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京都旅行 2023.2 真如堂〜下鴨神社

日常に忙殺され、気がついたら前回の更新から3ヵ月以上経ってしまいました。

今年の2月に行った京都旅行の続きを書こうと思います。前回までは実相院、圓光寺、詩仙堂に行ったことを書きました。今回はその続きです。


■真如堂

森見登美彦氏のファンの私としては、かねてより行ってみたかった場所。

森見氏の短編連作小説「宵山万華鏡」の中で、主人公が得体が知れぬ友人(そもそも本当に友人なのだろうか?)に騙されて吉田山を通って真如堂に行く件が印象的。

確か森見氏、エッセイで、真如堂が好きだと書いてました。

この日は行程に余裕がなかったのですが、どうしても雰囲気だけでも味わいたく、行くだけ行ってみることにしました。

詩仙堂からは、徒歩+バスで移動。白川通にあるバス停「真如堂前」に降り立ちました。

下調べをせずにバス停名だけを頼りにここで降りたのですが、あらためて公式HPを見ると、最寄りのバス停は、(詩仙堂方面から見て)1つ手前の「綿林車庫前」になっていました。参考まで。

さて、バスを降りてみたものの、どこにお寺があるのか全くわかりません。スマホを頼りに西に向かって坂を上ったところ、真如堂の看板がありましたので、無事、北側から境内に入ることができました。

坂を上る途中の風景
わかりにくいのですが大文字山です

この真如堂は、984年、戒算が比叡山常行堂の本尊・阿弥陀如来を当地に移して祀ったことに始まる寺院であり、正しくは真正極楽寺という名称です。

「赤門」の名で親しまれている朱色の総門が印象的でした。ここに敷居がないのは吉田神社の神々がお参りに来る際、つまずかないようにするためだそうです。

このお寺は、言うまでもなく紅葉の名所。
今回は短時間、さっと雰囲気を味わっただけの訪問でしたが、広い境内を紅葉が覆う様子をまた見に来たいものです。


■金戒光明寺

真如堂を後にして金戒光明寺に向かいました。
直ぐ近く。歩きはじめて間も無く着きました。

ここは、比叡山を下りた法然上人がはじめて草庵を結んだ地。浄土宗の大本山のひとつで、「黒谷さん」として親しまれているそうです。

万城目学氏原作の映画「鴨川ホルモー」では、ここ金戒光明寺の三門で、主人公がライバルと雌雄を決します。万城目氏のファンでもある私にとっては聖地巡礼と相成りました。

京都に関する知識が乏しかったころ、ロケ地は知恩院の三門だと思いこんでいたのですが、京都に行く回数が増えるにつれ「なにか違う」と違和感を抱くように。

そしてここ金戒光明寺がロケ地であることをつきとめ、訪問したというわけです。

真如堂と同様、紅葉の名所だそうです。
秋に行われる夜間特別拝観では、三門、庭園がライトアップされ、邦楽の生演奏も楽しめるそうです。


■鴨川デルタ

金戒光明寺からは、徒歩+バスで出町柳に移動。出町ふたばに寄りました。

これまでは店の前にずらっと行列ができているのを見て買うのを諦めていたのですが、今回は覚悟を決めて行列に並びました。

夕方だったので、残念ながら売り切れの品が多く、売っているのは3種類のみ(豆大福、草餅、桜餅)。勿論、全種類買いました。

鴨川デルタ近くのベンチに座り、おいしくいただきました。かなり疲れていたのですが、生き返りました。ご馳走様でした。


■下鴨神社

この日の最後の訪問地。

「光琳の梅」が咲いていました

昨年の9月にも訪れたのですが、その時は車での訪問。神社のすぐ横にある駐車場から訪れたので、糺の森はほとんど歩きませんでした。それが心残りで、今回訪問したというわけです。

糺の森に行きたいと思ったのは、やはり森見登美彦氏の影響。ここは「有頂天家族」の主人公(狸)が棲んでいる場所なんです。


■本日の後記

さてこの3ヶ月間、主に仕事が多忙で、旅行記を書く余裕がありませんでした。

しかし、そんな中でも京都には2回程訪問。
自分へのご褒美(=京都旅行)を目の前にぶらさげておかないとモチベーションを保つことができなかったのです。

そういえば先日、正伝寺に行ったのですが、備え付けてあったノートに同じようなことを書いていた方がいらっしゃいました。

私も京都に行くことで、英気を養っています。
今月も行く予定です。

今回はここまでです。次回、もう少しだけ2月の旅行について書こうと思います。

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