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【雑談】1月振り返り

1月ももう下旬ですね、みなさん元気にしているでしょうか。わたしは時間の流れの早さに呆気にとられているところです……。

創作活動はあまりできなかったものの、記録を見れば読書は(文学作品だけは)4冊読めたようです。

<読んだ本>
・「聖母の贈り物」/ウィリアム・トレヴァー(国書刊行会)※再再読
・「フォークナー短編集」/フォークナー(新潮社)
・「トロッコ・一塊の土」/芥川 龍之介(KADOKAWA)
・「絶望」/ウラジミール・ナボコフ(光文社)

このなかで、フォークナーだけが手ごわかったのですが、他の作品は個人的には当たりでした。芥川龍之介の短編集は、ほんとによかったですねぇ。日本文学でもわりと古い書き方をする人なのかなー、と思って(羅生門の印象が強くて)読まず嫌いだったんですが、ぜんぜんそうじゃなかったですね。芥川龍之介の幅広さに驚きました。味わい深い正統派の純文学ももちろん書くし、笑劇のようなものも書くし、童話みたいな心温まる物語も書ける。

加えて、(文豪に言うのも野暮だと思いますが)文章が端正です。これで精神的な病を抱えていたの? と疑うくらい。もともとすごく頭がいい人だったのでしょうね。超速読家だったみたいですし。

それでまた芥川作品を取り寄せてこれから読もうとしているところです。

わたしの状況はというと。ぜんぜん前に進めていないです……。薬で低め安定になったのはよかったものの、今度は軽い不眠になり始めて診察日まで中途覚醒を繰り返し……過ごしていました。仕事はしていましたが、他のこと(ドラマ観たり、小説読んだり、創作練ったり……etc.)が回せなくて、1月が終わることがやや恨めしい気持ちです。

たまに小説を書いたりしたんですが、ブランクを挟みすぎて描写がぜんぜん書けなくてすべて没。仕事で文章を書いているので、ブログ記事なら書けるんですが、想像力を総動員する小説はなかなか難しいですね。

長いやや鬱期(のなかでもよくなったりする波はあったのですが)の間、ヨガやジョギングしたり、瞑想したり、ジャーナリングしたり——、いろいろ抗っていたんですよ。でもなかなかやや鬱期から抜けだせなかった。今、ゆるやかに回復している途中なのですが、この(やや鬱期の)ロスタイムがほんとに悔しいです。でも、それを誰にもぶつけられません。誰のせいでもないので。

早く薬を変えておけばよかった——。その悔しさをこの間カウンセラーさんに話したりしました。でも過ぎ去ったものは戻らないですね。そこが切ないです。

少しずつ小説を書けるようになりたい。そう思って、この間100円均一で薄めのノートを買ってきました。ドラマを観ながら、構想メモを取ろうかなと思いまして。マルチタスクは生産性が落ちる、とよく言われますが、何も情報がない状態でアイデアは浮かばないでしょ、と思っているので試してみます。

2月は少しでも前進したいものです。


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