見出し画像

日本でScoliaできるかな?

どうも、ブラックチーズです。

一切投げておりませんが、ダーツについてあったまっておりますので、
更に加筆を。

ネットでは、FIDOダーツという、
ハードダーツのマシンでオンライン対戦をされていますが、
同じようなことが出来るものが海外サイトで販売されています。

Scolia」というもので、
dartswarehouse」のサイトで初めて見かけましたが、
当初はあまり気にしていなくて、
ああ、またゴツいボードの照明が出たのかなぐらいに思っていました。

が、コーラーの漢さんのこんなツイートを発見。

ちなみに私が気がついたのは昨年末で、
既に1年前から出てたんですね。
早速調べました。

構成は、ボードに照明システムのようなリングと、
そのリングにケーブルでつながったボックスとなっています。
リングの3ヶ所にカメラが付いていて、
ボードの画像を解析して点数計算をします。

ボックスにはLANの端子があって、
ネットワークにも対応しており、コーラー機能もあります。
また、game.scoliadarts.comでユーザー登録を行うと、
オンライン対戦や、プレイデータの分析ができます。
iOS やAndroidのアプリも用意されています。

製品としてProとHome2つのモデルがあるんですが、
Proがおよそ1500€、Homeが800€します。
A180やらDARTS CORNERなどでも販売されていて、
EU以外は販売できないと但し書きがついています。

…ですが、

scoliadarts.comのサイトを見ていると、ちょっと気になる文面が…


FAQが記載されているのですが、
Homeの欄で、
「Do you ship to European countries only?」
という項目があり、その回答が、

「Yes, Scolia Home is available only for European customers at the moment. We are working intensively on obtaining the necessary certificates for Scolia Home for worldwide distribution.」

となっています。
その一部を翻訳すると、

「世界中に配布するためにScoliaHomeに必要な証明書の取得に集中的に取り組んでいます。」

となるのですが、「証明書」とは何でしょう?と。
これがあるから販売できないのかしらと読み取りました。

ちなみにProのFAQにはそのようなものは出てきません。
なら、Proならイケんじゃないの?
気になってしょうがないので、原文は端折りますが、
Scoliaの問い合わせフォームから、

「 Proなら日本でも使えるの?」

と質問してみました。
買う気もないのに…

そして担当のダニエルさんから回答いただきました。
ざっと要約すると、

アメリカとカナダでも売ってるよ。
日本にはパートナーいなから直接対応する。
ただし、
1.送料や通関手数料は購入者負担。
2.「EU / UK電源プラグのみ」で「CE / FCC / ICESマークのみ」
3.保証期間中のスペアパーツの送料も購入者負担。
4.注文するなら住所を教えて、送料計算してDHLで送る。
こんな感じだけどどう?アドバイスあったら連絡して。

という内容でした。
電源プラグが「EU/UKのみ」とのことで、240Vでしたっけ?
そのままだと、コンセントの形状や、電圧が違うので、
降圧トランスやら変換プラグが必要になるってことですよね。
さらに、「CE / FCC / ICESマークのみ」がどうなのかを調べてみると、
日本では「PSE」マークがついてないと法律上、
使用出来ないらしいんですね。

ScoliaのFAQで設置方法とかから確認すると、
電源は、ボックス部分にACアダプタをつなげる、
ノートPCのような接続方法なんですけど、
「PSEマーク」がついてなくてはならないのは、
ACアダプタの部分だけでよいらしく、そこさえクリアできれば、
電気的/法律的には日本でも使用可能って事がわかってきました。

そんなわけで、回答メールに、

「ACアダプタって何ボルト/何アンペアなの?アメリカ用も同じ?

ってリプライしちゃいました。
回答によると、

「12VDC / 6.5Aでヨーロッパもアメリカも同じ、プラグ形状は違うけと。」

という内容でした。
買う気も無いのにこれ以上質問してもなんですので、
日本で売る場合には「PSEマーク」必要だよって伝えて終了しました。
ごめんね。そしてありがとう、ダニエル。

と、言うことなので、
ACアダプタ部分も、100〜240Vまで対応している可能性が高いですね。
アメリカ向けのモデルが手に入るなら、
プラグの形状すら心配がいらない可能性がでてきました。
あとは「PSEマーク」の問題のみってことですね。
なんなら、動作保証の面で問題あるかもしれませんが、
他社の規格が合うACアタプターを使うという方法もありえるわけです。

さらに「PSEマーク」を調べると、
輸入して販売したりするのもには必要ですが、
個人で使用する分には付いてなくても問題ないみたいなんで、
そのままでも使用できそうです。

そんなわけで、買う気も商売する気も無い身としては、
この時点で抱いていた疑問が解決したので、終了となります。

でも、ある程度、日本で展開できる目処を立てちゃったかしら…

ただ、調べておいてなんですが、このScolia、当然英語表記であり、
設置スペースにダーツボードの周りに高さ110cm/幅140cmを必要とします

そして恐らく、一番のネックとなるのは、
Proで総重量11kgになることから、
壁に穴を開けて設定することを前提にしています(送料も高そう…)。

ちなみにいまのところ、ヨーロッパ圏のみの販売ですが、
いくらか軽いHomeなら、サラウンドが取り付けてあれば、
サラウンドに被せるだけで済むようです。
でも、継続的に使うには壁に穴開けるのを推奨していますし、
サラウンドや照明も、Bull's製を前提にしているようで、
セットで販売されていたりします。
日本で販売されたとしても、家庭での設置は難しく、
ガチの方御用達の製品となってそれほど売れないかもしれませんね。

だれかチャレンジャーいないかしら(チラッ、チラッ)…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?