20.5.28 コロナがきっかけで改めて気づかされたこと②「なぜ勉強が必要なのか」

こんばんは伴です。前回の記事は↑で、今回はその続きです。

②なぜ勉強が必要なのか

 これは非常にシンプルで「知識がないと過剰に怖がることとなり、事実をキチンと受け入れられなくなる」というものです。勉強とは学校の「勉強」ではなく自分から新しい情報を手に入れ、正しく理解しようとする意識や姿勢のことです。

 はじめは武漢で感染拡大が確認され、次第に全世界に広まっていきました。当初は感染者も死亡者も加速度的に増えていったため、非常に感染力が強く死亡率も高いものであるという認識でした。

 少しずつこの病気の情報が揃いだし、年齢によって感染による死亡リスクが大きく異なる、アルコール消毒が有効だろう等、わかることが増えてきています。

 ところが、勉強をしない人(新しい情報を理解しようとしない人)はデータを無視し口コミや噂に流されやすい傾向にあるようです。(これはあくまで実体験による推測です)

 例えば↓のリンクに「国内の感染・死者数の推移」がありますが、このグラフをみて「感染者は減っていない!危ない!」と言う人もいるようです。新規感染者ではなく累計なので減るはずがないのですが、与えられた情報を正しく理解できていないとこのような誤解も起きてしまいます。

 緊急事態宣言が効力発生したのは4/8ですが、新規感染者のピークは4/11の720人です。感染から発症までのタイムラグを1週間と仮定すると4/4前後には誰かからウイルスをもらっていたことになります。4/8以降に感染した人が発症するのは4/15前後となるため、緊急事態宣言の効果を測るには4/15以降の新規感染者数の増減とそのペースを見ていく必要があります。

 知識がないことで「納豆が良いらしい」という良くわからない噂に惑わされたり、国内生産をしていて中国の影響をほぼ受けないトイレットペーパーが店頭から消えたりするなどパニック状態が相次ぎました。

 なぜ納豆が良いと言われているのか?なぜトイレットペーパーが市場に流通しなくなると言われているのか?その情報元はどこからなのか?信憑性はどうなのか?と「なぜ?」「根拠は?」を冷静に考え、情報を探りにいける人ならば周りの噂や出どころ不明の口コミに左右されずに行動できるため、比較的穏やかな日常を送れるはずです。

 より多くの情報から真偽を見定め、信憑性の高いもの、自分にとって役に立つ情報を手に入れるためにも常に勉強することは必要だと考えています。

 今はYouTubeやブログ、Twitterなどでも有益な情報は確かに存在します。しかし、それ以上にデマやウソの情報も多数あります。何が本当で何がウソかを見極めるためにも様々な媒体から多くの情報を取り入れてみることをおススメします。

明日は③人間は感情で動く生き物について書いていきます。

皆様のお気持ちを少しだけ。