎月かかる費用以外にも車検や旅行、知り合いの結婚式、賃貸物件の更新や敷金礼金、ゲーム機やPC、TV、大型家具の購入など、突発的な支出も必要になりますので、最低限の生活費として考えてください。

▼30歳～55歳まで（家族3人暮らし）
住宅費 90,000円
光熱費 16,000円
食費　75,000円
被服費 15,000円
車用日 30,000円
交通費 15,000円
通信費 20,000円
娯楽費 40,000円
教育費 25,000円
保険 30,000円
その他 20,000円
合計生活費 376,000円

376,000円×300ヶ月＝1億1280万円

▼56歳～84歳まで（家族２人暮らし）
住宅費 50,000円
光熱費 15,000円
食費　65,000円
被服費 5,000円
車用日 20,000円
交通費 10,000円
通信費 15,000円
娯楽費 30,000円
保険 30,000円
医療費 15,000円
その他 15,000円
合計生活費 270,000円

270,000円×336ヶ月＝9072万円

合計すると、それほど豊かな生活をしていなくても生活費だけで2億2272万円必要となります。

プラスして結婚費や突発的にかかるお金を考えると、この条件で生きていくには最低限2億3000万円は必要なります。

参考までに人生で出費が大きいものも知っておいてください。
結婚費：約450万円
出産費：約50万円
教育費：約1000万円
住宅購入費：約3500万円
車関連費：約4000万円
保険費：約1500万円

例えば今後年金制度が崩壊せず、70歳から受給開始され1世帯で月20万円を貰えたとしても、一生で稼がないといけない収入は手取りベースで約2億円程度は必要になります。

現在の日本人の年収の平均は約440万円です。
ちなみに上記は日本の平均年収で計算した場合で、一部の大金持ちによって平均給料は引き上げられています。

一般人の平均値に近い、年収の中央値だと約360万円になります。
手取りにして、約283万円です。

この収入で2億円稼ぐとなると約70年かかります。
一人で家計を養うことは難しいことがわかります。

これでは自由資金も自由時間を作ることもままならないでしょう。
お金に対する知識を得ず、普通に生きればあなたは『生き延びること』に人生を使ってしまい、最高の幸せを手に入れることはできません。

仕事では嫌な思いをし、休日ですら仕事を考えては辛い気持ちになる。
人は明日を生きるために、自分の時間という資産を切り崩し、お金に換える。
いつしか幸せが目的であることすらも忘れて、生きることが目的になり、毎日毎日走り続けて、嫌な仕事のために一生を使い果たす。
ようやく悪夢の仕事から解放された時には既に70歳。
身体も思うように動かなくなり、迫りくる死にただただ怯える。

これが普通に生きた人の末路です。

生きたというよりは、生かされていただけです。
この絶望の公転から抜け出した時、本当の「あなたの時間」を得ることができ幸せに時間を使えるようになります。

だからこそ、早いうちにお金のことを理解し、正しく付き合い、本当の幸せを手にいれてください。

お金については真剣に向き合わないと一生お金に苦労することになります。
お金のために生きて、お金に振り回され、お金に殺される。
そうならないためにも、お金の正しい知識を手に入れる必要があります。
プログラミングを覚えて、開発をして、お金を儲けてください。という難しい話ではありません。
ただ、お金の教科書が存在するなら、教科書に載る正しい知識を覚えるだけで、あなたは周りの人より数倍も正しい方向に進むことができるでしょう。

お金はお金のある場所に集まるというのは本当です。
あなたもいち早く、お金に追われる人生から抜け出してください。

基礎編は以上で終了です。
次回からは、お金の稼ぎ方編になりますので、フォローしてお待ちください。

次回→

▼本格的にお金の勉強をしたい方はこちらを見てください▼