イシューからはじめよ殴り書きメモ#3

190717

読み切ったー(実質2回目)
なんか前読んだ時も思った気がするけど、研究する上で非常に大事な考え方
そしてもっと早く就活する前に読んで身につけられてたらなぁ(2回目)
いつかスライドにまとめときたいところ(やらなそうだけど、やりたい)

仮説ドリブン① イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる

イシュー分析とは何か
イシュー分析:「ストーリーライン」づくりとそれに基づく「絵コンテ」づくり
本章ではストーリーラインづくりについて:イシューの分解とストーリーラインの組み立て
イシュー起点でストーリーを組み立てる事!!

イシューを分解する
意味のある分解とは
多くの場合、イシューは大きな問いなので、いきなり答えを出す事は難しい
答えを出せるサイズ、サブイシューにまで分解する必要がある
イシューの分解は、
・だぶりなく、もれなく
・本質的に意味のある塊で
の2点が重要!
「事業コンセプト」の分解
新規事業コンセプト、を試しに分解すると…?
切り口は大きく二つ
・狙うべき市場ニーズ:どのような市場の塊・ニーズを狙うのか(Where)
・事業モデル:どのような事業の仕組みで価値提供を行い、事業を継続的に成り立たせるか(What&How)
イシューを分解する「型」
事業単位の戦略立案時に使う「where, what, how」型は強力
ただ一番強力なのは「自分の視点を加えた型」をつくる事
型がない時には「逆算」する
常に、「最後に何が欲しいのか」から考えて、必要となる要素を何度も仮想的にシミュレーションする事
イシューを分解する効用
効用は下記二つ
・課題の全体像が見えやすくなる
・サブイシューのうち、取り組む優先順位の高いものが見えやすくなる
分解してそれぞれに仮説を立てる
前章参照

(コラム)
MECEとフレームワーク
サブイシューの洗い出しは、「何がわかればこの意思決定ができるか」という視点で見る

ストーリーラインを組み立てる
分解したイシューの構造と、それぞれの仮説的立場を踏まえて
言いたいことを言うために、どのような順番でサブイシューを並べるのかを考える
典型的なストーリーの流れは以下
1. 必要な問題意識・前提となる知識の共有
2. 鍵となるイシュー、サブイシューの明確化
3. それぞれのサブイシューについての検討結果
4. それらを総合した意味合いの整理
ストーリラインが必要な理由は以下二つ
・イシューとサブイシューについての仮説だけでは、話にならない
・ストーリーの流れによって、以後に必要となる分析の表現方法も変わる
事業コンセプトのストーリー
・問題の構造(狙うべき市場ニーズ、事業モデル)
・狙うべき市場ニーズ(ニーズの広がり、トレンド、自社の強みを生かした狙いどこ)
・事業モデル(モデルの数、収益性と強さでモデルの選択、モデルの成立条件)
・事業コンセプトの方向性(有望なコンセプト、コンセプトのイメージ)
脚本・ネーム作りと似ている
ストーリーラインの役割
ストーリーラインは、決め打ちを意味するものではない
ストーリーラインは、検討が進むたびに書き換えて磨いていくもの
ストーリーラインの2つの型
「whyの並び立て」、「空・雨・傘」
・「whyの並び立て」:理由や具体的なやり方を「並列的に立てる」ことでメッセージをサポート
・「空・雨・傘」:課題の確認→課題の深掘り→結論

仮説ドリブン② ストーリーを絵コンテにする

絵コンテとは何か
最終的に伝えるメッセージが、どうであれば納得するのか
ストーリーラインに沿って前倒しで分析イメージをデザインする→「絵コンテ」づくり
ある意味設計図作りに近い
絵コンテづくりのイメージ
課題→サブイシュー→分析イメージ→分析手法or情報源
と、紙を分割して書くと分かりやすい
「どんなデータが取れそうか」ではなく、「どんな分析結果が欲しいのか」を起点にする

