震災とコーチング
学童野球の指導者として、やる気を引き出して可能性を広げる。自分の良いところをみつける。伸ばすところをいかに試合や練習で発揮できるかだと考えていました。
実力がついてくれば、野球が“ゲーム゛として、楽しめるのではないかと思っていました。
父母や祖父母が試合を楽しみに見に来てくれて、舞台の上の役者の気分になるんじゃないかと。学校生活とはまた違う一面があるのです。
晴れた日のグラウンドの気持ちがよいこと。
そのためには、基本技術をみにつけて、怪我をしないこと。
練習中の休憩時間や開会式前のにぎやかさは、こどもらしいなと思っていました。
さて、3.11です。がんばろう日本のステッカーもはがれかけたヘルメットをみると彼らは、野球を知らない頃の話です。
野球ができる喜びなんてわからないかもしれないけど、辛い経験をしていることをミーティングで話しました。
学校では、防災や身の守り方を聞いてきたようですが、精いっぱい好きなことをできることを忘れないでねと伝えました。
負けても負けても精いっぱいのプレーが見る人の力になり、応援されることが、失敗を慰めてくれることがこども達の成長になると信じています。
三振したりエラーしたりでうまくいかなくても次の試合には、やってやるぞの気持ちを持ってくれたかな。
進級した新しいチームのシーズンがまもなくはじまります。こちらも精いっぱい応援しますよ、今年も!
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