006営業

フリーランスになってから活きた会社員時代の経験

僕はフリーランスとして独立する前、地方の小規模なデザイン事務所で働いていましたが、少人数ゆえに自分の作業以外にあらゆる雑務を兼務しており、作業だけ集中できないストレスがありました。
フリーランスとなった今は会社員時代は無駄と思えた雑務でも、役立っている経験が多々あります。

1、会社こそ経験を積むチャンス

会社員時代は主にパンフレット、チラシ、名刺などの紙媒体のデザインを担当しており、それらの作業と並行してあらゆる雑務を兼任していました。
大企業であれば日々の雑務は総務部など担当したり、掃除は外部の会社に
委託したりしていると思います。以下は僕が行っていた雑務です。

・ゴミ捨て、掃除
・プリンタやPCなど備品の管理
・パソコン、ネットワークのトラブル対応
・会社のWEBサイトやSNSの更新、管理
・電話対応、来客対応
・打ち合わせ、社内会議
・新人の採用、教育

作業が中断されるので、これらの雑務が嫌でしたが、会社で働く以上、強制的に発生するので慣れるしかありません。
視点を変えて考えると、“強制的に”というのがポイントです。
実は会社にいる時こそ経験を積むチャンスだと気づきました。

2、会社員時代の雑務は貴重な経験の宝庫

会社での様々な雑務はフリーランスになった時、大きな経験として活きてきます。
フリーランスになると本業のほかに雑務の量が格段に増えます。例えば、

・見積もり、請求書、納品書の発送
・売上や経費の管理
・自分の事務所の掃除、管理
・PCやプリンタなど備品の管理、手配
・クライアントとの打合せや電話対応
・ネットワークトラブルの対処

会社員時代に様々な雑務を経験したおかげでこれらの作業はあまり苦も無く進められたので、会社員時代は貴重な経験をしていたのだと気づきました。

3、営業は経験した方がいい

僕はこれまデザイナー畑で仕事をしてきたので営業経験はゼロでした。
フリーランスになると営業メールや電話、取引先との挨拶、見積もり作成、打ち合わせ、納品、請求書の作成など、会社員時代であれば営業に分類される仕事が発生するので、いつまでも苦手とは言っていられません。

会社員時代に印象に残っている営業マンがいました。
その営業マンは仕事の用件がないにもかわらず、30分ほど雑談して帰っていきました。その時は「ヒマなんだな」としか思わなかったのですが、すでに仕事を受注している場合は目的が決まっているので、取引先に行くのは気が楽です。
用件がないのに雑談だけして帰るというのは、何気ない雑談の中から仕事に繋がる話を相手から引き出す高等テクニックだということに気づきました。

できれば、会社員時代に営業は経験しておきたかったです。

【まとめ】会社で得られる経験は貴重

・会社こそ経験を積むチャンス
・会社員時代の雑務は貴重な経験
・営業は経験した方がいい

僕はフリーランスになってから会社員時代の経験の重要さに気づき、今では経験して良かったと思っています。
会社で働いていて、「雑務がめんどくさい」と思っている人は、視点を変えて雑務をやってみれば、そこから何かしらの発見があるかもしれません。

フリーランスの方に役立つ情報を発信しています。サポートよろしくお願いいたします。