わくわく! たのしい! すぐに遊べる! 夢見る変身譚シナリオ集『メタモルフォシス論考』

2019/3/1に2冊、クトゥルフ神話TRPGのシナリオ集をデータ販売します。

タイトルはそれぞれ『PYX』『メタモルフォシス論考』です。『PYX』の概要はこちらからどうぞ

『PYX』はかなり内容が特殊なので解説エントリを必要とするのではないかと思った結果5000字も書いてしまったのですが、せっかくなので『メタモルフォシス論考』はこんな人におすすめ! というエントリも同時に置いておきます。

『メタモルフォシス論考』はクトゥルフ神話TRPGシナリオ集です。

テーマは「変身」。サブテーマは「他人の欲望、かなり迷惑」もしくは「本当の自分への生まれ直し」です。3作とも理不尽なNPCに振り回される内容を多く含んでいます。

「あなたにはこんなふうであってほしい」「あなたはこれから、こんなふうに変わってほしい」「人間は変われる!」そんなふうに言われて、「いや、結構です」と言いたくなったことはありませんか。今のままで全然大丈夫です、結構です、幸せなんで……でも彼らはあなたに幸せになってほしいと願っている。もっと幸せになってほしい、本当の幸せを手に入れてほしい。いや、結構です。関係ないでしょう。帰ります。出口はどこですか?

でも、あるいはもしかしたら。

あなたは差し出された手に「自分の欲望」を見出すかもしれません。もしかしたらその手を取ることで、あなたは本当の幸せを手に入れるのかもしれません。それがあなたにとっては、本当のあなたなのかもしれません。

自分のこと、好きですか?

自分の幸せ、自分で決められますか。

■理不尽依頼系シティシナリオ「巡る妖精」

ある日あなたは一通の、差出人不明のメールを受け取る。そこにはこう書かれていた。

「あなたに100万円をお支払いするので、小説家の彎月続久を探していただけないでしょうか。当座金25万円を振り込んでいるので確認してください」

映画公開を控えたベストセラー作家・彎月続久の行方を知りたがる、この人物の正体は。そして小説家はどこへ消えたのか。探し求めるうち、探索者は奇妙な噂にたどりつく。

「彎月続久は神になった」

「おれも同じものになれる。神になれるんだ」

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「巡る妖精」は奇妙なNPCによる少し理不尽な依頼から始まるシティシナリオです。気軽にできるシティシナリオをあっさり回したい時のストックがいくつあってもよい、というコンセプトで書いたシナリオのひとつです。

「神話生物の観察は断絶である、そして、神話に魅入られた人々は次第に神に近づいていくだろう」というテーマに沿って作成しました。

重めの人間関係と感情を含みますが、あくまでも他人事としてさらっと探索することも十分可能です。探索者によってドタバタになったりしっとりしたり、はたまたロマンティックになったりと、いろんな遊び方ができます。

☆こんなKPにおすすめ☆
・理不尽なNPCのロールプレイがしたい
・探索者に理不尽ないやがらせをしたい
・軽めのシティシナリオをあっさり回したい
・探索者に死の危険を味あわせたい

☆こんなPL・探索者におすすめ☆
・親子関係がこじれている
・自分が嫌い
・神話生物や神格が大好き
・1D10/1D100を踏みたいですか? とあからさまに聞かれたい
・あわよくば踏みたい

■湖と薔薇園とテニスコートつき館クローズド
「あの夏、お姉様と湖のほとりで」

平凡で冴えない日常を送っていた探索者。ある日ぼんやりネットサーフィンしていたところで、ふと気がつく。――自分が紺色の制服を身に纏ったかわいらしい美少女に変貌を遂げていることに!

なぜこんな姿に? どうして木漏れ日が心地良い夏の避暑地に? 聖白薔薇学園って何? 

そして、探索者に微笑みかける、あの白いワンピースの少女はいったい。

――お姉様って、誰?

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「あの夏、お姉様と湖のほとりで」は、「探索者がRPをする」というコンセプトで書かれたシナリオです。どんな探索者でも気軽に(強制的に)参加できるタイプのクローズドシナリオであり、かつ、その手のシナリオにそろそろ飽きている時に回したいようなシナリオとして用意しました。

誰でも気軽に回せるお手頃な、でも遊び応えのあるシナリオに仕上げたつもりです。

探索パートはスラップスティックな雰囲気でギャグテイストに進みますが、探索を進めるうちに意外な展開が待っているかもしれません。

☆こんなKPにおすすめ☆
・お嬢様RPがしたい
・美少女アニメの世界を再現したい
・探索者を困惑させたい
・やったことない雰囲気のシナリオを回したい
・テニス勝負がしたい

☆こんなPL・探索者におすすめ☆
・身も心も全然美少女ではないし似合わない
・美少女になりたいと常々願っていた
・ツッコミがうまい
・ノリがいい
・かわいそうな目にあうのが似合う

■探索者誘拐型村クローズドシナリオ
「アイドルタイムはたぶんもうじき」

美しい容姿、高いパフォーマンス性、あるいは芸能活動を通じての著名な経歴。「アイドル」としての才覚を持つ探索者たちが目を覚ますと、そこは悪路に跳ねひどく揺れる車の中だった。

見知らぬ声が探索者に告げる。

――「あんたたちはこれから、のど自慢大会に出てもらう」

その唐突な発言、不快な薬臭さ、暗い道、大きな車、悪路を走る激しい振動、そして脳裡をよぎる、大きなワゴン車に無理やり連れ込まれた記憶。
すべてが、探索者に、異常な事実を伝えてくる。探索者はいやおうなしに気づくことになる。

自分たちはのど自慢大会に出場するために誘拐されたのだ、と。

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「アイドルタイムはたぶんもうじき」は、混乱する状況を整理しPL間の情報伝達を行うことで生還条件を導き出す高難易度シナリオです。

「のど自慢大会優勝を目指す」「村クローズドからの脱出」「村の過去を探り探索する」の3つの軸の探索を、2つのチームに分断された探索者が交互に行うシナリオ展開となるため、KP・PLともに丁寧で集中したゲームプレイが必要とされるでしょう。

☆こんなKPにおすすめ☆
・高難易度シナリオのKPがしたい
・大量の情報を出したい
・老人NPCのRPがしたい
・クトゥルフ警察は無能じゃないぞ! と言いたい

☆こんなPL・探索者におすすめ☆
・のど自慢大会に参加したい
・大量の情報を整理して解答を導き出したい
・ヒーローになりたい

■最後に

クトゥルフ神話TRPGは「狂った世界で遊びたい」という願望を叶えてくれるシステムだと思っています。好きな世界観で自分の好きなものを詰め込んだシナリオを作成できてたいへんうれしいです。皆さまにも楽しんでいただけますように!

自分のこと、好きですか?

探索者に突き付けられる選択肢、「本当の自分」と「夢見た自分」そして「誰かの理想の自分」。

夢見る変身譚シナリオ集『メタモルフォシス論考』
2019/3/1 販売開始予定

デザイン・編集:嵐山デザイン

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哉村哉子

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