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初心者のための投資のこれから<4月>(無料) 2024年4月最新版 27日配信分

FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。


日銀会合 円安 158円に!!

とうとう、ドル円は158円をつけました。
注目の「日本銀行政策会合」と「アメリカPCEデフレーター」の結果と推移と、今後のドル円相場を見ていきましょう。

24日 ㈬ アメリカの指標、耐久財の指数が発表されます。
3月耐久財受注(前月比) 前回1.4% (0.7%) 今回 2.6%(予想2.5%)

 数値は大きく上昇です。ここで、155円手前でとまっていたドル円が動きます。明日からの日本の日銀会合をまえに、155円越をためす動きが出ます。
 155円にはいると、日本の為替介入が現実のものとなるので、(多くのアナリストたちがそうおもっていました)なかなか超えられないラインでした。155円を超えた当初はアルゴリズムの上下の激しい動きだがでたものの、次第にドル円は上昇します。
 深夜2時過ぎには155.364円まで上昇します。
 しかし、為替介入は入りませんでした。
25日には155.75円まで上昇し、テレビの報道で円安が一般にも流れます。時折、大きく円高にドル円は下がりますが、すぐに売られて上昇します。
 日銀会合で利上げの可能性が報道されますが、影響されることなく、ドル円は155円後半を維持したまま、26日の日銀会合の発表を迎えます。

日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
前回0-0.1%   今回0-0.1% 変更なし

26日金曜日 昼12:22 ドル円は上下に振れた後、上昇します。155.486円から156.136円まであがります。
 ドル円は156円台にはいりました。
ここで15:30からの

植田和男日銀総裁、定例記者会見

を待ちます。会見がはじまると、ドル円は上昇をまた始めます。
タカ派的な総裁の会見を期待していましたが、ハト派的な発言に終始しました。
 同時に、公表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)で「先行きの経済・物価・金融情勢次第」としつつ、「経済・物価の見通しが実現し、基調的な物価上昇率が上昇していくとすれば、金融緩和の度合いを調整」していくと説明。その上で、「当面、緩和的な金融環境が継続すると考えている」とも改めて表明したのです。
 ドル円はおおきく156.829円まであがります。(円安ドル高)

会見がおわったあとに、

為替介入(?)が入ります。


午後5時 ドル円は急落します。
156.702円から154.971円まで下がります。
 2円ほど下がります。
しかし、すぐに、ドルは買われ円は売られて、ドル円は上昇、30分ごにはもとの156円台に戻ります。
26日21:30
3月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) 前回2.5%  今回2.7%(予想2.6%)
米国3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比) 前回0.3%  今回0.3%(予想0.3%)
米国3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) 前回2.8%  今回2.8%(予想2.7%)
 
 数値はやや高めでしたがほぼ予想と一致でした。
しかし、ドル円はうごかず、むしろ一瞬、下がり、すぐにもどり横ばいながら、上昇を始めます。

 そして、介入はないとふんだ、投資家のさらなる円売りがはじまります。
朝方、5:36にはドル円は158.425円の最高高値をつけます。
こうして、今週、いや、今月のドル円は158.283円で終了しました。

それでは振り返りながら今後の展開を見ていきましょう。

 日本の多くの投資家、ミセスワタナベは、ドル円のショートポジションをとっていました。(日本の投資家を通称「ミセスワタナベ」と呼ぶことがあります)つまり日本の為替介入を狙って利益をあげようというわけです。
 そのため、なかなか効果的には為替介入がしずらい、とみられていました。しかし、どこかでは介入実施はあるだとろうというのが、大方の見方だったのです。
 しかし、155円を超えても、なかなか介入はありませんでした。

 日銀会合で、サプライズの金利値上げの発表があるのではないか?だから、介入をしないのではないか?という意見もでてきました。
 どちらにせよ、日銀会合発表前には介入はできないだろう、とみていました。
 そして、昼の発表、そして、3時半からの上田総裁の会見。
2年前の黒田総裁のときの、為替介入は会見後の5時半ごろに起こりました。
もしかすると、今回も同じような流れではという見方もありました。
 そして、5時に介入(?)がありました。
ドル円は2円ほどさがりました。
 私が「介入(?)」と書いたのは、「?」今回の為替介入が弱すぎることです。
 おそらく政府の為替介入で間違いないと思いますが、本来なら、下がったドル円を買い戻す動きに対して、さらにドル売りをかけて、叩き落すと思っていたからです。しかし、実際には単発にドル売り円買いでした。
 そのため、日本政府の為替介入は大したことないと、見限られたのです。
そのため、価格はすぐに戻り、上昇を続けていくわけです。
「通貨強弱のチャート」をみると、ひたすら円がうられているのがわかります。
 こういう報道があります

『日銀の政策発表後に円が安値更新へと動いたのは「正当化されるもの」であり、為替介入は「成功する見込みがない」と、ドイツ銀行の為替調査責任者ジョージ・サラベロス氏はリポートで指摘。

  鈴木俊一財務相による口先介入がトーンダウンし、政策発表後の記者会見で植田総裁も円安の重大性を大きくは扱わなかったとの見解をサラベロス氏は示し、「日本が円相場傍観の政策を続けていることに、ようやく市場が気づいた」と論じた。』
私もこれに賛成です。
今後大きな変動がない限り、ドル高はかわりません。ここまで円安がすすむと、介入以外でも大きく円は下がることがあります(円高)
しかし、

それは押し目買いのチャンスだとおもいます。


初心者はかならず、浅めの損切設定をしてポジションを取りましょう。

今週からゴールデンウイークです。市場は閑散となるので、ボラリィティがあがりますから、思わぬ動きに気を付けましょう。また、30日は月末フローにも注意が必要です。
 みなさん、よいゴールデンウイークを!





また次回にゃあ

負けないトレーダーになる ワンニャンポイント!

<今回はお休み>




柔軟に頭の中を入れ替えて最新の情報を仕入れましょう、相場で生き残るためにとても必要です

<この「ひじきのFX]では経済指標のファンダメンタルを中心に、ドル円などの動き、相場の方向性をおしらせしています。相場の方向性を間違わなければ、勝ちやすくなります。なにより、短期に逆張りになり含み損を抱えても取り返すことが出来ます。この方向性を間違えると大きく損切りをして退場の憂き目をみることになります。テクニカルについては、動画をみて(ユーチューブなど)勉強した方が身に付くので、ここでは解説していません>


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