最近の記事

10/22

職場に一言目には「すいません」と言う人がいる。特に悪い事をしていない場合でも、何かと「すいません」と言われる。これまでの人生で何度も何度も謝罪する・させられる場面があったから、口癖のようになってしまったのだろう。本人のためにも、周りのためにもならない。20代の頃に「仕事ではとにかくハッタリをかませ」とある先輩に言われた事があり、それは今でも間違いだと思うけれど、ただ自信を持って他者と接するべきだとは思う。誇りを持っていれば、相手からも自然と尊重される。ただ自信を持つには、その

    • 10/14

      家の近くの自転車で行ける距離にシネコンが3つあるが、今日はその中でも一番遠いところに行く。昔は駐輪場を備えていた記憶があるのだけど今日行ってみるとなくなっていて、近くのスーパーに自転車を停める。設備やフードコートのメニューを見るに、家族連れのお客さんがメインの客層と見える。いつも行くような名画座とは違う雰囲気で、これはこれで面白い。 ただ、肝心の鑑賞した作品が致命的に面白くなかった。開始5分程度で面白くないのではと予感し、30分ほど見て予感が確信に変わった。その時点で退出し

      • 10/9

        自分が何を分かっていないのかが分かっていない。これが事態としては、最も不味い。ここ数日で嫌という程に目にした。そして分かっていない事を隠すために、出鱈目な言葉を並べる。これも事後対応としては悪手でしかない。まだ10~20代の若者であれば、良くはないが、理解は出来る。ただもう40代に差し掛かろうという人間となると話は別。化けの皮はいつか剥がれるし、なんなら現時点でその化けの皮すら被れていない。もうどうしたらいいものか。傍から見ていても途方に暮れる。 正直に、謙虚に、分からない

        • 10/7

          二日酔いで起床、しばらく起き上がれず。頑張って午前中に薬局に寄って薬を回収。いつもよりも人が多い、3連休の初日だからだろうか。最近週末の内の最低1食は家でなく外で食べるようにしている。外で食べるといっても、今日みたいに松屋で牛丼を食べるくらいなのだけど、外で食べるだけで気分転換になる。 そのまま映画館で『ジョン・ウィック:コンセクエンス』鑑賞。前作が個人的にはイマイチだったのだけれど、今作は傑作。主席がどうこう、コンチネンタルが云々、侯爵が何たら、とか細かい設定やストーリー

          この年齢になって今更、自分の癖毛(というか天パ)が気になって、癖毛用のトリートメントを検索する。どこか少し、恥ずかしい。

          この年齢になって今更、自分の癖毛(というか天パ)が気になって、癖毛用のトリートメントを検索する。どこか少し、恥ずかしい。

          9/30 - 続き

          夕方から恵比寿へ。駅近くのKAMUKURAでおいしいラーメン(文字通り"おいしいラーメン"という品名のラーメンである)と生ビールジョッキで準備万端、リキッドルームにてコーネリアスのワンマン。1曲目で弦が切れるギタートラブル、今日はツアー初日でもあり、どうなるものかとヒヤッとする。 ただ終わってみれば精密機械のようなバンドアンサンブルと、照明・VJを含めたビジュアルエフェクト、リキッドルームのサウンドシステムのクオリティに打ちのめされる(各々のパートの音のクリアさ!)。2日連

          9/30 - 続き

          9/29~9/30

          昨日は三軒茶屋の人見記念講堂にて折坂悠太のワンマン。ホールでステージからは少し遠い席だったけれど、そもそも2000人程度のキャパの会場で彼のライブを見る事が出来ている現状がおかしい(ドームとまでは言わないけれど、武道館を連日余裕で埋めるくらいやってもおかしくないアーティストだと思う)。ヴォーカリストとしての芯の太さ、技術的な論点のみでは語る事が出来ない凄み。やっている音楽は違うが、UAのライブを初めて見た時と同じ感覚に陥る。アンコールが終わり、観客はスタンディングオベーション

          9/28

          仕事がひと段落した。まあ、というよりは、個人が何かやってもどうにもならない状況になったので、適当な時間に退勤して1人で飲みに行く。何をやってもどうにもならん事態というのはある。 職場とマンションの中間くらいの場所で、クラフトビールを4杯。2杯目辺りを飲み始めた辺りから、1週間の疲れが流れていく。心地いい。落ち着いて飲める場所があるのは良い。誰にも気兼ねしない。お酒も食事も少し値段は張るけれど、こういう場所は大事にしていきたい。 飲んでいた場所の近くに住んでいる人を誘おうと

