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副業薬剤師、しばらくやってみた

しばらくやってみた現状と感想についてです。
今回は専門的な話が多くなりますのでご了承ください。

土曜日だけ出勤してるんですが、もう9回ほど出勤しました。
仕事についていけてるかだって?
もちろんダメダメです!!

1週間に1回の出勤頻度だと周りの人より学習スピードが違います。
ほぼ同じ時期に入った人がいるんですが、1か月もするとその人が本当にベテランに見えるくらい。
というか、私だけずっと初心者で足踏みしている。
毎回人に聞いているし、恥ずかしい。でも聞かないとできないし。

もう嫌な顔されるのを我慢して聞くしかないです。
でもこの薬局いい人ばかりなのか、顔に出さない人達なのか、何とか精神的ダメージは最小限にやっていけている。

ミスは毎回してます。
1日に1回は大きな爆弾落として帰っている気がする。
でもたまたま他の人が見ていてくれてギリギリのところで何とかなって助かったり。
あぁこわい。

スピードも全然速くならないです。
苦手なのは機械の操作です。いろんなボタンがあってどれ押したらいいのかわからない。
粉とか、一包化とか、半錠とか。
ピッキングもほとんどできなかったのが、やっとできるようになってきたくらいなのに。
だから機械の操作が加わると完全アウトになります。

そうしてアタフタしながら1か月間教育担当者がプラス1人で居てくれたんですが、2か月目からはその人も居なくなりました。
私も立派な1名としてカウントされるようになってしまいました。
余裕な人員がいなくなって、てきぱき働かないといけない…

そんなこんなで調剤でモタモタしている私なので、2か月目入ってからは投薬メインでした。
ずーっと投薬しているだけ。薬歴書いて。
それがとっても助かった。
患者さんが優しい薬局なので、調剤をやっているよりはドキドキしなくて済みました。
投薬前に薬情見て、聞き取りして説明して指導して渡す。
薬歴の書き方も教えてもらって、書いていきますが、出来上がった内容の薄いこと。指導バリエーションの蓄積のなさにぞっとします。

投薬メインが3回くらいあった翌週は、今度は調剤メインに切り替わりました。
実は、投薬ブースにあるパソコンでしか薬歴を書けないので、その日投薬する人はずっとそこにいたほうが効率が良いとのこと。
どうやら投薬メインか調剤メインかは、私のモタモタ加減とは関係がなかったようで、薬局長が薬歴たまっている日はパソコンを占有したいから必然的に投薬する日になっていました。
だから2か月目の後半からは薬局長はずっと投薬して、私はほとんど投薬する機会がなく。

そうなると、薬局長の投薬風景が見えるんですが、当然ですが素晴らしい接遇で感動します。
いろんな人とすごく長く話して、患者さんに笑顔まで見える。
心に寄り添った声掛けやアドバイス、指導内容も一人に対して複数の指導と季節ごとのプラスアルファ。
いやー、ずっと聞いていたいなと思いました。
見本がないまま一人で投薬をやっているとやっぱり限界があると思うので、ちょいちょい盗み聞いていこうと思います。

そんなこんなで何とかやっています。
出勤日数は10回に満たないですが、何とかメンバーとして存在できている気がする(0.5人前?)ので、ブランクありでも頑張れば大丈夫な感じがします。
というかやる気を見せることが重要な気がする…
週1回出勤だと休むのにも少し勇気が要りますね。ただでさえ出勤日数が少ないのに、休みをとったら遊びに来ていると思われそうで…想像でしかないかもしれませんが。

週6勤務体制(本業5日、副業1日)ですが、今のところ体力的に全然大丈夫です。
同じ仕事が週6回だときついかもしれないですが、むしろ週1回の気分転換になっていいです。
だからもうしばらく続けてみようと思います。

副業としてはあんまりいい就労形態ではないですね。
やっぱり自分で事業をやったほうがいいのはわかっています。
それも並行で今後は考えていきたいところではありますが、自分で何かするのは自己統制ができていないといけないので。
この時代に合った働き方を何とか模索していきたいです。

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