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New Moon in Libra ,September 2022

今日9月26日、天秤座の場所で新月になりました。
前回8月27日の乙女座新月から始まった流れをリセットし、新しい目的をスタートするタイミングです。
新しい意図をセットするといいでしょう。半年後の天秤座満月を一応のゴールとして、長期計画を始めるのもいいと思います。
ただ、世界や身の回りが激流ですので、焦らないでくださいね。マイペースで行きましょう。

天秤座新月の意味

秋分から3日しか経っていないため、エネルギーは大変強力です。
天体の位置は、秋分とほとんど変わっていません。秋分の日には獅子座の終わりにいた月が、天秤座にやってきて太陽と重なります。

秋分図に観られたように、天秤座と牡羊座(協調性と独立性)、乙女座と魚座(リアリズムとスピリチュアリズム)が、綱引きをするように向かい合い、美しき均衡を試みるような新月です。

新月の真向かいには、牡羊座の木星と魚座の海王星があります。
月の見えない今宵、木星は南東の方角の空高く輝き、月の代わりに地上を照らしています。(海王星は肉眼では見えません)

占星術では木星をベネフィック(幸運の星)と捉えています。
おとぎ話のような表現をすれば、木星=ジュピター(ゼウス)の寛大で豊かで、ポジティブで甘やかなエネルギーが、私たち個々に届けられているのです。
心をオープンにして、蜂蜜のようなエネルギーを受け取ってみてください。

木星は魂の進化を促します。多様な体験、多彩な出会いを通して、私たちの感覚は鋭敏になり、感情は揺さぶられ、意識は拡大することでしょう。
しかし、物事の全体像を把握したり、自分に何が起きているのかを自覚はしにくいかもしれません。

新月部分と調和の角度を取る山羊座の冥王星が、一連の変化の助けになるようです。しかし、それは厳しい試験のようかもしれませんが。

この新月では、「コミュニケーション」と「バランス」が大事です。
天秤座は、風の星座です。同じ風星座の双子座には火星が入り、コミュニケーションを活気づけています。人脈も広がりそうですし、魂のご縁が深い人との出会いもありそうです。
もうひとつの風星座・水瓶座には土星。SNSやオンラインを通じて会話が交わされ、議論が盛り上がるでしょう。
あいにく双子座のルーラー水星が逆行しているため、コミュニケーションは齟齬が起きやすいですが、水星が逆行を終える10月2日以降はトラブルは激減すると思います。

天秤座のシンボルの天秤は、天秤座の性質が公平さを愛することを示しています。
タロットカードの「正義」には、天秤を持った女性が描かれています。聖書は4つの美徳(正義、強さ、節制、知恵)のうちに正義を挙げています。
つまり「正義」とは美徳であり、「人として正しく公正である」という意味。この天秤は、他者を計るものではなく、自分の内面を計るものでした。

天秤座のエネルギーも、自分の中のバランスを取ることに向けられます。
あなたの毎日の生活で不均衡や不公平を感じることがあれば、それをバランスさせることに集中してみてください。
バランスが欠けている理由はなんなのか。どうしたら、そのアンバランスを是正できるのか。すぐに答えが出なくてもいいと思います。
ひとつずつ、じっくりと葉の裏を返すように見つめてみましょう。

秋分図と同じく、カイト(凧型)も形成されています。水星と金星を頂点に、海王星が軸となるカイトは、インスピレーションが豊かでクリエイティブなエネルギーをもたらすでしょう。
しかし、金星以外は逆行しているカイトなので、悩みやすくジレンマもあると思います。

乙女座金星と天秤座

今日の新月は、太陽、月、金星、水星が一塊になっています。
太陽と月は天秤座の初めの方にあり、水星と金星は乙女座の終わりのほうにあります。
天秤座の始まりのフレッシュなエネルギーと、乙女座の終わりの成熟したエネルギーが同時にあるわけです。
乙女座の終わりのほうは、反対側の魚座のスピリチュアルなエネルギーが影響してかなり敏感です。

