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黒猫流写真講座 6

皆様、こんばんは。
これからカメラを始める方に少しでも役に立てばと思って書かせてもらっています

最近は一眼レフでも、ズームレンズが主流ですが、私が一眼レフを使い始めた頃は50mmが標準レンズということで一般的に使われていました。

大きさがほぼ等倍で画角は45度、レンズの画角と人間の目で見える範囲は異なりますので、いかに風景を切取って行くかが写真のセンスと言えるかもしれません。

そうした意味では、50mmレンズの撮影は、どう切り取るかという訓練になります。

かなり昔に読んだ写真の本か何かで50mmレンズを使いこなせたらどんなレンズも使いこなせると書いていたのを読んだことがありました。
それまでは、28mmが欲しいとか、300mmがないから‥‥・などと色々な言い訳をしていたのですが、それを止めて、じゃぁ50mmで表現できる世界を探そうということで真剣に取り組むようになって一気に写真のレベルは正直上がりました。

その後、40mmのパンケーキレンズと呼ばれる標準でもない準広角でもない不思議な焦点距離のレンズ+MXという組み合わせで街なかのスナップ風景を撮影していました。

若干画角が広がる、それでいて広角でもなければ標準でもないわけでこんな面白い世界があるのかとすっかりはまってしまった時期がありました。

結局一時期全くお金がなくて手放してしまったのですけど、私にとっては自分の分身みたいなものでしたから正直痛かったです。

私の話はどうでもいいのですが。

今はデジカメ&ズームレンズが全盛で、たしかにズームの性能も良くなり単焦点を使い続ける理由はないですし、いたずらに交換を繰り返して素子に埃がつくのを避けるほうがいいのは間違いありませんが、こうしたちょっとマイナーなレンズを使って楽しむというのもカメラの楽しみ方ではないでしょうか?

画像は、冬の和歌山県立美術館から見た風景

二つの椅子が象徴的だったので思わず・・・



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