          悪態

          最悪な去り方をした人の事後処理に追われている。何年もその人がやっていた事を見ていて感じていたのは、極めて自己中心的な考えの持ち主である事。自分一人では何も決められない事。規模の大きなタスクや作業をするのにはあまりにハートが弱い、度胸がない事。勝手に他人をジャッジし、型にはめて認識を変えようとしない事。積極的にコミュニケーションを取ろうとしない事。他人の成果を平気で横取りする事。会話のキャッチボールが出来ない事。曖昧な言葉や敢えて難解な表現で誤魔化そうとする事。自己評価が異常に

          9/27

          納得がいかない事があるが、面従腹背の精神。どれだけ誤った、お門違いなリスク分析をしていても、相手の方が偉いので相手にするだけ無駄。無駄な抵抗をして消耗しても現状何も生まれないし、自分が損をするだけ。ただ、こういう事が山のように積もった時、自分がどう感じるか、何を思うか、どう行動するか、今は分からない。分からないというよりは、分からなくなってきた。ずっと耐えられるかどうかは自信がない。結局のところ、なるようにしかならないが。 帰宅してGRAPEVINEの新作を聞いている。あく

          9/19

          今後2ヶ月でやるべき事を大きく分類して、その中で細かくやるべきタスクを整理した結果、頭の中が随分クリアになった。計画なしに場当たり的に作業していると、その内に目標を見失う。朝にこういう頭の中を整理する作業が出来ている時の自分は比較的調子がいい。 何人かの方に、会社で色々と声をかけてもらう。仕事が命という訳ではないけれど、こういう経験は有難い。仕事に限らないけれど、やはりとにかく人に対しては誠実に向き合っていると、悪い事はそれ程起きない(必ず良い事が起こる、とも言いきれないが

          9/18

          どう考えても職場に人が足りない状況なのだけど、特に状況を考えずに休みを申請してくる人がいて、特に何も考えずに「いいよいいよ」と承認して、結果自分だけが無茶な勤務の仕方をしていて、最近は体を壊しかけている。 自分の無理がきく範囲なら希望を叶えてあげたいけれど、もう肉体的にも精神的にも限界に近付いている。他人の要求に応じているのが楽(何故ならネゴシエーションの必要がないから)だったけれど、自分のためにもこういう事は止めたい。そもそも、もうそれ程無理のきく年齢でもない。 その他

          9/17

          朝から仕事へ。ちゃかちゃかとトラブルシュートしていく。おそらく年末までは入り込む事になるプロジェクトで、先週からの取り組んでいた懸念事項を午後の早い時間にクリア、その後はほとんど流しながら作業して退勤。分からなかった事が分かる・出来るようになる瞬間は今でも気持ちいい。オフィスを出た後、日中に比べると過ごしやすいのもあって、繁華街まで一人で飲みに行く事にする。 三連休の2日目という事もあってどの店も混んでいて入れそうになく、大通りから離れたお店を目指すも満員で入れず。結局飲ま

          9/15、TAR

          早稲田松竹で『TAR』『ザ・ホエール』の2本立て。前者は大傑作、後者は凡作。『TAR』のみ観て帰る人も結構いて、納得の出来栄え。ケイト・ブランシェットはたまに映画を見ていてドヤ顔が浮かんでしまう俳優(同じ枠にはメリル・ストリープがいる)なのだけど、このパフォーマンスを見て称賛しない人が想像出来ない。彼女が演じるリディア・ターという存在をしっかりと見つめる事。それさえ出来れば、この映画は極上の作品になるだろう。高田馬場まで自転車で行っていたのだけど、映画終わりの帰りに大雨に降ら

          9/15、TAR

          愛憎入り混じる我が故郷

          私の故郷は、今でいう限界集落、とでも言えばイメージしやすいだろうか。面積の90%以上が森林、人が住める土地は3%ほどだったか。1学年に40人、それなのに2クラスに分ける。少人数クラスなので、無駄にテストの平均は県内でもかなり高いほうだったようだ。最寄りの電車駅はなし。通勤・通学は自動車かバスのみ。夜20時には周辺が真っ暗になる。およそ文化的な生活とは程遠く、高校生の頃に付近(といっても車で30分以上はかかった)で初めてマクドナルドが出店した際には、ちょっとした騒ぎになった。映

          愛憎入り混じる我が故郷

          あしたの少女

          シネマート新宿にて、チャン・ジュリ監督、ぺ・ドゥナ主演『あしたの少女(英題:Next Sohee)』を鑑賞。メインテーマである社会の構造・仕組み・搾取については見れば自明の事なので、正直なところあまり触れたくない。同じような環境で短期間働いた人間から言えるとすれば、あのようなシステムは人間の尊厳を奪う。生きている意味を考えてしまう。韓国に限らず、どの国でもあるような事だし、日本も同様だ。そういったシステムの中で平然と生きているという事実を鑑みれば、我々は悪人とまでは言わないま

          あしたの少女