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ディアボロの「可能性」

みなさん、こんにちは
黒珈琲こと武藤大河です。
多分、twitterで知ってくださっている人が多いかもしれないのですが、一応ここで改めて自己紹介をさせていただきます。

《自己紹介》
大学始めの97世代で、メインはディアボロ(?)、サブでバウンスやらシガーやら色々触っています。
所属は、(加入した順に)「9JUC」「チームFJY」「Jugglorious」「SHIKIBU」です。
後、よく聞かれますが、名前の「黒珈琲」は名字の「武藤」からきています。
(ついでに、今日12/16は自分の誕生日なので、お祝いの意味も込めてこの記事を拡散したりコメントしたりしてくれたら、とてもうれしいです)

まだ初めて3年目の初心者ではありますが、自分はここで色々な人・道具・技・系統などに触れてみて感じたことについて、独断と偏見を交えて話したいと思います。
異論も認めます。


《はじめに》
本題に入る前にまずは、こちらの「筋肉ディアボロ」のルーチン動画をご覧ください。
筋肉ディアボロ
おそらく、見たことがある人もいるかもしれません。
1年半前の6月に長崎大学で行われたjackpot杯で個人総合部門優勝をいただいたルーチンです。
ここで自分自身で見返してみて思ったのが、たぶん見ている側からすると筋肉の印象が強くて、自分のしたかったことが薄れて伝わらなくなってしまっているかもしれないということです。
なので前置きとして、ここで改めてこのルーチンに込めている思いについて少し話させてください。
飛ばしたい人は《本題》まで飛ばしてもらっても大丈夫です。


《きっかけ》
このルーチンを作ったとき、自分ははじめから「筋肉」を魅せるルーチンをしようとは思っていませんでした。

そもそも、ジャグリングを始めてから1年しか経っていない新人が個人総合部門で勝てるわけがないと思い、審査要項なども全く見ずに思いっきり楽しんで(ふざけて)やろうと思ったんです。

その時まず考えたのが、「自分の持ち味のうち、他の人には出せないことって何だろう」ということです。
自分はここで「筋肉」の他に「ディアボロをディアボロとして使わない」があると思ったんです。

今回はそこで感じた、「ディアボロ」の道具としての「可能性」を話したいと思います。


《本題》
長い前置きはここまでにして、ディアボロの「可能性」について自分が感じたことを話します。
ここで重要と思うのが、ディアボロを構成する「道具の要素」です。

本体の「ディアボロ(こま)」・両手に持つ「ハンドスティック」・スティックから本体に力を伝える「紐」の3種類が必要なんです。
これだけでも、他のジャグリング道具とは異質ですよね。

トス・コンタクトジャグリングは(主に)一種類の道具をいくつも投げ・転がし、スイング系も1種類の道具を1つもしくは複数操りますよね。
デビル・フラワー・皿回しはハンドスティックで本体(CS・皿)を操るように、2種類の道具を使います。
その中で常に3種類の構成要素で成り立っているディアボロは、ほかの道具に比べて自由度が高いと思いました。

2本のハンドスティックを投げると「クラブ」
両手のハンドスティックでディアボロを叩けば「デビル」
UFOグラインドをすれば「皿回し」
紐を持って振り回せば「メテオ」
ディアボロのエッジをつかめば「ハット」
ディアボロの丸い側面で転がせば「コンタクト」
ディアボロの平たい面で挟む・乗せると「シガー」

もちろん、
クラブの「見栄え」
デビルの「魅せる面」
皿回しの「安定感」
スイング系の「紐の重さ」
ハットの「十分な大きさ」
コンタクトの「縦横無尽感」
シガーの「挟む・積む面の多さ」
などは本家の道具には劣りますが、それでも他の道具に比べてできる動きの幅がとても広いんです!

もちろん、ディアボロはディアボロとしても特有の形や軸の方向を生かした技も数多くあるため、動き・技の幅はまだまだ広がります。

自分のルーチン「筋肉ディアボロ」の中では、
ボールの「肘キャッチ」
皿回しの「カール」
筋トレの「ダンベル」
ポイの「3ビートウィーブ」
ハットの「カスケード」
シガーの「中抜き」
ボディビルダーの「ポージング」
ディアボロの「チャイアク・バータックス」
メテオの「ヘリコプター」
をシーケンスとして入れ込みました。

こう考えるだけでも、ディアボロには他の道具にはない技の可能性の幅を持っていると思いませんか?


《最後に》
ここまでの長々とした文章を読んでくださってありがとうございます。

どうでしょうか。
自分の考えの中ではまだまだ開拓の余地が残っているので、やりたい技・考えている技は(できるできないは別にして)ディアボロだけでもまだまだあります!
また、他の道具でもそれとは別の道具の動きを生かしてみたいとも考えているので、いつか「各道具の本来の動きをしない」ルーチンを作ってみたいと考えています。

参考にすらならないかもしれせんが、ぜひ皆さんもジャグリング道具をいつもとは違うように使ってみてください。
新しい動きのヒントなら日常にもまだまだ転がっています。
技が出きって難易度のインフレが加速しているといわれている今でも、まだ新しい発見があるはずです。

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