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冬が完全に終わる時


夜空を見上げる。

昨日もバタバタで自室の雨戸を閉め忘れていてお風呂上がりに気づいて閉めた時に空を見た。
街灯で夜空の星は見えにくい。

冬の間、南の空にいたオリオン座が最近西に移動してきた。
高さも低くなってきた気がする。


昨年は街中に住んでいて、星があまり見えなかった。

地元に戻り、住宅街だと街灯の灯りで少しは見にくいがそれでもオリオン座くらいは確認できる。

冬が大好きな私は、冬の夜空の王者、オリオン座も大好き。

11月頃からオリオン座が東の空に見え始めると、『冬が来たんだなあ』と嬉しくなる。

実際は10月くらいから見えるのだが23時に外にいることは今はないのでだいたい私にとっての11月頃がオリオン座の始まり。

オリオン座が見える時間
今は夜22時頃西の空に見える
(以下サイトより転載)

3月にもなり、すっかり陽射しは春になって、手袋もマフラーも冬のコートもいらなくなり、冬を感じるアイテムが減ってきた。

先週冬のコートはクリーニングに出した。

最近こちらの記事を見つけて納得。
昔より冬の大三角形が見にくいというかちょっとした違和感があったのはこのせいだったのかも。

オリオン座の右肩(地上から見たら左側)の一等星、ベテルギウスが暗くなっており、従来の明るさの3分の1になっているそうだ。

冬を代表するオリオン座の1等星「ベテルギウス」に異変が起きている。昨秋から急激に暗くなり、明るさが3分の1になった。もともと明るさが変わる変光星ではあるものの、過去50年で最も暗い。すでに寿命を迎えている不安定な星で、いつ超新星爆発が起きてもおかしくない。
上記サイトより

この記事は2020年のものだから、そこからもう3年が経過。

 ベテルギウスまでの距離は約700光年で、私たちの天の川銀河のなかでもかなり近い。もし爆発したら、地球からはマイナス10等ほどの半月に近い明るさで見える。青白い輝きは数カ月間、昼でも確認できる。その後、徐々に暗くなり、5年もすると目では見えなくなる。日本で平家星と呼ばれてきた冬の大三角の一つは消え、見慣れたオリオン座の形は崩れる。
上記サイトより

生きている間にこの超新星爆発を見たいような、でもベテルギウスの消えたオリオン座は悲しいような。

私の中でオリオン座が見えなくなると、冬が終わる。

春の訪れを皆が待つ時期に、私は早くも次の冬を心待ちにしている。

もう少し、冬の名残のオリオン座を見ていたい。

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