天秤座のルーラー金星は、新月の時点では乙女座25度にあり、乙女座国での活動をまもなく終え、ホームグラウンドの天秤座へ向かう直前です。(金星は29日に天秤座に移宮)
金星のサビアンシンボルは「香炉をもって、祭壇のそばにいる神父の侍者を務める少年」
新しい進化を求めて、見知らぬ世界(組織)へ参入していくという意味があります。宗教的なイメージが強いのは、対極の魚座のエネルギーが流入しているからですね。

乙女座と言えば完璧主義ですので、金星も乙女座にいる間に完璧な仕事をします。やりかけたことを終わらせ、不要なものを手放します。
金星が乙女座にいる間は、モノの断捨離にもいい時ですし、人間関係の見直しにも最適な時だと思います。
愛着あるモノや人間関係はなかなか手放せないものですが、金星が目指しているのは次の天秤座の世界ですので、結構ズバッと切ってくれそうです。

天秤座新月のサビアンシンボルは、「新しい日の夜明け、すべてが変わった」
心機一転。状況が変わったので、生き方を変えなくてはいけなくなった、というような意味があります。
人それぞれに成長の段階がありますが、意識変化が起き、精神的成長をするということではないでしょうか。
思いもよらない方向へと導かれる可能性もあるでしょう。
たとえば、語学留学した国に一生暮らすようになるとか、急に家業を継ぐことになったというような、予定になかった大変化もあるかもです。

これまで護り護られていた愛着ある衣を脱ぎ捨てて、新しいけれど馴染んでいない上着に袖を通して、見たこともない世界へ一歩踏み出すときなのでしょう。混乱しやすいですが、揺れ動く感情をしっかりと抱きしめて進んでいきましょう。

日本の新月図(国の運気)

新月の影響は約1カ月ですが、次の満月(10月10日)からは弱まって行きます。
秋分図と星の位置は(月以外)変わりませんが、ハウスが変わっているので見てみます。

太陽(政府)と月(国民)は12ハウス天秤座にあり、6ハウス牡羊座の木星とオポジションになり、4ハウス山羊座の冥王星とトラインになっています。
4ハウスは国土、6ハウスは医療衛生、労働、軍隊、12ハウスは隠れた場所(密室、病院、刑務所)を指します。

日本は、アセンダント(物事の始まり)が天秤座。ルーラーの金星は12ハウス乙女座にあります。
12ハウスに太陽、月、水星(逆行中)、金星が密になっていますねぇ。
身近な天体であるこれらが、12ハウス(密室、病院など)の外からは見えにくい場所に入るので、密かに何かが進行する感じです。
12ハウスの天体は、まるで密使のようです。

そういえば、明日の国葬を控えて、今日は弔問外交が繰り広げられているそうです。新月のエネルギーにぴったりではありますね。

12ハウスの密使たちは、6ハウスの木星、海王星とオポジション。
海王星は本来は12ハウスのルーラーであり、水星は6ハウスルーラーでもあるので、水星と海王星はミューチュアルレセプション同様にエネルギー交流がスムーズです。

6ハウスと12ハウスの組み合わせは、2021年以降、何度も目にしてきたように思います。
これまでは、コ*ナによる医療衛生の問題、またそれに付随して在宅勤務、リモートワークという労働環境の変化(派遣切りやリストラ)が主でした。

今回の6ハウス12ハウスをポジティブに考えれば、効果的なコ*ナ対策が考えられ、感染者が減少する。あるいは新しい仕事が見つかる。求人が増える。就職活動に追い風が吹くなどでしょうか。
ネガティブに考えれば、水星は肺機能、海王星はウイルスを表すので、再び感染者数が増える。コ*ナ倒産や失職者が増える。ほかに医療問題が起きるなどが考えられます。

10月11日から入国緩和になり、外国人旅行客が増える見込み。また、全国旅行割(GOTO トラベル)も11日から始まるようですね。
また、感染拡大したと騒ぎにならないと良いですが・・・
インボー論的に考えれば、それも狙いかもしれませんよね(苦笑)たくさん買い付けてしまったワク〇〇が余って困っているらしいので。

ただ、3ハウス(国内旅行)には天体が入っていません。秋分図は3ハウスに冥王星(プラシーダスシステムでは2ハウス)と土星が入っていました。
全国旅行割はあまり人気がないかも。紅葉の季節は利用が多いかな?

