【2023/6/18】Helck先行上映会レポート

2023年6月18日に開催されたHelckアニメ先行上映会に行ってきました。
嬉しいことにTwitterで行われた抽選招待で当選し前方の見やすい位置で見ることができました。
こういった上映会のレポートは初めてなので読みにくかったらすみません。

上映の前

 上映会の司会を務めてくださったのは日本テレビの大町アナウンサーでした。マンガワンで連載時から追っていたらしく全話しっかりと見ているHelckファンでした。
 その話の後、皆さんはHelckを既に読んでたりするんでしょうかと質問があり、知っている既読勢がほとんど、アニメから初めてみる人がぽつぽつといるという感じでした。(手を挙げる形式)

第一話 勇者ヘルク

OP前

 ヘルクが予選で戦うシーンから始まり、所々でヘルクの過去を示唆するシーンが挿入されていました。
子供時代のクレスを背に背負いながら雪の中絶望しているシーン
クレスが謎肉に蝕まれているシーン
王のマントから翼の兵士が飛びだしてくるシーンがあり初見の人は「なんか不穏な感じの作品?」と思いそうにしてあります。

ヴァミリオ「妙なやつがいるな」
ホン「今大会の優勝候補、人間の勇者でございます」
ヴァ「人間の勇者だと…」
→OPへ

 最初に公開されたPVの呟くような「人間の勇者だと…」はOP前のHelckがどういう雰囲気の作品かを見せる部分で使われていました。

OP

曲は七海ひろきさんが歌う「It’s My Soul」
映像に関しては所々に予算が足りてなさそうと感じさせる部分がありますが総体としてはちゃんと動いており、悪くはないという感じ。
曲の疾走感はすごいのでそれと合わさるとだいぶ良かったです。

OP後

原作通りの進行で第一話のナレーションから始まり
ヴァミリオ「妙なやつがいるな」
ホン「今大会の優勝候補、人間の勇者でございます」
ヴァ「人間の勇者だと?!」

ティザーPVの「人間の勇者だと?!」は本編での台詞になっており、このシーンで一気に感じる雰囲気が変わるようになっているなと感じました。

ヘルク「人間が憎い…」(突然の劇画調)
「人間滅ぼそう!!」

このシーンであえてヘルクの顔を劇画調にすることでギャグ感を醸し出しつつ後々のために印象付けた上で、原作の顔との違和感を払拭する意図すらあるという一石三鳥になっている素晴らしい演出でした。
この演出は原作をしっかりと理解していないとぜっっったいに出せない。アニメスタッフの愛がよくわかる本当に良いシーンに昇華されてました。

ヴァミリオ様のツッコミ祭りの後、トランプタワー戦へ。
「集中しよう」のシーンでCM入り。

ヘルクのトランプタワー完成の後、ケンロスがガッツリ喋るシーンはそういう感じの声?!と脳内イメージとの差でだいぶビックリしました。
陽キャ感が凄い出てるので慣れると違和感無くなりました。

乱闘シーンでは原作にあった細かい小ネタは流石に入れる余裕がなかった模様。
残念ですがテンポの方を取ったという事で仕方ないと割り切りました。

アスタのシーンは原作ではアスタの1人語りという形式で説明がなされていましたが、ナレーションでアスタと目的が説明されていました。

実際アスタは誰に向かって喋っているのよと原作だと思うシーンだったので上手く改変したなと思いました。

色んな種目の連打シーンでヴァミリオ様のツッコミも怒涛の連打。
待ちに待った料理では想像以上にパフェがキラッキラのエフェクトがかかっていてそこまでする?!と思いました。
で、食べるシーンがなんかやけにえっちな感じにしてるなと。めちゃくちゃ唇とかプルップルに描かれてるしエフェクトも凄いしもうなんだこりゃという感じ。
「んまい」のシーンは原作通りだったので安心しました。
即落ちに納得感あるようなくらい美味しそうな感じを演出したかったのかなぁ?と思いました。

イスタからの報告でヘルクの罪状を知るのとトール魔王城が落城したのを聞くシーンでしっかりシリアスの雰囲気も出していました。
原作の3話までをしっかりと入れた上でただのギャグ作品ではないなとしっかり描写していて。
1話を見ればかなり続きが気になるような引きにしっかりできていました。
アニメになってわかる原作の作り込みの高さも感じましたね。

第二話 運営のアン

原作通りレース対決からのスタート。
オロロンがめちゃくちゃかわいい。
しっかり泣き声もオロローンになっていました。
走り出せないヘルクを見たヴァミリオ様のゲス顔がイキイキしてて少し笑いました。

レース対決の作画はだいぶ省略できそうなところは省略してる感がありました。
ただそういうのをしっかり見ようとしているから気付いただけで流して見ている分には気にならないかもしれません。

その後のアズドラ様が来るシーンで血を吐いた時は会場中から笑い声が上がってました。

運営のアンとして4人の前に出るヴァミリオ様
しっかりと演技レベル2と書かれててニッコリ。

そして握手のシーンはやはりこれでもかというほど印象的になるよう演出されていました。

翼の兵士と鎧を被って誰だか分かりにくいエディルを映して終了。

ED

 EDの映像はめちゃくちゃ良かったです。
動かすシーンは動かしてますが複数の一枚絵をスライドさせて尺を稼いで雰囲気を出すという文字で書き出すと良くなさそうな感じですが、その一枚絵の雰囲気がめちゃくちゃ良い。
そして最後にヘルクがヴァミリオ様に花を渡そうとするアニメーションがあるんですが、
そ れ に 最終話の!!!あの握手のシーンを思わせる!!手を差し出すシーンを一瞬重ねて出してやがる!!

