本当にあの頃そんな楽しかったか?
櫻坂46の8枚目シングル、『何歳の頃に戻りたいのか?』
私の推しである土生瑞穂ちゃんは一つ前のシングルで卒業されました。
欅坂46を好きになったのは中学生の頃で、当時はロングヘアだった土生ちゃんに一目惚れしたことはついこの前のことのように思い出せる。
クラスには欅坂のファンが4、5人いて、教室で生写真をこっそり交換したり、握手会で各々推しとどんな話をしたか共有したり、充実した推し活だった。
進学した高校には残念ながら欅坂46を好きな子はいなかったけれど、かといって欅坂46への熱が冷めることもなかったし、推し変することなく土生ちゃんが大好きだった。
だけど、てちの脱退あたりから少しずつグループの変化についていけなくなった。
そして欅坂46が櫻坂46に生まれ変わる頃には、私は完全なる「亡霊」になってしまった。
正直なところ、惰性でファンをしていた時期が確かにあった。
2022年のツアー「As you know?」の東京ドーム公演は、まんまと「欅曲やるよ匂わせ」に釣られて行った。
偶然だけど2019年の欅坂46の東京ドーム公演の時と席が近くて、懐かしくなった。
1曲目、『条件反射で泣けてくる』のピアノを使った演出。
「ああ、3年前も、てちがグランドピアノでラ(の音)を鳴らしていたな」と泣きそうになった。
アンコールで会場が緑のペンライトで染まった時、正直めちゃくちゃテンション上がってしまった。
だけど、その中で光る白のペンライトを見つけて、『10月のプールに飛び込んだ』のイントロでメンバーの悲鳴に近い叫びを聞いて、「”欅坂46”を期待している自分はここにいてはいけない」と気付いた。
いや、本当はもっと前から気付いていたけれど気付いていないふりしていたかも。
欅坂46のOvertureはやっぱり最高だったし、胸が熱くなると同時に鳥肌が立っちゃって興奮して泣いた。
『10月のプールに飛び込んだ』を生で見れるとは思っていなかった。泣いた。
『ヒールの高さ』をまさかやるとは。しかも土生ちゃんが歌っている。泣いた。
『青空が違う』を一人で歌うゆっかー。泣いた。
『世界には愛しかない』。泣いた。
このライブを最後に、櫻坂46から完全に離れた。
…と思ったけれど、土生ちゃんの卒業は特別だった。
人生でこんなにも特定の誰かを応援したことは土生ちゃん以外になかったし、土生ちゃんは私の毎日を充実させてくれたから…最後くらい感謝を伝えたい(お金を落としたい)。都合良すぎるんですけどね。
欅坂時代の衣装も展示されていると聞き、慌てて行った「新せ界」。
櫻坂46の衣装の背面に並ぶ欅坂46衣装を見て、泣いた。
部屋が暗くて助かった。
サインを見て泣きそうになったけれど、部屋が明るかったので我慢した。
そして、土生ちゃんのフォトブック『Destination』が発売。
土生ちゃんの魅力がとことん詰まっている最高の一冊。
「アイドルのファンがほしがるもの」というより「土生ちゃんのファンが求めているもの」だった。
光文社に感謝。
2023年11月25日、土生瑞穂ちゃんが卒業した。
1曲目からメンバーが近くに来てくれたし、その中に土生ちゃんもいるしで(「11月に野外ライブなんて寒すぎるわ」なんて怯えていたけれど)なんかもうとにかく「来てよかった〜〜〜」とにやにやした。
あと『夏の近道』がよすぎ。コール楽しい。制服衣装もかわいい。
『静寂の暴力』も…ZOZOマリンで完全な”静寂”を作り出していて痺れた。
あとあと…『隙間風よ』は個人的に櫻坂46の楽曲の中で1位を争うぐらい好きな曲だから生でパフォーマスを見れて嬉しかった。ゆいぽん。
土生ちゃんの卒業セレモニー中はずっと泣いていた。
推しのドレス姿って泣けるものですね。
真っ赤なドレスを着た土生ちゃん、本当に綺麗だった。
「娘が結婚する時ってこういう気分なのかな」と思った。産んでないけど。
線香姉妹、FIVECARDS、五人囃子…嬉しかった〜〜
土生ちゃんを推せて、私とっても楽しかった。
ライブ、楽しかった。
特に2018年の横浜アリーナが人生トップでいい席で、絶対に何度も土生ちゃんと目があった。絶対にだ。
握手会も楽しかった。
土生ちゃんがコスプレしているキャラクターがわからず頭が真っ白になってしまい、何も話せず事故ったこともあった。
現場でこんなクソガキとも生写真を交換してくれるお兄さん&お姉さんたちに出会えて、土生ちゃんの生写真もゲットできて、嬉しかった。
自引きできたときはもっと嬉しかった。あんまりできなかったけれど。
音楽番組を見て、次の日学校で友達と感想を話すのも楽しかった。
『エキセントリック』のサビで土生ちゃんがセンター付近に来た時の興奮は今でも覚えている。あ、『アンビバレント』の代理センターもすごくグッと来た。
初めて単独表紙を飾った『IDOL AND READ』はしばらく机に飾っていたし、『JJ』の専属モデルに選ばれたときは「やっとかよ!泣」と思った。土生ちゃんはモデルの仕事をするべき人だとずっとずっと思っていたから。
土生ちゃんを推せて、私はとっても楽しかったんだよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?