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日常させるサーキュラー

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース
クリエイティブリーダーシップ特論I 第12回 講義日9/27
ゲスト:大山 貴子

大山貴子
株式会社fog 代表
1987年仙台生まれ。米ボストンサフォーク大にてエルサルバドルでのゲリラ農村留学やウガンダの人道支援&平和構築に従事、卒業。ニューヨークにて新聞社、EdTechでの海外戦略、編集&ライティング業を経て、2015年に帰国。 日本における食の安全や環境面での取組みの必要性を感じ、100BANCH入居プロジェクトとしてフードロスを考える各種企画やワークショップ開発を実施後、株式会社fogを創設。人間中心ではなく、人間が自然の一部として暮らす循環型社会の実現を、プロセス設計、持続可能な食、行動分析、コレクティブインパクトを起こすコミュニティ開発などから行う。

株式会社fog

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株式会社fogでは、自然と社会とコミュニティの循環と再生を耕すデザインファームを位置付けとして、人材、組織開発のコンテンツを提供しています。そしてfogのほか、elab(エラボ)という食とものづくりの循環的な実践が行うラボも運営されています。

「élab」

サーキュラーエコノミーに関連する研究と実践は近年急速に増加してきて、大山さんがクラウドファンディングプラットフォームで実践した日常化させるサーキュラー「élab」ーー「循環する日常をえらび実践するラボ」です。

キッチンラボは、食のローカルサーキュラーエコノミーテーマにした研究開発空間です。農や発酵に長けているélabシェフが持続可能な原材料調達から調理方法、提供までを含めて開発を行い、みなさまとともにこれからの食のありかたを考える場。昼はランチ、夜はタコスバーやディナーコースを提供しております。
リビングラボは、これからの持続可能な循環する未来に向けて、地域住民や大学、企業とともに考え、社会実装を行うための共創空間です。平日は株式会社fogのオフィスとして機能させながら、週末には全国から集めた自然素材を使った民芸品や植物の販売をおこなうほか、循環を切り口にした市民向けのものづくりワークショップや勉強会も開催予定です。

感想

「溶け込み目線を調整する」という言葉を最初聞いた時、字面から直接の理解できなかった。大山さんが説明の後、多少イメージできた。

受け入れが難しいとか、「行動したくてもしにくい」や「意見が言いたくても言えない」といったこととか。

地域に暮らしながら地域のことを思い、常にプロジェクトに向き合っていることが強く印象的だった。

最後に大山さんは今まで大切にしてきたことを4点ほど指摘してした。それは「多角的に対象をみる」「境界線を曖昧にする」「脱サステナブル」「巻き込むために甘える・依存する」。

自分にとって、とてもインスピレーション与えてくれたプレゼンでした。

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