アニメスタッフが原作を判りすぎている。
ED映像が謎シチュになることは間々ある事なのでそれ自体は全然問題じゃないんですが、その謎シチュを利用してオタクの情緒を殺しにくるな。
死ぬぞ?

あと個人的な懸念点なんですが、ED映像も相まってアン✖️ヘルとかヘル✖️アンとか凄い出てきそうな気がして仕方がない。
いや、この時点だとアリシアの存在知らないから仕方ないんだけど!!
それでも!!!!その2人はそういうんじゃねぇんだ!!!!
まあ、まだ出てきそうっていう懸念でしかないんですが…

声優さんのトーク

小西さん、小松さん、井澤さんと七海さんの4人が出演者です。
井澤さんのピウイと七海さんのエディルは1.2話で出ていないという事で声が聞けるシーンをそれぞれ見せていただきました。

ピウイ
ピウイアタックと「アンちゃんBBAの匂いする」

エディル
「戦えば戦うほどより覚醒し、強くなっていくのがわかるんです…」

どちらもかなり印象通りといった感じの声に感じました。

全員原作は既に読んでいて、なんならピウイの漫画の方も知っていました。
小西さんは自分からボケにいくタイプで見ていてなかなか楽しい感じの人だな思いました。
小西「私も人間滅べばいいのにとか思ってますんでw」とか笑わせていただきました。
演じるにあたっては原作を元々読んでいたのもあり完結済みってこともあって全体を逆算して演じられるからやりやすいと言っていました。

井澤さんは地声であの感じなのすげえなと思いました。素で半分以上マスコット感のある声してるってとんでもないな。
ピウイ演じ方については二つの方向性で悩んだと言っていました。
濁点がついたようなダミ声にするかカワイイ感じで行くかで、最初にダミ声で演じたらスタッフさんからもう少しカワイイ感じでお願いしますぅと言われたとのこと。
ダミ声の感じで即興で演じてくれて、個人的にはこっちの方がピウイ感あるなぁと思いましたね。
マスコットなのでカワイイ感じで良いとは思います。
「ピウイがちょくちょく歌うんですけど、それに指示がなくっておまかぜでぇ…って言われてw」
「元になる音源は渡されてるんですけど、それがオーケストラなんですよ!wメロディラインどこ?!ってなりましたよw」
「しかもピだけで歌うので音程取るのも難しいんですよw」
声優さんって大変だな…
更に司会の大町アナからの無茶振りでそのピで歌う歌ぜひ会場の皆さんに聞かせてもらえませんかと言われる始末。
かわいそうだけど面白かったです。
小松「この歌を歌ってくれるピウイ人形とか欲しいですよね」
井澤「あとBBAの匂いするとか入れよ」
小西「BBA香水とかも欲しくなるねそうなると」
BBAの匂い香水って原作通りの名前なのに凄い酷い名前で笑ってしまった。

大町アナ「見てほしいキャラとかはありますか?」
七海「この作品てピウイがいるかどうかでだいぶ変わってくる作品ですよね」
小西「そうだね、あとドルーシの技を見てほしい」

突発七海さんライブ
helckの主題歌も歌っている七海さんによる「it's my soul」のライブ
七海「大好きな作品の主題歌を任せられて凄い嬉しかった、この先helckと言えばこの曲って思ってもらえるようにしたいなと思って歌いました」
「大好きな作品だからこそどうやって歌えばいいかがすごい難しかったです」
フル音源で2番まで歌ってくれて会場の盛り上がりもかなり良かったです。

大町アナ「最後に一言お願いします」
七海「原作から好きな作品のOP曲を歌うことができて幸せです」
井澤「小西さんのヘルクの笑い声に釣られて笑ってしまう事が結構あるんですよ、そしてアンちゃんとかピウイとか叫ぶキャラも多いですよね、それと同じように叫んでスッキリしてください」
小松「最初はシュールなギャグで掴まれると思うんですけど、それ以上に深い部分もあってパワーが貰える作品だと思います」
小西「helckを見た後に人間滅ぼそうって思ってくれたらなと思いますw、キャラクタをしっかりと掘り下げる作品でもあるのでそこも注目して見てください」
大町アナ「実は私、上映中打ち合わせがありまして見れてないんですよね。皆さんが羨ましい…」

めちゃくちゃ楽しいイベントでした。こういうイベントに行くのが初めてだったので本当に行けて良かったです。
声優さんの裏話を聞ける機会ってなかなかないので新鮮でした。

ただ記事としてはだいぶ長くなってしまったし、書き方も統一できてなくて変な感じになってしまった。そこは反省点。
けど良い経験になりました。

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