今回は、6ハウスに軍事(防衛)が追加されそう。周辺国の緊張状態によりますが。
外交を意味する7ハウスは、主要な天体は入っていませんが、不和の女神エリスが4ハウス冥王星とスクエアです。
太陽と冥王星はトラインですが、12ハウスに太陽があるとき、7ハウスの諸外国からも「日本は何を考えているのかわからない」「何をやっているんだ」という風に見られがちです。

政府の部屋である10ハウスには天体が入っておらず、カスプルーラーの月も12ハウス。やはり御隠れモードです。
これが個人のトランシットのソーラーリターン図だったなら、入院とか拘置とか引退を暗示しますが、まるで国全体が喪に服しているような・・・。
確かに最近のキッシーは、日本国民に対してはやる気が感じられない。国葬についても説明したくないんだろうなぁ。

明日は、首都圏はテロ防止のために厳重警備になるようですので、都内への不要不急の外出は避けたほうが無難。
首都圏は、ロックダウンみたいな感じですね。

7ハウス(外交)のカスプルーラー火星は、9ハウス(外国、貿易、宗教)双子座にあり、12ハウス乙女座の金星、水星とスクエア。6ハウス魚座海王星ともスクエアで、柔軟宮のTスクエアを形成しています。
火星は、4ハウス終わりにいる水瓶座土星とはタイトなトライン。
柔軟宮のTスクエアは不安定さが出ますが、土星の抑えが効いていれば変なことにはならないと思います。

ですが、土星と天王星のスクエアがオーブ0.41度ほどに詰まっており、危険度が増しています。
土星と天王星は、太陽と月に対してセスキコードレートになるため、トールハンマーを形成します。

4ハウスにいる冥王星は、国内の異変を予測させます。
冥王星は、8ハウス牡牛座にいる凶星アルゴルとパータイルでとトライン。アルゴルは、6ハウス海王星とはセキスタイル。

アルゴルは、「食屍鬼」(グール)という意味で、破壊のエネルギーを持つ星です。自然災害などが起きてもおかしくない感じです。
エネルギーは事前に流れているので、先日の静岡県の豪雨被害かもしれませんし、今後別の何かが起きる可能性もあります。

なぜか、私のtweetの画像はいつも非表示になる(苦笑)

8ハウス(税金、証券、社会保障、国際金融)の天王星は、お金を意味する金星、トレーダーの意味もある水星とトライン。
冥王星と金星もトラインです。冥王星は、財政の2ハウスカスプルーラーですので、日本の経済や国民のお財布事情を表している感じかな。
2ハウス自体には天体が入っていないので、普通に働いても実入りは少なく出る方が多い。物価も上がるし。
税金の使われ方や円安のリスクも・・・・

まとめ

今回の新月は、日本全体にとっては表には見えないところで何が進む感じです。私たちの心の中も見えない場所なので、一人一人の考え、心境にも変化が起きるでしょう。気がついたら、まったく変わっていたということもありそうです。
6ハウス12ハウスが強調されているので、働き方や、大きくとらえて生き方を考える内省的な新月になると思います。
体調を崩したり、病気に繋がりやすいアスペクトでもあるので、疲れやストレスを溜めないように。心が和らぐような曲を聴いたり、美しいものを見たりして、なるべくリラックスしてお過ごしください。

今夜は、ジュピターの大きな愛のギフトを受け取って(イメージして)、幸せな気持ちを先取りしましょう。素敵な新月になりますように。

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