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仕事、母のこと


昨日も忙しかった

2月。
ただでさえ忙しいのに、とあることで、さらに忙しくなった。
とにかく締め切りがあるもの、コンプライアンス的に最優先なものからさばくしかない。

悲しいことに仕事を『さばく』になっている。
時間との戦い故やむなし。
あまりそこを突き詰めると、自分が苦しくなるから今は辞める。

2月の多忙のせいで皺寄せがいった仕事でバタバタしていた。

諸々🔥🔥していて、母に『今日大変なんだ。』に吐露し、
『大丈夫だよ、って言って。』とお願いしたら、小さな声で
『大丈夫だよ。』と言ってくれた。

いつもは午後何かと発する母がとても大人しかった。
鬼気迫る私に気を遣ってくれたのかもしれない。

こんなだから母がいる日も昼ごはんの支度などできない。
少し前までは父が作ってくれたりしたが最近彼もお疲れ。
だけど60分の昼休みも、打ち合わせを入れられたり、動画視聴のスケジュールが入ったり、電話が来たりで休めないので、休み時間に家事もできないし休憩もできない。

(労基に駆け込みたいなーなんて思う。)

午前中トイレも行けなかった。

飲み物も補給できない私に途中父がお茶を入れてくれた。感謝。

昼休み突入も仕事が終わらない。

父が何やらやろうとしていたが後片付けが嫌だから、12時15分頃、お金を渡して出前にしてもらう。

お蕎麦屋さん、頑張ってくれて半前には届いた。早っ!
母に食べさせながらで、自分は後回しに。

12時45分また電話。

私の鍋焼きそばはふやけたまま。

とりあえず電話を切り🚺に行く。
鍋焼きそばは仕事しながら食べるしかない。

その後も息つく暇もなく、仕事を終えたのは18:30。

18時には終えないと母がお腹が空いてしまうのに30分もビハインド。

とりあえず母のところに行くと、小さな声で私に内緒話みたいに話しかけてきた。

『あなたの後ろに男の人がいる』

何か見えているようだ。
白い服を着た男の人がいるらしい。

『大丈夫。居ても怖くないよ。』
と伝える。

2月の受診の時も薬を増やすか相談して、母が増やしたくないというのでそのままだ。

先生からは、『お母様が怖くないなら』と。

見えたり聞こえたりで(幻視、幻聴)母が怖いならば考えたいが、母は大丈夫だという。

だから昨日も安心してもらうように話しかけた。

昨日の母は、歯磨きも比較的楽にできた。

薬も早く飲んでくれたから私のお絵描きタイムもできた。

同級生のお家の垣根の乙女椿を描いてみた
これはなんとなくケーキが描きたくなって

母のこと


母はとても可愛い。

昔とは全く違う人になってしまった。

母は、雄々しく聡明で教養があった。
聞いたことは何でも答えてくれた。
ずっとずっと超えられない存在だった。

くよくよメソメソしようものなら、叱咤激励してくれた。

ありのまま、人と違っていい

ありのままでいい、と育ててくれたのも母だ。(父は昭和の企業戦士だから平日は家にいなかった。)

言いたいことを言うように育ててくれたのも母。

人と違ってもいい。
人は人。

だから私は若い頃『個性的だよね』って言われることがあったのかも。

今でも自分と意見が異なるものに同調するのは苦手。

幸いなことに、
ありのままの自分でいても
イジメなどに遭うこともなく、
私の周りはいい人たちでいっぱいだ。

ちなみに、同調しないことと、相手を認めないことは違う。

私の意見は私の意見。
相手の意見は相手の意見。
一緒でもいいし、違ってもいい。
ただそれだけだ。
そのままでいいものはそのまま。
折り合いをつけないといけないものは話し合えばよい。

数直線

『マイナスなことを言うとね。
今あなたがここにいるとすると、(数直線の0)左側のマイナスにいくの。どうせ右にいかないといけないならその分多く労力がいるでしょ。
だったら、できない、無理と思ってもとりあえず前に行った方が早く終わるわよ。』

小学生の時に母に言われて今も心に残る言葉。

だから今も。
昔ほどは頑張れないが、
どうしてもやらないといけない事柄の時はこの教えを発動する。

どうせやらないといけないことなら、前に行こう。

マイナスなことを思えば、それだけ後ろに引っ張られるから。

チューリップ

春になると思い出すこと。

小学一年生の時。

その日の夕方母と歩いて買い物に行った帰り道。
黒っぽいチューリップを見た。

『お母さん、変わった色のチューリップがある。これ、チューリップ?』
『あ、紫だね。チューリップよ。』

そんな会話をした。

その翌日理科のテストがあった。

『チューリップの色を三つ書きなさい。』

私は自信満々で『赤、白、紫』と書いたが、紫が×となり98点だった。
満点を逃したのだ。

初めて見た紫のチューリップ。
子供心に強い印象だった。

若い母は、答案を持って学校に行った。

紫のチューリップはある。
子供に決まった答えしか認めないだけではなく、間違った答えで採点しないでほしいとかけあって、私の理科のテストは100点になった。

調べたら、紫のチューリップは、3月20日の誕生花。

花言葉は、『永遠の愛情』✨

私や弟にたくさん愛情を注いでくれた母だ。

まだまだ恩返しをしたいなと思う。
長生きしてもらいたい。

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