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第二回オールスター合唱バトル参戦記②

■練習スタート■

2023年3月上旬

初回の練習はフジテレビのスタジオが取れなかったとのことで
私の実家から徒歩すぐにある靖国神社近くのピアノがあるお洒落なレストラン?のような場所で行われた。

幼少期から歩き慣れた道を踏みしめ
初恋のあの子や当時の親友に想いを馳せつつ
著名アスリートとの合唱練習という
未知なる世界へと踏み込もうとする不思議な感覚に
期待感と少しの不安感を抱きながら
GoogleMapが示すお店の前に辿り着き
地下への暗い階段を降りた。

■不安爆発の第一回練習■
私を含め20人のアスリートが集結すると聞いていたこの企画。
さぞかし練習も賑やかなのだろう、と思ったら
着いた時点で人はスタッフさんらしき方々の数人しかいない。

私が到着した時点でいたのは
出演メンバーでは多分私だけ

もしかしたら私より先に到着して時間を潰していたメンバーもいたかも知れないが
10分程ずっと1人で「間違えたのか?騙されたのか?」とか
よからぬ考えがぐるぐると頭を駆け巡りました。

程なくして、これはメンバーに違いない!と思われる
ゴツいお二人が
この時はまだ存じ上げませんでしたが
プロレスラーの稲村愛輝選手とYO-HEY選手でした。

続いて見慣れた顔が…

一方的に知っていただけですが
同じ格闘技業界ということで共通の知り合いも多いミノワマンさんが登場。

この時点でやっと少し安心しました。

■課題曲のあまりの難しさに青ざめた話■

しかし安心したのも束の間。

現れた気難しそうな合唱の先生から伝えらる
あまりのハイレベルなコーラスパートの難しさに
「本当にこれアスリートのチームに出来るのか?(汗)」と
かなりの不安とプレッシャーに襲われました。
※後日判明しますが木島先生は全然気難しくなく、私の勝手な思い込みでした(汗)すみません!w

練習開始から少しして
見上げるような高身長のスーパーモデルみたいな美しい女性が登場。

「狩野舞子です、よろしくお願い致します」と
丁寧に深々と礼をするこの方
数日後に石垣島に帰りGoogle画像検索して
「参加メンバーにこの人いたかも!」って友人に見せたら
「は!?お前狩野舞子知らないの?スーパー超絶有名人だよ!」と笑われまして、、、(汗)

■有名人だと知らなくて良かった話■
これはその後の練習で続々と集結する有名メンバーの
ほぼ全員に言える事なのですが
20年近くまともにテレビを見ていない私は
格闘技業界以外の著名アスリートを
ほぼ全員知らなかったのです、、、。

また細かくは後述しますが
この《知らなかった》事により
テレビやメディアに出まくっている著名アスリートの群れの中に1人無名な私が放り込まれると言うプレッシャーをあまり感じずに歌に集中出来たので
気持ち的に救われた部分が多々ありまして
結果的にはこれが本当に良かったと思っております。

■どんよりとした雰囲気のまま終わった初回練習■

オールスター合唱バトルも
この冬放送予定の第三回が始まる頃には
「仲良し過ぎて最も騒がしく、先生の話を聞いていないチーム」との
嬉しいんだか、反省しなきゃいけないんだか(笑)
そのへんがよくわからない評価を木島先生からいただく程になりましたが
この時の合唱バトルの初回の練習の雰囲気は
課題曲やハモリのアレンジの余りの難しさから容易に想像できる《完成までの遠く険しい道程》
そしてトータル5人のみと言う出席率の低さから来る絶望感が支配していて
不謹慎かも知れませんが
お葬式のような雰囲気、、、

その場の皆から発せられる歌声さえも
まるでお経のように虚しく響きをしていました。

加えてこの日の私は花粉症を再発

薬を飲むのも忘れて声が出ず
元メジャーレーベル歌手たって期待外れやん!って
多分コーラスの先生方に思われていたに違いないので
もうあらゆる局面で
全てが負の連鎖のバイブスに満ちていたんですよね…

後に練習を重ねコーラスがほぼ完成した本番直前くらいの練習終わりに木島先生が
「多分歌手をやっていた渡辺さんが1番、このコーラスの難しさを理解していて、練習初回に青ざめていたと思います(笑)」と仰ってましたが
まさにその通り!!

「これ本番で口パクなしでアスリートが歌うなんて無理だよ、、、まあいいか…もう引き返せないから玉砕するしかないな」と
初めての練習時には既に
審査員や観客の前で恥をかく覚悟を固めてました(笑)

実家に帰ると母と叔母が「練習どうだった?」と聞いてきたので
「多分ダメだなこりゃ、難し過ぎるわ」と
もう諦めと開き直りに近い境地にいた事を
よく覚えています。

〜オールスター合唱バトル参戦記③に続く〜


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