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調子に乗ってうまくいく人、失敗する人の違い

言葉には、相反する意味を持つものがある。

相反する意味を持つということは、成功の要因になれば、逆もあり得るということを示唆している。

例えば、

調子に乗る

・うまくいっている
・いい気になって軽率な行動をする

という意味がある。

もともと調子とは、音楽用語で、「音の具合」を意味するようだ。

音楽が複数の弾き手や観客など周囲と調和すると、調子がいいということになる。

この語源から考えるに、

調子に乗るとは、周囲と調和した時にうまくいき、周囲と調和しない時に、逆の効果となる。

例えば、難しい事業を成功させようとするなら、その事業は社会と調和させなければならない。要は、お客さんを作るということで、お客の調子に合わせるか、自分の調子にお客さんを引き込むことが必要になる。

この時、自分勝手で調和の取れていない事業は失敗する。

組織の調和を乱す人は、組織の繁栄を考えた場合、考えを改めてもらうか、お引き取りを願うしかない。

事業を開始して、お客さんと調和ができたら、勢いをつけるために、調子は必要だ。事業が成功している時は、大いに調子に乗ればいい。しかし、上手くいった後に、成功している姿を公に見せびらかすような態度を取ると、調子が外れる。これは失敗する方の「調子に乗る」ということになる。

そんな意味では、某ITアパレル企業は調子の乗り方を間違えた例ではないかと思う。お客さんは欲しいものは、ファッションであり、社長のプライベートではない。

The Offer
「人が欲しいものを人が欲しい条件で喜んで提供すると豊かになる」

これは僕が唱えている繁栄の方程式だ。

この法則に照らしても、調和のとれていない状態は少々危険な感じがする。

調子に乗るとは、周囲と調和をすることでうまくいくものだ。


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