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成功したいなら、人が欲しいものを提供せよ

成功したいと思うなら、成功を目指すのではなく、自分が持っているもので、人が欲しいものを提供するべきだ。
商売とは、
感動を与えることである。
(松下幸之助)
我々が推進役として、世界中に情報革命を起こすのは何のためか。人々を幸せにするためです。「何のために」を忘れ去ってしまったのでは意味がない。
(孫正義)
お客さんをリピーターにするには、「いつ来ても楽しい」という印象をもっていただく必要がある。
(澤田秀雄)

こうした方々が事業で大成功をしているのは偶然ではない。
常に、人が欲しいと思うものを提供し続けてきたからだ。

逆に、「自分らしく成功したい」と成功を目指し人はかなり高い確率で成功をすることはできない。その理由は、自分を癒すことが目的になっているからだ。

どんなことであれ、自分に目を向けて成功をすることはできない。成功とは、人が運んでくれるものだからだ。

「もっと稼ぎを増やしたい」と思う人は、誰にどんな価値を提供できるのかを考えてみるといい。

・いやいややる仕事を長時間されても、嬉しい人はいない。
・「それは私の仕事ですか?」と言われたい上司はいない。
・他人の「自分らしさ」にお金を払う人はいない。
・定時に帰るからといって、就業時間前に片付けをする社員を気持ちよく見る人はいない。
・毎年同じ仕事をしていて、給料だけあげて欲しいという人は歓迎されない。

成功には、絶対的な法則がある。

・人が欲しいものを欲しい条件で提供すること
・提供するものが社会に役立つほど、大きく成功する

私は、これを「提供の法則」と呼んでいる。

提供の法則は、ノウハウや理論ではない。法則だ。人が欲しいものを提供すると、成功してしまう。成功とは、成功したいと願って叶えられる訳ではない。

提供の法則によって得られるものは、「信用」だ。

信用は大きくなるほど、成功も大きくなる。


信用はそれが大きければ大きいほど、
大いなる資本を活用することができる。
世に立ち、大いに活動せんとする人は、
資本を造るよりも、
まず信用の厚い人たるべく
心掛けなくてはならない。
(渋沢栄一)

あなたは、何を提供できるのか?

提供の法則を発動させる方法は、まずは、自分の中にあるものを提供することだ。

提供の法則では、提供できるものを11種類79の方法に分類している。

価値を提供する方法は、以下のようになる。

1:才能・技を社会に提供する
・生まれながらの能力
・培った職人技
・今いる場所で最高の結果
・カテゴリー1位の称号
・即興性
・独自理論
・家柄の継承
・支援者が惚れる能力
・異分野でこそ生きる能力
・2つの能力の掛け合わせ
・才能のある人の才能
・才能ある人に欠けている才能
・ハンデキャップ
・ユーモア

2:アイデアを社会に提供する
・あったらいいな
・不便を解消
・強いライバルに勝つ方法
・価値の再定義
・常識を覆す
・サプライズ
・組み合わせ

3:サービスを提供する
・誇りある仕事
・細部へのこだわり
・仕上げの一手間
・馬鹿の一つ覚え
・超人的な仕事
・自分の関わる歴史
・丁寧な仕事

4:ノウハウを提供する
・わかりやすさ
・できない人をできるようにする
・悩みを解消する
・苦手意識を払拭する
・成長のステップ
・ホメる技術
・失敗の経験
・楽をする方法

5:知識と知恵を提供する
・編集力
・専門分野
・専門分野からの社会考察
・スキルアップサポート
・物語

6:分析力を提供する
・心理分析
・質問
・本質
・フレームワーク
・大きな問題の解決法
・体系化

7:マーケティング力を提供する
・コンセプト
・プロフィール
・インターネットでの情報配信
・フロントエンド・バックエンド設計
・売る文章
・コンテンツ
・セールス力

8:熱意を提供する
・凡事徹底
・初の取り組み
・意見(オピニオン)
・夢
・志
・夢の物語

9:人脈
・戦略的人脈作り
・上司
・覚悟
・器量
・人生を変えるプレゼント
・メンタリング

10:人格を提供する
・ブレない生き方
・人を尊重する生き方
・可能性を見出す生き方
・人を勇気づけるメッセージ
・死と向き合う生き方
・活躍の機会を提供する
・立ち向かう勇気

11:運を提供する
・大いなるものへの畏敬の念
・感謝
・偶然のような必然
・人生の意味
・引き際の美しさ

自分が持っているものの中から、79の方法もどれか、または複数を社会に提供できる人は成功をする。

「提供の法則」が書籍になります。

タイトルと装丁は変更になる可能性あります(現在、編集作業中)

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