軸を整理する
分析の本質
絵コンテづくりの第一歩は、分析の枠組み作り、つまり軸の整理
軸:分析のタテとヨコ
「分析とは?」→「比較すること」
何を軸に比較をするのか?ということ
定量分析の3つの型
・比較:何らかの共通軸で2つ以上の値を比べる
・構成:全体と部分を比較する
・変化:同じものを時間軸上で比較すること
分析表現の多様さ
定量分析の3パターンのうち、どれを軸のタテヨコに持ってくるか、つまり分析は9種しかない
原因と結果から軸を考える
分析は「原因側」と「結果側」の掛け算で表現される
比較条件が原因側、評価値が結果側
分析の軸を出す方法
条件を書き出していって、関係のあるものを束ねる方法がシンプルですぐできる

イメージを具現化する
数字が入ったイメージをつくる
最終的にどの程度の精度が欲しいか、この段階でイメージする
意味合いを表現する
比べた結果、違いがあるかどうか
理解できる違いは以下
・差がある
・変化がある
・パターンがある

方法を明示する
どうやってデータを取るか
絵コンテづくりは基本は、軸の整理とイメージの具現化で良い
最後、どうやってデータを取るか明示する必要がある
新たなアプローチが生まれるのは、この段階!
「欲しい結果から考える人」にとっては当たり前のこと
ただ、既存手法に一通り馴染むには時間が必要、よく相談すること!

(コラム)
知覚の特徴から見た分析の本質

アウトプットドリブン 実際の分析を進める

アウトプットを生み出すとは
いきなり飛び込まない
描いてたストーリーで最も影響力のあるところから手を付ける
その後は、バリューが同じなら早く終わるものから手を付ける
「答えありき」ではない
自分たちの仮説が正しいと言えることばかり集めてくるのはダメ
本当に正しいかどうかを検証する

トラブルをさばく
2つのトラブル
トラブルはどうしても起きてしまう
トラブルへの予防策の基本は、重大なことにできる限り、ヘッジをかけておくこと
話の肝となる最重要論点は、二重、三重の検証に向けた仕掛けを仕組んでおく
トラブル① 欲しい数字や証明が出ない
・構造化して推定する
・足で稼ぐ
・複数のアプローチから推定する
トラブル② 自分の知識や技では埒が明かない
実験が失敗する、っていうやつ
まず、「人に聞きまくる」こと
それでもわからなかったら、「期限を決めて、すぎたらその手法に見切りをつける」

軽快に答えを出す
いくつもの手法を持つ
いくつもの方法を組み合わせたり、既存の手法に自分なりの視点を加えることで、答えにグッと近づく
回転数とスピードを重視する
「停滞しない」が最重要
毎回、仕事の残りの6割の完成を繰り返すことを狙う→巧遅は拙速に如かず

メッセージドリブン 「伝えるもの」をまとめる

「本質的」「シンプル」を実現する
一気に仕上げる
受け手(賢いが無知)になってもらいたい姿は以下
・意味のある課題を扱っていることを理解してもらう
・最終的なメッセージを理解してもらう
・メッセージに納得して、行動に移してもらう

ストーリーラインを磨き込む
3つの確認プロセス
1. 論理構造を確認する
2. 流れを磨く
3. エレベータテストに備える
プロセス① 論理構造を確認する
話全体の流れを図1つにまとめる
鍵となる新しい概念は、「オリジナルの名前」をつけると良い
プロセス② 流れを磨く
練習する!他の人に聞いてもらうことを含めて!
プロセス③ エレベータテストに備える
エレベータテスト:CEOとエレベータに乗った時、降りるまでに自分のプロジェクトの概要を簡潔に説明できるか
何をどのレベルまで説明すべきか、をチェックする

チャートを磨き込む
優れたチャートと磨き込みのコツ
・イシューに沿ったメッセージがある
・(サポート部分の)タテとヨコの広がりに意味がある
・サポートがメッセージを支えている
コツ① 1チャート・1メッセージを徹底する
10秒でそのチャートを理解できるか?それが1メッセージに絞る理由
どんな説明も一番簡単にしないと、人はわかってくれない
コツ② タテとヨコの比較軸を磨く
軸の選択をフェアにする
軸の順序に意味を持たせる
軸を統合・合成する
軸の切り口を見直す
コツ③ メッセージと分析表現を揃える
差分表現なのか、指数表現なのか
軸の刻みを見直す

(コラム)
「コンプリートワーク」しよう
努力じゃない、結果が全て
結果があるレベルに到達しないと、全てが無駄、むしろマイナス

ちょっとずつ、始めてみよう

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